人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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半藤一利さんを偲んで

2021-01-16 05:00:00 | 近現代史

1月12日、半藤一利さんが亡くなった(Wikipedia参照→こちら)。
90歳だった。

半藤さんは、私とは20歳違い。
元々は文藝春秋社の編集者、編集長だったが、昭和史(--とく
に戦前の昭和史)に関する著作が多かった。そのため、私も半藤
さんの本をかなり読んできた。今の若い人は読まないかもしれな
い。

試みに半藤さんの(私の)著作ベスト3を挙げてみる。
1.『歴史探偵昭和史をゆく』(PHP文庫)
2.『それからの海舟』(ちくま文庫)
3.『ソ連が満洲に侵攻した夏』(文春文庫)
(1年後はまた違うかな[笑])。

1では、「第十一話 二つの日記--永井荷風と伊藤整」がおもし
ろい。

2は、江戸城無血開城を成し遂げた後の勝海舟を追った作品。
余談だが、勝海舟と福澤(諭吉)先生はウマが合わなかった。海
舟が亡くなったのは明治32(1899)年1月19日、75歳。福澤諭吉
が亡くなったのは明治34年2月3日、66歳だ。

3は、ソ連が日ソ中立条約を破って、満洲に侵攻した「夏」を記録
している。昭和20(1945)年9月2日、有名なスターリンのラジオ
演説も取り上げている(p342。小泉信三もこれはおかしいと)。



半藤さんの著書(の一部)


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