人生ブンダバー

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2/15 125周年記念 93rd関西学院グリークラブリサイタル

2025-02-19 05:00:00 | 音楽

2月15日(土)、午前中の用事を済ませ、午後2時より125周年記
念93rd関西学院グリークラブリサイタル東京公演を聴く(於紀尾
井ホール)。

関学グリーの東京公演は5年ぶりだという。前回はなぜか聴きそ
びれてしまった。

<プログラム>
A SONG FOR KWANSEI
1.ラインベルガー男声合唱曲「夕べの歌」ほか
 作曲:J.G.ラインベルガー 指揮:本山秀毅
2.男声合唱曲「富士山」(現役・OB合同ステージ)
 作詩:草野心平 作曲:多田武彦 指揮:広瀬康夫
3.Barbershop Showtime!  "A Beatles Celebration"
 指揮:広瀬康夫
4.男声合唱のための「二つのMONOGATARI」
 編・作曲:千原英喜 指揮:広瀬康夫 


今回、東京公演は、すべてア・カペラのステージ。
客席はほとんど満員。空席はいくつか、数えられるほどだ。
緞帳がないので、メンバーの入退場に拍手が起きる。

A SONG FOR KWANSEI(オンステ人数29+1)
人数がやや少ないのはコロナの影響??

1.ラインベルガー男声合唱曲「夕べの歌」ほか(30)
ラインベルガーは1839年の生まれ(没年は1901年)。1830年代
生まれには、大きな意味のロマン派の、ブラームス(1833)、サ
ン=サーンス(1835)、ビゼー(1838)、ブルッフ(1838)、
ムソルグスキー(1839)などがいる。チャイコフスキーは1歳年
少だ。ラインベルガーはどちらかというと保守的な人だったよう
だ。

本山さんは比較的長身。短めの指揮棒。膝はほとんど使わない、
背筋をまっすぐにした、オーソドックスな指揮ぶり。前半は2列
に並び、世俗的な曲。後半は1列に広がって、宗教的な曲。ミュ
ンヘン風というかウィーン風というか、softな子音によるドイツ
語とラテン語。呼吸法のしっかりしたハーモニーを聴かせてくれ
た。 


2.男声合唱曲「富士山」(現役・OB合同ステージ)(88?)
このステージでは、現役、OBが入り混じり、ステージ左右から
の入場。「富士山」は関学のレパートリーの一つだろう。北村
先生の時代から受け継がれている。
広瀬さんは下手より足早に登場。指揮棒なし、暗譜の指揮。
この曲はペース配分が難しい。後半に「余力」を残しておかな
ければならない。
90人ほどの大合唱でも、「死者」や「かえって」など、子音と
母音、撥音、パートの音色がいつもながらそろってキレイだ。
(一般に、子音にも強弱がある)。

終曲では大きなデュナーミクで、今回は思った以上にスケール
大きく盛り上がり、まことに感動的だった。
会場からは大きなブラボーが飛ぶ。


3.Barbershop Showtime!  "A Beatles Celebration"(30)
紺色のブレザーに着替え、ノーネクタイのステージ。バーバー
ショップのステージも、いまや関学グリーのレパートリーだ。
曲に合わせて、動き回るスタイルもまったく板についている。
見ていて気づいたが、手の動きは(日本人には)なかなか難しい
最後は広瀬さんも客席を向いてfine。
と思ったら、アンコール的にもう一曲。ラストは全員がステー
ジに広がって終わった。
客席のノリがいま一歩だったのは東京のせい?(笑)。


4.男声合唱のための「二つのMONOGATARI」(30)
125周年記念の委嘱作品。1曲目は「平家物語」の壇ノ浦合戦。
2曲目は「今昔物語」より「こうして彼は菩薩になった」、と
いう二つの物語だ。とくに2曲目は初演のステージ。
広瀬さんはここでも暗譜の指揮。
1曲目出だしは口上のように「時こそ来たれ、源平両軍、舟出し
て・・・・・・」と始まる。
2曲目は全員が座り込んで始り、立ち上がって揺れながら動き回
る(このあたりは楽譜の指定があるのかしらん、と聴きながら
考える)。

初めて聴く、知らない歌詞なので、途中からプログラムを見つつ
(初演は演奏する方も聴く方も難しい)

30人でやり切ったchallengingなステージだった。

演奏後、作曲家千原さんの紹介に、千原さんは大きな拍手で応え
ていた。

アンコールは、本山さんによる柔らかな合唱(ドイツ語)。
広瀬さんによるゆっくりした英語の合唱。
最後は広瀬さんも加わり、学生指揮者による、現役OB合同90人
規模の伝統的な「ウ・ボイ」。--一糸乱れず見事!だった。

演奏前、演奏後は客席に正対し、演奏始める前に指揮者を向く、「関学スタイ
ル」が徹底していた。


なお、いつもながら関学OBのMさんにはチケット手配でお世話
になった。感謝!です。


<プログラム上のメンバー数>

  T1 T2 B1 B2
4   0   2   3   3   8
3   2   2   0   2   6
2   3   2   2   2   9
1   2   1   4   5 12
  7   7  9 12 35
OB 24 19 20 24 87

*現役、OBとも東京公演のオンステ数は上記より少ない。



演奏会プログラム(表紙)


演奏会チラシ






12:17 あざみ野駅改札口


12:23 あざみ野


13:04 永田町から丸ノ内線へ


13:09 四ツ谷着


13:12 高層ビルは「コモレモール」


13:14 ソフィア通り


13:15


13:17 上智大学


13:20 尾張名古屋藩屋敷跡


13:20


13:21 紀尾井ホール前


13:22 既に開場


13:23


13:32


13:48 花束等受付  CD、DVD販売中


13:48 紀尾井ホール30周年


14:41 休憩へ


14:42 2階 Bar Cornerへ


14:43


14:44 ジンジャエールがなく、やむなく(?)白ワイン


14:48 ワグネルOBと談笑


16:04 お開き


16:05 クロークに並ぶ。


16:06


16:09


16:11 ソフィア通り帰路


16:14 四谷三丁目方向


16:15 四ツ谷駅


16:17


16:22 丸ノ内線


16:25 赤坂見附で半蔵門線へ


16:56 多摩川を渡る。


17:08 あざみ野に戻る。


 --------------------------------



Memo
<午前>
家内とおばあちゃんを東急百貨店たまプラーザまで送る。


9:29


9:55 東急百貨店たまプラーザ前


9:58 城南信用金庫たまプラーザ支店


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2 コメント

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Unknown (関学OBのMより)
2025-02-19 10:15:20
早速、拝見させていただきました。わが後輩(&OB)たちの東京公演にお運びいただき、有難うございました。少人数(30人)だったようなので、どんな「🎵音楽🎵」を披露してくけるか?心配でしたが、、、Katsuraさんはじめ、聴いていただいた皆様の評判も良くて一安心しています。ありかどうございました。
返信する
Unknown (katsura1125)
2025-02-19 13:32:03
>関学OBのMより さんへ
>早速、拝見させていただきました。... への返信
早速のコメントを有難うございます。
本文には書きませんでしたが、「ユニゾン」部分ではピッチが一つにそろって、すばらしいユニゾン(!)でした。皆さん耳のトレーニングもされているのでしょう。。
返信する

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