本書は『僕はいかにして指揮者になったのか』(新潮文庫)、『僕が大人に
なったら』(PHP文庫)に次ぐ、佐渡裕さん三冊目の著書である。
やはりプロでなければ話せない話があっておもしろい。
○楽譜は建築でいえば「設計図」
○20代はバーンスタインの音、小澤征爾の音、カラヤンの音を勉強
○秘訣は早く楽団の主を見つけ出すこと
○音に酔ってしまうといい音はつくれない
○ライバルを楽しむ二人の巨匠--カラヤンとバーンスタイン
○ヨーロッパと日本のオーケストラ
○ベートーヴェン「第九」の第1楽章~第4楽章
第5章 音楽という贈り物
終章 新たな挑戦
では、「今後の佐渡裕」が語られる。
佐渡裕は、今年、トーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任する。
このオーケストラは、オーストリアのニーダーエースターライヒ州に所属
するオーケストラで、州都ザンクト・ペルテン、グラフェネッグ、ウィー
ンの三都市が拠点だという。定期演奏会は、主に金曜と日曜にウィーン
楽友教会の大ホールで開催し、土曜にザンクト・ペルテンで行うそうだ。
そのうち、佐渡さんを聴きに行く、追っ掛けツアーができるだろう。
佐渡さんは、新日本フィルの「第九」を聴いたことがある。意外とバランス
ある演奏ではなかったかしらん。
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