人生ブンダバー

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『昭和史探訪 1昭和初期』

2020-02-14 05:00:00 | 近現代史

「現代史は歴史ではない」とは誰の言葉だったかしらん。
本書『昭和史探訪』は、当事者またはその周辺にいた人たちの「証
言」である。

いずれも年配の人たちなので、多少の思い込みや思い違いや誇張が
あるかもしれないし、立場の違いによって物事の評価が異なるかも
しれないが、昭和の同時代史的読み物としてはおもしろい。



<目次>
1.苦闘の歴史「婦選運動」      市川房枝(1893-1981)
2.闘争する理論「福本イズム」    福本和夫(1894-1983)
3.敗戦への原点「東方会議」(1927) 森 喬
4.無産政党苦戦「第一回普選」    藤森成吉
5.「治安維持法」批判        青木英五郎
6.昭和の幕あけ「恐慌前夜」     岡田益吉
7.未熟児誕生「創立期共産党」    荒畑寒村(1887-1981)
8.「金解禁」始末          高橋亀吉(1891-1977)
9.「ロンドン軍縮会議」楽屋話    山形 清
10.ファシズムへの引き金「農村の窮乏」渡辺勘吉
11.命名者の見た「血盟団」      木内曾益
12.「満州事変」の立会人       武内文彬


上記ではとくに3.敗戦への原点「東方会議」、12.「満州事変」の立会
人が興味深い。




三國一朗 井田麟太郎編『昭和史探訪』(角川文庫、S60/9)
単行本は、S49番町書房刊(50年近く前?)。

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首相が「意味のない質問だよ」と「ヤジ」。
辻元氏が(子どものケンカのように)
「あ、今なんて言った。『意味のない質問だよ』って言ったよね」
「意味のない質問だよ」は、言論封殺?民主主義の危機?
それともヤジはあくまでヤジ?


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