人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

ステージ上の同窓会(5)

2008-09-21 07:10:01 | Weblog
9月20日(土)台風が心配されたがそれてよかった。先週に引き続き男声合唱曲
「水のいのち」の練習を行なった。7月12日から数えて5回目、今回は20人が集合。

セカンドは7月当初2人くらいしかノミネートがなく、K君が心配していたが、今日
は歴代のパートリーダーを含め8人が集まった。ピンチがチャンスとはこのことで
ある。初参加者は愛知県半田市から来たセカンドのM君。彼は既に暗譜で歌ってい
た。

今回は終曲の「海よ」から始まった。ピアニストのIwさんが遅刻したので、急遽10
分ほどIc君が伴奏をした。ぶっつけで弾けるとはブンダバー!だ。
「海よ」はpp(ピアニッシモ)からff(フォルテッシモ)の中で表情と微妙な
テンポが次々に変化する点が今更ながら難しい。注意しないと「やるべきこと」に
気がついたら通り過ぎていたということがある。楽譜の先を読まなければならな
い。(楽譜は歌うところを見るわけではない。歌っている先を見なければならな
い。)

カワイの楽譜ではp45の「のぼれのぼりゆけ」はpp&レガートは指揮者の指示に
も「静かにっ、心をひとつにしてっ」と力が入り、何回も繰り返す。こうなると技
術がどうこう以上にヘルツの世界である。(ここで携帯電話が鳴ってはならない!
演奏会場では時計のアラーム、携帯の電源をお切りください。)

p48の上段ではセカンドのパート練習を重点的に行なったが、すばらしいパートソ
ロを聴かせてくれた。これが本番でできれば満点(★5つ)だ。
6分あまりの「海よ」に今日も40分かけた。


<9月20日(土)美登里幼稚園2Fにて>


1曲目の「雨」は依然としてテンポが課題だ。みなが苦手の8分の6拍子に加えてイ
ンテンポで行かなければならない。気持ちよく歌っていてはどんどん遅れてしま
う。ピアノはうまく弾いていただいているので、ピアノをもっと聴かなければなら
ない。
なお、最後p10のrit.は削除。遅くしないので全員がよく指揮を見なければならな
い。(すなおに指揮のとおり歌えばよいのだが。)


7月の時点では、指揮者も「多くは望まない、飛び出さなければよし」と言ってい
たが、思ったより仕上がりがよく、多少の欲が出てきた。残すは10月4日(土)、
本番前日の練習に「すべて」をかける。

今回の「ステージ上の同窓会」を記念して、「文集」を作ることにした。(題名は
フリー。)「文集」も「全員参加」である。


練習後の「打ち上げ」(--いつも自然に「はなの舞 護国寺店」に集まるのであ
る。)には今回も14人が出席した。

帰りの地下鉄で「打ち上げ」のまま大声で話していたら、ヤクザ風の男(推定年齢
50歳。ヤクザ風であって、ヤクザとは断定できない。)に大声で「てめえら、いい
歳してうるせえんだよ」と怒られた。私は即座に「失礼しました」と謝ったが、
全員がシーンとなったことはいうまでもない。(刃物で刺されなくてよかった~。)



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2 コメント

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水のいのち (和地村 藤村)
2008-09-21 21:47:59
半田市から参加したMです。ワグネル100回定演で沙羅の曲目紹介を「和時村 藤村」と書いたのを思い出しました。愛知県渥美半島の和地という村の出身、椰子の実の島崎藤村から取りました。ちょうど会社の全社員の集いが有楽町の国際フォーラムで、懇親会が新高輪プリンスホテルであり、その帰りに練習に参加した次第です。そのイベントの事務局をしていて疲労困憊であったのですが、皆さんの顔を見たらなぜか元気が回復しました。これがワグネル魂でしょうか。
水のいのちはワグネル98回定期で木下保先生に指揮して頂き、その32年後にグランフォニックで畑中先生に指揮して頂きました。解釈は大分違うようですが、共に感動しました。今回は我が先輩K氏の指揮、これまた魂のこもった指揮で、その深い音楽性に心を打たれました。
セカンドのS氏、I氏、ピアニストのI氏とは33年ぶりに会いました。それにしても皆さん、素晴らしい声でした。グランフォニクよりもアンサンブルはかなりレベルが高いと思いました。
隣りの同期のY氏の声量は素晴らしく、セカンド8名と声を揃えて(現役時代のように力まずに)歌えました。これは淀川混声合唱団で伊東恵司さんから教えてもらいました。
また10月4、5日に一緒に歌えることを楽しみにしています。お誘い、ありがとうございました。
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多謝 (katsura1125)
2008-09-22 05:54:14
和地村さん、お疲れのところ有難うございました。
「水のいのち」を現役で演奏した時は1年生から4年生
でしたが、今度はみな「卒業生」という同じ立場。
それぞれの35年間が声に集約されています。私も思い
出すのではなく、また新たな気持ちで歌いたいと思っ
ています。
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