人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

太宰治『津軽』(新潮文庫)★★★★★

2010-01-30 05:11:00 | 読書
昨年は太宰治の生誕100年だった。太宰といえば『斜陽』とか『人間失格』という
ことになろうか。私はいずれも読んでいない。太宰治の作品は、人によって好き
嫌いがあるようだが、一種の紀行文といおうか『津軽』はなかなかおもしろかっ
た。名文である。さらさらと書いているようだが、私には「絶対に」書けない。

amazonの商品説明では次のように紹介されている。
 「私は津軽に生れ、津軽に育ちながら、今日まで、ほとんど津軽の土地を知って
 いなかった」。戦時下の1944年5月、太宰治は3週間かけて初めて津軽地方を一
 周。郷里の風土や歴史、自らにも流れる津軽人気質に驚嘆、慨嘆、感嘆の旅は、
 やがてその秘められた目的地へと向かう。ユーモアに満ちたふるさと再発見の
 書。


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