人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

武藤正敏『文在寅という厄災』(悟空出版)

2019-08-17 05:00:00 | 読書

一般に、本は、出版社の編集者が売れそうなタイトルを付けることが
多いのではないかしらん。--私などは、抑えたタイトルの方が価値
が高まるのではないかしらん、と思ってしまうのだが。


武藤氏の近著『文在寅(ムンジェイン)という厄災』は、タイトルこ
そ過激だが、この2年間の韓国問題の、事実に基づいた、丁寧な分析
というか「時事解説」の書である(NHKの「時事公論」の類?)。

単純な「韓国人のここが嫌い」というような、ステロタイプの「嫌韓」
の本ではない。
著者曰く、「やみくもな『嫌韓』はかえって革新陣営(注;文在寅)
の思うツボだ」。


武藤正敏氏は元在韓国特命全権大使である。平成24(2012)年退官。
現在は韓国問題評論家といったところかしらん。最近、盛んにテレビ
のワイドショーに呼ばれている。


私のような「普通の人」は、ワイドショーの内容などすぐに忘れてし
まいがちだ。

そもそも「慰安婦問題」の「慰安婦」はなんとなく分かるが、「徴用
工問題」の「徴用工」がピンと来ない。

その程度の「普通の人」には必読書(!)と言えるかもしれない。


私なりに整理してみると・・・・・・
2017/5 文在寅大統領選挙当選

2018/4 南北首脳会談(板門店の韓国側) 
    2007/10廬武鉉(ノムヒョン)/金正日会談より11年ぶり
2018/5 南北首脳会談(板門店の北朝鮮側)
2018/6 米朝会談(シンガポール)
2018/9 南北首脳会談(平壌/共同宣言)
2018/12 韓国海軍レーダー照射事件
2019/2 米朝会談(ハノイ) 物別れ(も・の・わ・か・れ?)

2019/7 日本、韓国向け「輸出管理強化」
    個人的意見だが、米国にはかねて事前説明、根回し済みかな?

(文在寅の「任期」はあと3年だが、はたして「人気」や如何?)



文在寅は言行不一致?--「文在寅政権の五つの特徴」の内の「(2)
二枚舌」(本書p25)

人権派弁護士出身の文在寅は北朝鮮の「人権」をどう考えるのか?

(注)文在寅(1953年生、66歳)は、自殺した廬武鉉(ノムヒョン、
1946-2009、63歳没→こちら)の側近だった。


以下は私の個人的意見だが・・・・・・
日本のマスコミの論調も、今回はさすがに「日本から歩み寄れ」とい
うものはない?朝日新聞くらい?(8/3付朝日新聞社説)


日本も「条約で解決済み」だけではなく、もう少し具体的に「日韓請
求権並びに経済協力協定」第2条で解決済みということを主張した方
がいい?→こちら

米国等国際世論には十分説明済み?(→こちら


『文在寅という厄災』(2019/7初版)、『日韓対立の真相』(2015/5初版)


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1 コメント

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韓国=厚顔無恥 (韓国嫌い)
2021-01-14 20:23:06
http://blog.goo.ne.jp/zetneo
これこそ嘘つき民族の典型ですよwww
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