人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

発声ということ

2008-12-20 07:07:47 | 音楽
ゴルフの本は本当にたくさんある。実際マスターするのは難しい。基本を積み重ね
るしかない。

発声の本は少ない。学生時代に読んだのは沢崎定之先生の本だった。本で教えられ
るものではないかもしれない。いい先生に個人レッスンを受けるのが近道だろう。
(ゴルフも発声も筋肉の使い方の問題かしらん。変に自己判断しないで、いい先生
の言うことを聞く素直さが大切だ。何事も素直さがなければ成長しない。)


以前ご紹介した松尾篤興先生(洗足学園名誉教授、二期会)のブログ
SanPino Blog[←クリック]
は発声のことがかなり具体的に書かれておりインタレスティングだ。

歌唱
[←クリック] の項目では「アクートの模範例」が解説付きで紹介されている。


この中のカップチッリの「プロバンスの海と陸」は絶品だ。オーバーなものではな
いのに、じわ~っと「父親の想い」が伝わってくる。むろん発声がいいのだが、そ
れを感じさせない歌唱である。「イ」の縦開きはスバラシイ!

マリオ・デル・モナコもむろん一聴惹きつけられる。デル・モナコのような人は
五十年に一人しか現れないだろう。


話は戻って、本当に発声は難しい。他人(ひと)の発声のよしあしは分かるとして
も自分がいい発声をできるとは全然限らない。いい発声をするにはいい耳を持つこ
とが必須であるが、いい耳を持つことはいい発声をするための必要条件であっても
十分条件ではないのである。



松尾先生、時々病院へ通われているようですが、くれぐれもご自愛ください。
(これって松尾先生のブログにコメントすべきかしらん。)


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詳しくは「楽しい倫敦」さんがレポートしてくださるでしょう。下記をクリック願いたい。
楽しい倫敦



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2 コメント

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acute(?) (koe no shimobe)
2008-12-21 20:20:18
今回のテーマであるアクートですが音域的にはFやFisの上の二点G~三点Cの高音域をいかに中音域とのギアチェンジが分からないようにまさに篤姫の「女の一本道」ではないですが、「声の響きの一本道」を習得することがある程度難しいため、このアクートの音域をいかに輝かしく美しく歌うのが特にテノールと称する人達の本領で、高音になると急に詰まったような声は良くない声と私は教わってきました。確かにこのような高音になると上に抜けずにのどの奥に中音域の声とは別ものの引っ籠った声(「だんご声」)のテノール歌手は昔はいた(それが正しいと思っていた時代があった)ように思いますが、最近聴いたことがありませんでした。
でも、いましたね。あの紅白歌合戦に今年も出るあの人です。
以前からコーラスや歌をやっている方たちから「私はあの人はうまいと思えないのだが、うまいのですか?、あの詰まったような声の発声は正しいのですか?」ときかれ、私は「私も人のことをあれこれ言える身分ではありませんが、あれは冗談のような発声だと思います。」と答えているのですが、私が間違っているのでしょうかね~。教えて頂ければ幸いです。
私は声楽をやっていない人が声楽のいい声がああいうものだと誤解されるのが残念でなりません。
返信する
Unknown (katsura1125)
2008-12-22 19:56:24
デル・モナコはたしかにすごいですが、(素人
が)できないことを真似しようとするのは危険
ですよね~。

松尾先生もたしか書いておられたと思います
が、高い声を出すとかボリュームを求める以前
にまずは「中音」を正しい腹式呼吸、発声で響
かせることが大切なんでしょうね~。

おっしゃるように、またよく言われるように、
高音はファルセットと実声の混じったような感
じが理想なのかもしれません。

ゴルフと同様「これだっ」と分かっても(むろ
んそんなレベルには達しているわけではないの
ですが)、言葉で説明するのは難しいものです
よね~。
返信する

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