いささかの旧聞再び。9月19日(土)、新日本フィル第624回定期
(於すみだトリフォニー)へ。新シーズンの幕開けだ。
・ホール入口で手指の消毒。
・チケットは入口で係員に見せて、自分でモギる。
・プログラム冊子は、手渡しされず、置かれているものを自分で
ピックアップ。
・座席は一人置きの「ソーシャル・ディスタンス」
という新型コロナ対策が取られている。
<プログラム>
1.ストラヴィンスキー カルタ遊び
2.リスト ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124*
--休憩--
3.サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調op.78「オルガン付き」**
指揮:沼尻竜典
ピアノ:實川風(かおる)*
オルガン:石丸由佳**
コンサートマスター:崔文洙/西江辰郎
開演前、ステージでは、第1ステージのため、11、2人がおさらい
中。
今までは隣が高齢のご婦人だったが、今シーズンは、コロナ禍、
キャンセルされたのではないかしらん。
2時に2分前のアナウンス--「本日はご来場有難うございます。
・・・・・・会話はお控えください。・・・・・・終演後は、順にご退場いた
だきますので、ご案内があるまでお席でお待ちください」。
2時過ぎに、オケが登場、弦とティンパニはマスク姿。そのまま
立って、コンマスを待つ。最後にコンマスの崔さんが登場。全員
でおじぎ。
1.ストラヴィンスキー カルタ遊び
初めて聴く曲。
ジャンル的には「管弦楽曲」に属するが、元々はバレエ音楽だ。
ストラヴィンスキーというと十二音技法と思いがちだが、新古典
主義時代、明るめの調性音楽だ。(詳しくはWikiご参照→こちら)。
弦楽五部は14型(コントラバス6)。ヴィオラには中恵菜さん。
沼尻さんは、前へ前へと進む指揮。ファゴットやチューバ等々
「裏打ち」の多い音楽だ。
新日本フィルはさすがのアンサンブル!
終わると、沼尻さんはテキパキとおじぎ。
2.リスト ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124*
リスト(1811年生まれ)は、ショパン(1810年生まれ)と同時代
のピアニスト(R.ワーグナーも同時代)。ショパンは39歳で亡く
なったが、リストは74歳まで生きた。
リストといえば超絶技巧。ピアノ協奏曲も然りだ。實川さん(31)
を聴くのは初めて(!)だが、ピアノの出だしは、なるほどこれ
はすごい(アルゲリッチにも劣らない??)。
緩急織り交ぜたロマン派の作品だ。4楽章制とみなさられるが、続
けて演奏されるため、単一楽章といっていいだろう。後半は、實
川さんも一心不乱、オケとともに盛り上がり、大拍手となった
(ブラボーは桂禁止だ)。
アンコールは、ファリャの『恋の魔術師』より「火祭りの踊り」。
これも見事だった。
實川さんのおじぎは、「失礼いたしました」という、まことに好
感の持てるものだった。
--休憩--
20分間。久しぶりにグラスワインをと思いきや、ドリンクコーナ
ーは新型コロナ対策のため、お休みだ。
3.サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調op.78「オルガン付き」**
この演奏会は、元々シャルル・デュトワが振る予定が、コロナ禍、
来日不可能のため、沼尻さんとなった。
この曲は、サン=サーンス(1835-1921)の5曲ある交響曲(番
号なしを含む)の中の最後のものだ。ちなみにサン=サーンスは
リストの友人だ。
作曲されたのは1886年。これに刺激されたフランク(1822-1890)
は、1888年に交響曲を完成している。
弦楽5部は、ここでも14型。
形式的には2楽章制だが、それぞれ前半(第1部)と後半(第2部)
に分かれている。第1楽章、まことに丁寧な出だし。オーボエは、
客演、元芸大教授の小畑さんかしらん(センターのフルートは野
津、クラリネット重松、ファゴット坪井の各氏)。
後半で石丸さんのオルガンが登場。な~んとも言えず、落ち着く
音楽だ。
第2楽章、ここでも推進力のある指揮ぶり。最後は大盛り上がり。
熱心な声援のあまり(?)、フライングの拍手だった。
最後に、2ndの篠原英和さんへ大きな花束贈呈(6月末定年)。沼
尻さんも一緒になり、全員が温かい拍手を送っていた。
沼尻さんは、ピンチヒッターと思えぬ、すばらしい音楽作り。
もしかしたら、上岡さんの後の音楽監督になるのではないかしら
ん(ハズレたらごめんなさい)。
三人の日本人指揮者 右端が沼尻竜典氏
11:31 秋めくドウダンツツジ
11:36 ブランズシティあざみ野 まもなく完成。
11:37 新しいセブン-イレブン
11:46 あざみ野駅前
11:50 あざみ野 空いている「各停」でのんびりと錦糸町へ。
13:01 乗り換えなしで錦糸町へ。
13:04 錦糸公園
13:06
13:07
13:08 消毒液を見つけて
13:08
13:09 東京スカイツリー
13:10
13:12 すみだトリフォニー 大ホール入口
13:13 プログラムが積み重ねられている。
13:13
13:36
13:44 プログラムを「予習」する。
13:48
13:49 客席は完全に一人置き。
15:00 ドリンクコーナーはクローズ中。
15:13 たとえ家族でも一人置き。
16:04 順番に退場。
16:05
16:07
16:16 錦糸町
17:13 あざみ野に戻る。
○本日のフジテレビ「めざましテレビ--きょうのわんこ」(午前
8時少し前)に、「わんこ」とともに自由が丘の叔母さん出演?
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初めて知りました。
演奏する方も聴く方も、相当の努力をしてますねー。
なんとかこのまま続けていけるといいですね。
(クラシックの)演奏会は会話も禁止(自粛)なので、シーンとしています。ブラボーを言いたくなりますが(笑)。