人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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『「文藝春秋」にみる昭和史』

2025-01-17 05:00:00 | 読書

繰返しになるが)今年は「昭和100年」だ。


昭和末期(昭和63年)、『「文藝春秋」にみる昭和史』として、
全3巻が発行された。
「文藝春秋創業65周年・菊池寛生誕100年記念」であった。

<「文藝春秋」誌上を飾った時代の一級証言から精選・再編集>
とある。


当時の「世相」を知る「史料」として読むことができるのではな
いかしらん。


読み直しておもしろかったのは・・・・・・
昭和6年 満蒙と我が特殊権益座談会
 満洲事変前夜に行われた座談会。参謀本部建川美次陸軍少将、政友会代議士
 森恪、民政党代議士中野正剛が「強硬論」を吐いている。

昭和12年 日支両国青年座談会
 7月7日盧溝橋事件から四日後の11日に、北平(北京)某所で行われた日本人
 (5人)と中国人(4人)の青年座談会。

昭和12年 通州の日本人大虐殺 安藤利男(同盟通信特派員/
S30.8)
 7月29日、北京東方30kmの通州で、親日的とみられていた冀東軍(保安隊)
 が反逆し、日本居留民を襲撃するという事件が起きた。その真因は戦後まで
 秘せられていたが、日本軍の冀東軍に対する誤爆撃によるものだった。この
 事件が戦争拡大の重大な契機となったことは、たしかな事実であった。
当時の日本人の多数は盧溝橋事件、通州事件によって「暴支膺
」のスローガンに結集していった?


昭和21年 戦歿学徒に告ぐ 南原繁
 当時の東大総長の弔意と決意は、敗戦直後の日本人の心情を代表していた。

昭和31年 第三十四回芥川龍之介賞決定発表--「太陽の季節」
 戦後世代の最初の自己主張として注目されていた石原慎太郎「太陽の季節」
 が芥川賞を受賞。
 選者は、石川達三、井上靖、
宇野浩二、川端康成、佐藤春夫、瀧井孝作、丹
 羽文雄、中村光夫、舟橋聖一。


ところで、最近の「文藝春秋」には、個人的にはなぜかグッと来
るものがないのだが、なぜかしらん。




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