瀬島龍三さんは超エリートである。陸軍士官学校からさらに陸軍大学校へ進み、首
席で卒業、恩賜の軍刀を受けている。昭和14年、参謀本部に配属になる。昭和20年
には、終戦直前に満洲の関東軍総司令部に転出。終戦後、ソ連によりシベリアに連
行される。
東京裁判にはソ連側証人として出廷。昭和31年にソ連より帰還。昭和33年に伊藤忠
商事に入社し、戦後の「活躍」が始まった。そして最終的には、昭和53年伊藤忠商
事の会長にまでになるのである。70歳を過ぎてからは行革に腕を振るった。
本書は、瀬島さんの「影の部分」を膨大に取材したノンフィクションである。日本
推理作家協会賞を受賞している。昭和史を背景としたおもしろい「推理小説」とい
っていいのではないだろうか。無論、「事実」がどこにあるかは<まったく>別の
話である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/18/9ca520f9753c8178791b04b473d1c9ff.jpg)
席で卒業、恩賜の軍刀を受けている。昭和14年、参謀本部に配属になる。昭和20年
には、終戦直前に満洲の関東軍総司令部に転出。終戦後、ソ連によりシベリアに連
行される。
東京裁判にはソ連側証人として出廷。昭和31年にソ連より帰還。昭和33年に伊藤忠
商事に入社し、戦後の「活躍」が始まった。そして最終的には、昭和53年伊藤忠商
事の会長にまでになるのである。70歳を過ぎてからは行革に腕を振るった。
本書は、瀬島さんの「影の部分」を膨大に取材したノンフィクションである。日本
推理作家協会賞を受賞している。昭和史を背景としたおもしろい「推理小説」とい
っていいのではないだろうか。無論、「事実」がどこにあるかは<まったく>別の
話である。
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