一般に、本は、出版社の編集者が売れそうなタイトルを付けることが
多いのではないかしらん。--私などは、抑えたタイトルの方が価値
が高まるのではないかしらん、と思ってしまうのだが。
武藤氏の近著『文在寅(ムンジェイン)という厄災』は、タイトルこ
そ過激だが、この2年間の韓国問題の、事実に基づいた、丁寧な分析
というか「時事解説」の書である(NHKの「時事公論」の類?)。
単純な「韓国人のここが嫌い」というような、ステロタイプの「嫌韓」
の本ではない。
著者曰く、「やみくもな『嫌韓』はかえって革新陣営(注;文在寅)
の思うツボだ」。
武藤正敏氏は元在韓国特命全権大使である。平成24(2012)年退官。
現在は韓国問題評論家といったところかしらん。最近、盛んにテレビ
のワイドショーに呼ばれている。
私のような「普通の人」は、ワイドショーの内容などすぐに忘れてし
まいがちだ。
そもそも「慰安婦問題」の「慰安婦」はなんとなく分かるが、「徴用
工問題」の「徴用工」がピンと来ない。
その程度の「普通の人」には必読書(!)と言えるかもしれない。
私なりに整理してみると・・・・・・
2017/5 文在寅大統領選挙当選
2018/4 南北首脳会談(板門店の韓国側)
2007/10廬武鉉(ノムヒョン)/金正日会談より11年ぶり
2018/5 南北首脳会談(板門店の北朝鮮側)
2018/6 米朝会談(シンガポール)
2018/9 南北首脳会談(平壌/共同宣言)
2018/12 韓国海軍レーダー照射事件
2019/2 米朝会談(ハノイ) 物別れ(も・の・わ・か・れ?)
2019/7 日本、韓国向け「輸出管理強化」
個人的意見だが、米国にはかねて事前説明、根回し済みかな?
(文在寅の「任期」はあと3年だが、はたして「人気」や如何?)
文在寅は言行不一致?--「文在寅政権の五つの特徴」の内の「(2)
二枚舌」(本書p25)
人権派弁護士出身の文在寅は北朝鮮の「人権」をどう考えるのか?
(注)文在寅(1953年生、66歳)は、自殺した廬武鉉(ノムヒョン、
1946-2009、63歳没→こちら)の側近だった。
以下は私の個人的意見だが・・・・・・
日本のマスコミの論調も、今回はさすがに「日本から歩み寄れ」とい
うものはない?朝日新聞くらい?(8/3付朝日新聞社説)
日本も「条約で解決済み」だけではなく、もう少し具体的に「日韓請
求権並びに経済協力協定」第2条で解決済みということを主張した方
がいい?→こちら。
米国等国際世論には十分説明済み?(→こちら)
『文在寅という厄災』(2019/7初版)、『日韓対立の真相』(2015/5初版)
これこそ嘘つき民族の典型ですよwww