10月14日(土)、東響川崎定期を聴く(於ミューザ川崎)。
J.ノットの登場--ドビュッシーとヤナーチェクの大曲だ。
ヤナーチェクは1854年モラヴィア生まれ(1928年没)。ドビュッ
シーは1862年生まれ(1918年没)。
二人はほぼG.マーラー(1860-1911。モラヴィア生まれ)と同世
代だ!
マーラーが交響曲、歌曲へ進んだのに対し、ヤナーチェクは、オ
ペラ、管弦楽、合唱曲(男声合唱多し)等々、ドビュッシーは、
ピアノ曲、管弦楽曲、オペラ等々の作品を残した。
<プログラム>
1.ドビュッシー/ノット編
交響的組曲「ペレアスとメリザンド」
--休憩--
2.ヤナーチェク グラゴル・ミサ
Sop.:K.クネジコヴァ
Mez.:S.イラーニ
Ten.:M.ヴィギリウス
Bass:J.マルティニーク
東響コーラス(合唱指揮:冨平恭平)
コンサートマスター:小林壱成
いつもながらつたないコメントを少々。
1.ドビュッシー/ノット編
交響的組曲「ペレアスとメリザンド」
ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」は20年近く前にたまた
ま5階立見席でスカラ座で聴いた(→こちら)。上に上がってくる
音がまことによかった。
今回演奏された作品は、ノットが歌劇「ペレアスとメリザンド」
を「交響曲的組曲」に編曲したものだ(2020年、スイスロマン
ド管弦楽団で初演)。
オケが待ち構える中、ノットは自然体で登場。正面とやや右座席
におじぎ(何か意味があったのかしらん)。
弦楽五部は16-8-10-12-15かしらん、対向配置。
木管の首席は、オーボエ荒木?、フルート竹山、クラリネット吉
野、ファゴット福井の各氏。キーとなるイングリッシュホルンに
最上氏だ。
低弦による、まことにソフトな出だし。ノットもソフトな指揮ぶ
りだ。管楽器の3列目(金管)はしばらくお休みだ。音楽は一種
の「無限旋律」といえばいいのかしらん、終結しないで、どんど
んつながっていく。時として弦楽合奏のみとなる。
ノットは、いつもながら両足を開き気味に指揮台の上をフルに使
っての指揮。客席では頭が下に気持ちよく垂れている人が散見さ
れる。終盤に、ティンパニを含め多くの奏者が参加するfが出現。
カーテンコールでは、はたしてイングリッシュホルンを真っ先に
立たせた。次いで、オーボエ、トランぺットとホルン、ハープ等
々。
--休憩--
休憩中、「クラシック研究会」のNさんとバッタリ。ブロムシュ
テットがキャンセルになったので、急遽聴きに来たという。
しばらくの間、音楽談義。
2.ヤナーチェク グラゴル・ミサ (→ご参考:こちら)
先に書いたが、ヤナーチェクはモラヴィア地方(現在のチェコ東
部)の出身だ。
この曲を聴くのは初めてだ。予備知識も持たなかったが、要はグ
ラゴル文字(古代教会スラヴ語の)による典礼文のミサ曲だ。大
きくいえば、19世紀後半の汎スラヴ主義から生まれたものだとい
う。
横道にそれるが、小澤征爾は振ったことがあるのかしらん。--
ありそうだが。
東響コーラスはP席に陣取り、Sop.33、Ten.17、Bass19、Alt.40、
合計109人。全員暗譜なのにはそれだけで感心する。
「東響コーラスは、このヤナーチェクを東響と一緒にやる時期が今まさに来た
というわけです」(J.ノット)
ソリストはいずれも長身。ノットが小柄に見える。中でもBassの
マルティニーク(チェコ)は、190cmを超え、110kgはあるので
はないかしらん。Sop.クネジコヴァもチェコの出身、ややドラマ
ティコ。
弦楽五部は、前ステージ同様16型だ。
ミサ曲といえば、モーツアルト、フォーレなどによるものが浮か
ぶが、この曲は、それらより力強く、祝祭的な感じがするものだ。
金管、ティンパニ(途中3台にも)も大活躍。終盤はオルガンソ
ロの「大音声」。
興味本位にチラとスコアをネットで見たが、譜読みも難しく、指
揮も難しそう(それぞれが楽譜にある音をリズムどおり出せばい
いだけ、と言っちゃあオシマイ?)。
4人のソリスト、合唱も見事に歌い切り、終わると何回ものブラ
ボーが飛んだ。
ノットはいつものことながら、誰もいなくなったステージに登場、
熱狂的な声援に応えていた。
11:44 もう秋 ハナミズキ
11:44 ドウダンツツジも紅葉
11:54 いつも並んでいる。
11:58 あざみ野
12:01
12:39
12:43 JR横浜
12:49
12:59
13:01
13:04
13:26
13:28
13:30
13:32
13:34
15:58
15:59
16:00
16:00
16:01
16:03
16:03
16:09
16:12
16:22
16:28
16:57 あざみ野に戻る。
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