昨年12月から今月23日(日)までの半年間、管理組合の理事(副
理事長)を経験した。
今まで管理組合にはタッチしたことがまったくなかったので、分
からないことだらけだった。
通常は、就任前の「理事研修」が行われるのだが、それも受講せ
ず。
理事会等では、恥ずかしげもなく、遠慮せずに基本的な質問した。
日本人は、どちらかというと前提条件には質問しない。質問しよ
うものなら、「何でそんな分かり切ったことを訊くの?」という
ムードになってしまう。--実は分かっていない?
しかし、私は管理組合の「仕事」が初めてだったし、任期も半年
だったので、どんどん質問した。
「5カ年計画ってどこに書かれているのですか?」
「この報告って、どういう意味があってやっているのですか?」
質問される方も迷惑だった?
以前にも書いたが、私が、遅まきながら「質問する力」に目覚め
たのは、恥ずかしいことに50歳も過ぎ、大前研一『質問する力』
(2003/文藝春秋社)を読んでからだ。
--高校時代に読んでおけばよかった(笑)。
本書には、例えばこんなことが書かれている。
○1993(平成5)年、「今こそ家を買え」と政府と業界は勧めた
--私が家を購入したのは、1992(平成4)年だ。
○官庁は原子炉の安全について判断する能力などない
○原子炉は絶対安全ではない
--東日本大震災--福島第一原発事故の起きる8年以上前に書
かれている。
○質問し、権威に挑戦する教育 日本人はなぜ、あまり質問しな
いのでしょう。理由の一つには、明治以来の教育の問題があり
ます。
○小渕さんには「質問する力」があった
〇幕臣小栗忠順は論理的思考でアメリカと交渉した
〇幕藩体制が明治維新を準備した
大前研一に言わせると、本書の内容は「古い」のかもしれないが、
「質問する力」の重要性はますます増してくるのではないかしら
ん。
大前研一『質問する力』(2005/文春文庫版)★×5
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大前さんはもはやテレビにはほとんど出演されない?YouTubeとか有料ファンクラブの世界?
『世界の潮流』はちょっと読んでみたい?
Amazon、Makita氏の書評をご参照。