部屋を整理していたら、ほこりにまみれた古い大学ノートが出
てきた。
内容は、中学卒業時に先生方に書いていただいたものと、中学~
大学時代に書き留めた、100個以上の「箴言(しんげん)」だっ
た。
「年長者は自分が青年だった時の心理を忘れ勝ちである」(小泉
信三)が、このノートには、広い意味の「成長期」だった当時の
私の心理がうかがえるのかも知れない。
そのうちから幾つかを拾ってみると・・・・・・
○静かに往(ゆ)く者は安全に往き、安全に往く者は遠くまで往
く。(イタリアの諺)
・・・・・・中学時代に書き留めた?なかなか深い言葉だ。企業の社員がこんなこと
では「落第」かもしれない(笑)。
○何を笑うかによって、その人の人柄が分かる。
(M.パニョール)
・・・・・・今でも時々思い出す、私としては「ドキッ」とする言葉だ(笑)。当時
は知らなかったが、M.パニョール(1895-1974)はフランスの劇作家(→こちら)。
○人間は考えることが少なければ少ないほどよけいしゃべる。
(モンテスキュー)
・・・・・・これにも「ドキッ」(笑)。モンテスキュー(1689-1755)もフランス人
(哲学者)。
○どんな馬鹿な人でも尋ねられれば返答できる。しかし、偉大な
人だけが質問できることを忘れてはならない。
(誰の言葉か、ノートには書いてなく、不明)
・・・・・・大学時代の戒めだ。今時の言葉で言えば、「質問力」が大切だというこ
とかしらん。
○練習は不可能を可能にする。
(小泉信三)
・・・・・・小泉信三元塾長が慶應義塾体育会創立70周年記念式典講演で、「スポー
ツが与える三つの宝」として述べた「第一の宝」だ。私が大学2年の時に書き
止めたものだろう。この言葉が「僕のワグネルライフ」を支えてくれた。
当時のノート
中学卒業記念に担任の村井先生に書いていただいたもの。
先生は平成30(2018)年10月に逝去された。
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以下は、ちょっとした、つたない時事放談、もしご興味あれば・・・・・・
10月7日付朝日新聞と読売新聞 「学術会議任命問題」を読む。
<朝日新聞>
○「名簿、今回は事前提示せず 学術会議17年は官邸と折衝」
(1面) 3面でも大きくフォローしてハッスル?(→こちら)
<読売新聞>
○「推薦通りの任命義務否定 政府見解『首相に一定の監督権』」
(2面)
・「人事」は、どの企業でもそうかもしれないが、「人事発令」前に「人事部」
と現場との非公式折衝(事務局折衝)というものがある。近年は、学術会議会
員の任命にあたってもそういうものがあったのかもしれない。
あってもおかしくない?公務員の世界も同様?学者は特別?(*)
(--あくまで一つの「仮説」だが)。
(*)一部の学者が怒れば怒るほど、学者の特権(既得権)を振りかざすことに
なり、国民、庶民の感覚とかい離する(かけ離れる)皮肉な結果になるか??
→50年前、大学紛争時、一部の大学では「大学の自治」という概念を振りかざし、
機動隊導入等に反対したことを、ちらっと思い出す。
・一つの私見だが、「学術会議」合同ヒアリングで、ヒートアップし、役人を
「つるし上げる」様は、「2位ではいけないのでしょうか」と「詰問」していた
民主党の事業仕分けを、なぜか瞬間的に思い出させる(笑)。
テレビ画面の小西洋之先生(参議院、「官僚を処分する」発言で有名?)に拍
手を送る人もいるにはいる??
<読売新聞>(10/7付)
●「韓国、米大統領選前に 与正氏訪米の仲介図る--ポンぺオ
氏訪韓せず時間切れ」 (もしかしたら読売のスクープ?)
<朝日新聞>
●「立憲、9選挙区で党内候補競合」
年金の扶養者確認の「署名・捺印」について、捺印は不要では?
今回は捺印したけれど・・・・・・。
--と思ったら、「河野行革相、年金手続きのはんこ廃止発表」
(6日)だって(笑)。
動きがはやい!?頑張れ、太郎!
●Go Toイートの「不正」ポイントかせぎ
何でも国に頼る姿勢は如何なものか?現場(お店)ごとに自分で
考えればよい?
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「こちらがどんどん話せば、相手もどんどん応える。そこに進化がある」という面もあるかもしれませんね~(笑)⤴️⤴️
中学の頃のノートを残していらっしゃるのが
すごいですね!
「練習は不可能を可能にする」(小泉信三)
これは実感です。
「人間は考えることが少なければ少ないほどよけいしゃべる」(モンテスキュー)
身内に居る人を思い出していますが
私自身もです。
中学生頃はどちらかというと
あまりしゃべらなかったと記憶していますが
中年以降は1日が終わる頃
「今日はしゃべりすぎたかなぁ」と
悔やむことが多いです(^_^;)
一度反芻してから発することと
人様を傷つけるようなことが無いようにと
肝に命じています(笑)