9月11日(土)、新日本フィル第637回定期演奏会(於すみだトリ
フォニーホール)。
早めに行って、プログラムを予習する。
「予定数量売り切れsold out」状態。1階もよく入っていた。私の
隣2つは空席。
<プログラム>
1.久石譲 Metaphisica(交響曲第3番)
新日本フィル創立50周年委嘱作品[世界初演]
--休憩--
2.G.マーラー 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
指揮:久石譲
コンサートマスター:崔文洙
いつもながらつたない感想を・・・・・・
1.久石譲 Metaphisica(交響曲第3番)
新日本フィル創立50周年委嘱作品[世界初演]
プログラム(作曲者による解説)より
楽曲は4管編成(約100名)で全3楽章からなり約35分の長さです。この編成は
マーラーの交響曲第1番とほぼ同じであり、それと一緒に演奏することを想定
して書いた楽曲でもあります。
Metaphysicaがラテン語で形而上学という意味ですが、ケンブリッジ大学が出
している形而上学の解説を訳すと「存在と知識を理解することについての哲学
の一つ」ということになります。
(1)existence:休符を含む16分音符3つ分のリズムが全てを支配し、・・・・・・。
(2)where are we going:26小節のフレーズが構成要素の全てです。
(3)substance:ド、ソ、レ、ファ、シ♭、ミ♭の6つの音が時間と空間軸に配置
され、・・・・・・。
楽器構成:
〔管楽器〕フルート4(ピッコロ2持替)、オーボエ4(イングリッシュホルン
持替)、クラリネット4(Es管クラリネット、バスクラリネット2持替)、ファ
ゴット2、コントラファゴット、ホルン6、トランペット4、トロンボーン3、
テューバ、
〔打楽器〕ティンパニ、ドラムセット、小太鼓、大太鼓、シンバル、吊しシン
バル、トライアングル、タムタム、タンバリン、クラベス、鈴、シェイカー、
ウッドブロック、グロッケンシュピール、ヴィブラフォン、チャイム、
ハープ、ピアノ(チェレスタ)、
弦楽5部。
久石譲さんは、私は「初顔合わせ」。身長は170cm弱、168cmく
らいかしらん。
マスクをして登場。ステージ中央手前でマスクをはずす。
弦楽5部は16型。弦だけでも60人。この日は対向配置。
なにしろ「世界初演」。聴くのは初めてで、何が飛び出してくる
か分からない。
各楽章とも11分程度。
(1)拍子主体の指揮。パート譜でよくそろうものだ。最後はfで突
然停止。
(2)前半は弦主体で、やや悲しげだ。後半はティンパニやドラムも
入り、すべてが鳴る。
(3)fスタート。テンポは第1楽章くらい。
全体的にさまざまな打楽器、リズムの効いた音楽で、南米系のリ
ズムある音楽に近いのではないかしらんと聴いていた。
久石さんは両手を前に重ねる折り目正しいおじぎ。
オケも立たずに、盛んに拍手。
2.G.マーラー 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ここでも弦楽5部は大型、16型。全体で100人以上のステージだ。
木管センターは、オーボエ神農、フルート野津、クラリネット仲舘、ファゴット河村
の各氏。
(1)ゆるやかに。重々しく。自然の響きのように。
『さすらう若人の歌』第2曲「朝の野辺を行けば」が出てくる。
--福永先生の男声合唱編曲で歌ったことが懐かしい。
久石さんはしっかり譜面を見つつ、4拍子をきっちり振る。下半
身はほとんど動かさない。
(2)力強く躍動して、けれども速すぎないように
3拍子を1拍に振る。スケルツォ。中間部はゆっくりした3拍子、
1拍ずつ。
(3)おごそかに威厳をもって、ひきずることなく
4拍子。ニ短調。ラシドシラ、ラシドシラの民謡メロディー--
Wikipediaを読んでいて気付いたが、「グーチョキパーで何作ろ
う」を短調にしたものだ。
中間部では『さすらう若人の歌』第4曲「彼女の青い目が」が出
現。パートの音がよく聴こえるアンサンブル。
(4)嵐のように激しく揺れ動いて--精力的に
2拍子。輝かしいCodaでは左上のホルン群とトロンボーンが起
立。
演奏は厚みのある弦16型に支えられ、必要以上に、煽(あお)ら
ず、タメもせず、刺激せず、まことにオーソドックス、古典的な、
アンサンブル中心の演奏だった。ワルターの名演に近い?
ごくわずか、フライングの拍手あり。
私の前の若い聴衆は大拍手。オケも全員で拍手。
久石さんは両手を前に組んでおじぎ、再びみたび。
プログラム表紙
12:08 あざみ野
13:05
13:08 7月は閉まっていたが・・・・・・。
13:10
13:11 くず餅を購入。
13:14 このエクセルシオールはいつも結構混んでいる。
13:16 東京スカイツリー
13:18 「当日券の取り扱いはございません」
13:19
13:20 プログラムは自分でピックアップ
13:21
13:21 昭和47(1972)年のポスター
13:23 入場時は、検温と手の消毒が必須。
13:26
13:42
佐渡裕氏 音楽監督、ミュージック・アドヴァイザーに就任
→こちら。
知らなかった~~。
ブザンソン国際指揮者コンクール優勝はもう32年前!
バーンスタイン(1918-1990)最後の弟子?
30数年前、小澤征爾から「今やっていることはすべてやめて、
親から借金してでもプロになりなさい」と言われた話は有名だ。
14:42
14:47
14:49 喫茶コーナー閉鎖のため、コーヒーは持参。
14:56 右は「Manor(館)1981」(石丸寛)
16:03 お開き--分散退場
16:04
16:06
16:17 錦糸町より 中央林間行急行
17:14 あざみ野に戻る。
17:16
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○藤井聡太が三冠達成!
「これはエライことですよ!」はルーキー新一?
(若い方は知らない?)。
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また、佐渡裕が音楽監督に、、、、ブラボー!!ですね。
学生時代、高校時代の友人の阪大生に連れて行ってもらったのは、忘れもしない、十三の珉珉でした。
佐渡さんも還暦なんですね~。
それに代わって弟の正司氏がレッツゴー三匹のリーダーとして活躍されました
一般論ですが、弟は兄を反面教師として育つため世渡り上手といえるようです
(あくまでも一般論です)
ワタシの周囲を見ても思い当たるフシがあります(それが誰であるかは言えない)
正司氏も昨年亡くなられたようで、死んでしまえばみな同じですね