人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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フロイト『人はなぜ戦争をするのか』(光文社文庫)

2009-06-05 05:10:35 | 読書
20世紀に大きな影響を与えた人物であるマルクスもフロイトも(たまたまかどうか
はひとまずおくとして。)ユダヤ人である。 (--ロシア革命のレーニンもトロ
ツキーも同様だ。このあたりから「ユダヤ陰謀論」という荒唐無稽な話が出てくる。)

フロイトの精神分析学は、戦後の日本文学にも影響を与えている。私が読んだ中で
も三島由紀夫、遠藤周作にその影を観ることができる。


本書は、なぜ戦争がなくならないのかを精神分析学の観点から考察したものであ
る。(どうあるべきかという規範の話ではありません。)

一方、フロイトには(学術的に)大きな批判があることも知っておきたい。

日下公人『人間はなぜ戦争をするのか』(知的生きかた文庫)も同様の書である。


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