人生ブンダバー

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9/17 仙台にて 「再び 淳ちゃん、佳っちゃん 歌を唄う会」2016

2016-09-26 05:00:00 | 音楽

9月17日(土)、午後2時から「再び 淳ちゃん、佳(よ)っちゃん 歌を
唄う会 ~♪歌のビックリ箱♪~」が仙台市宮城野区文化センターパト
ナホールで開催された。開催は3年ぶりだ。

午前中のリハーサル、午後の本番、その後の懇親会、二次会と、時
はあわただしく過ぎて行った。

以下は当日のドキュメントである。


<プログラム>
1.R.シューマン 「ミルテの花」より(以下、~3)
 献呈 
2.蓮の花
3.ズライカの歌
 伊藤淳子 pf.掛田瑤子

4.カッチーニ アマリッリ麗し 浅井裕之 
5.グルック おお私のやさしい熱情が 戸松若菜
6.R.シュトラウス 献呈 鈴木慶彦
pf.菊池えり子

7.小林秀雄 落葉松
8.湯山昭 レモンと海
 伊藤淳子 pf.掛田瑤子

9.大中寅二 椰子の実 一法師信武・宥子 pf.掛田瑤子

10.トスティ 理想の人 田村一彦
11.ヴェルディ 歌劇『エルナーミ』より 不幸な男だ! 松浦行雄
12.モーツァルト 
 歌劇『フィガロの結婚』より もう飛ぶまいぞ、この蝶々 神村淳一
 pf.鈴川真子
13.モーツァルト 
 歌劇『フィガロの結婚』より 恋とはどんなものかしら 大川奈美恵
 pf.齋藤信子

14.山田耕筰 母のこえ
15.髙田三郎 くちなし
16.マルティーニ 愛の喜びは
 由佐佳継 pf.原田満梨奈

~休憩~

17.ドゥランテ 愛に満ちた処女よ
18.ヘンデル 私を泣かせてください
 伊藤淳子 pf.掛田瑤子

19.クルティス 帰れソレントへ 後藤均
20.リッカルディ 涙のさだめ 沼生智
21.カプア オー・ソレ・ミオ 三宅剛
 pf.原田満梨奈

22.シューベルト 楽に寄す
23.シューベルト セレナーデ
24.シューベルト 菩提樹
 由佐佳継 pf.原田満梨奈

25.G.マーラー 愛しい人が嫁ぐ日に 鈴木宏 pf.大泉勉

26.信時潔 独楽吟
27.平井康三郎 ちびつぐみ
 由佐佳継 pf.原田満梨奈

最後に、司会のYTさんから「ビックリ箱」が開けられ、「淳ちゃん」、
「佳(よ)っちゃん」の先生でもある清水明子先生によりシューベルト
「アヴェ・マリア」が歌われた(伴奏は大泉勉先生)。

私は、それをステージのそでで聴いていたが、ブレスといい、響きと
いい、お歳(おいくつ?)を感じさせない、驚異的な歌唱にビックリ
(!)箱であった。



<司会用メモ>
1.R.シューマン 「ミルテの花」より(以下、~3)
 献呈 
2.蓮の花
3.ズライカの歌
 「ミルテの花」はシューマンがクララとの結婚する年に作曲した5つ
 の歌曲集の一つ。シューマンは、1840年を「歌曲の年」と呼んだ。
 二人は1840年9月12日に結婚。30歳と20歳だった。

4.カッチーニ アマリッリ麗し 
 「美しい私のアマリッリ 私の心の希望である人よ」 と歌う。作曲
 は400年前。腹筋の支えが必要?

5.グルック おお私のやさしい熱情が 
 グリックの歌劇『パリーデとエレーナ』でパリーデが歌うアリア。こち
 らもイタリア古典歌曲(「イタリアン・ソング」)。

6.R.シュトラウス 献呈 
 R.シュトラウスは1949年に85歳で亡くなったが、これは20歳前
 の作品。天才は早熟?

7.小林秀雄 落葉松
 作詩した野上彰は、昭和22年、軽井沢の地でこの詩を作った。

8.湯山昭 レモンと海
 子どもの歌を多く作曲した、いかにも湯山昭らしい曲。

9.大中寅二 椰子の実 
 伊良湖岬に流れ着いた椰子の実の話を、作詩した島崎藤村に話
 したのは柳田國男。「日本の歌101」(2006)にも選ばれる。

10.トスティ 理想の人 
 トスティーは今年没後100年。

11.ヴェルディ 歌劇『エルナーミ』より 不幸な男だ! 
 スペインの誇り高い貴族シルヴァが第1幕で歌うアリア。

12.モーツァルト 
 歌劇『フィガロの結婚』より もう飛ぶまいぞ、この蝶々
 フィガロが第1幕終わりで歌う有名なアリア。

13.モーツァルト 
 歌劇『フィガロの結婚』より 恋とはどんなものかしら 
 第2幕で少年役(ズボン役)ケルビーノが伯爵夫人に歌う。

14.山田耕筰 母のこえ
 遠い故郷と母を想う詩。作詩の大木惇夫は、混声合唱「大地讃頌」
 の作詩者。

15.髙田三郎 くちなし
 多くの歌手が歌う、説明がいらない名曲。しみじみとした情感があ
 ふれる。

16.マルティーニ 愛の喜びは
 「愛の喜びは一日だが、愛の苦しみは一生続く」という詩。結婚式
 で歌ってはいけない。

17.ドゥランテ 愛に満ちた処女よ
 ドゥランテは、イタリア、バロック後期、約300年前の作曲家。

18.ヘンデル 私を泣かせてください
 ヘンデルの歌劇『リナルド』第2幕、アルミナーレのアリア。作曲は
 約300年前。ヘンデルはドイツ人だが、イギリスに帰化した。

19.クルティス 帰れソレントへ 
 ソレントは、イタリア南部ナポリの南南東30kmにある港。「僕を苦
 しめないで、ソレントへ帰ってきておくれ」という歌。「みんなでソレン
 トへ帰ろう」という歌ではない。

20.リッカルディ 涙のさだめ 
 1969年サンレモ音楽祭大賞曲。サンレモはイタリア西部。モナコ、
 ニース(仏)に近い。

21.カプア オー・ソレ・ミオ 
 誰でも知っている曲?「私の太陽」という意味。「おお、私の太陽」
 ではない。

22.シューベルト 楽に寄す
 独語では「An die Musik」。口語では「音楽に寄せて」。音楽の素
 晴らしさを讃え、感謝する歌。

23.シューベルト セレナーデ
 「白鳥の歌」第4曲。独語では「シュテンチェン」(Stなので、ステン
 チェンではない)。

24.シューベルト 菩提樹
 「冬の旅」第5曲。誰でも知っている曲だが、やさしくはない。

25.G.マーラー 愛しい人が嫁ぐ日に 鈴木宏 pf.大泉勉
 「さすらう若人の歌」(1885、25歳)の第1曲。失恋で泣く歌。「男は
 『得恋(トクレン)』だよ」という木下先生の言葉が忘れられない。

26.信時潔 独楽吟
 橘曙覧の和歌。天皇皇后両陛下が1994年訪米の折り、クリントン
 大統領のスピーチに盛り込まれた。

27.平井康三郎 ちびつぐみ
 つぐみの猟師の歌。これもテンポが変化して結構難しい。


「歌は心」(畑中良輔先生)というが、皆さん、(心からの)熱唱を
繰り広げられた。

もし、この演奏会を「成功」というのであれば、その要因は、

○一人ひとりの心からの歌唱(心の歌)--「心の歌」にはプロもアマ
 もない。
○清水先生の熱心なご指導
○優秀なピアノ伴奏者を6人そろえたこと(--これだけそろえるのは
 大変だ)
○本格的で適度な規模の音楽ホール
○YTさんをはじめとした、献身的なスタッフ
そして
○たくさん聴きに来ていただいたお客様 

などがあげられるのではないかしらん。
どれか一つ欠けても成功は難しい。



YTさんの力作 ステキなプログラム


以下は、この日一日を振り返って・・・・・・

6:00 起床


7:00 朝食バイキング


7:05 いつものことながら朝はあまり食べられない。


7:05


7:50 ホテルを出発、Yさんのお宅へ向かう。


7:58 Yさんのお宅にて 朝のコーヒーをご馳走になる。
Yさんの喉の調子はよさそうだという。



8:48 あけママさんの運転で宮城野区文化センター到着


8:48 文化センター駐車場は、抜かりなく予約済み。


8:54 パトナホールの鍵を開け、早速受付の設営。
Yさんのお仲間が準備中。


8:57 パトナホールステージ下手より 手前は司会用テーブル。


8:57


9:02 9時ピッタリに調律師さんが来た。


9:13 384席。音響のいい、本格的なホールだ!

先日は、ここでソプラノの菅英三子さん(芸大教授)のリサイタルが
開かれている(9/1)。
予約抽選の倍率は、一説には50~60倍だとか。こんないいホール
でやったら、これ以上はできない?


9:29 楽屋で当日の段取りの最終打ち合わせ
YTさんがすべてペーパーにしてくれているので進行がスムーズだ。
Yさんの息子さんもスタンバイ。


9:52 いまだピアノの調律中 客席後方より 


9:53 受付には早くも花束が届く。


9:57 宮城野区文化センター 近くを散策、カメラ片手にウロウロ。


9:58 文化センター事務室


9:58 児童館・のびすくまつり 世は少子化だが、子どもがいっぱい。


10:00 JR陸前原ノ町駅はすぐ近くだ(徒歩1分)。


10:01 地下1階には宮城野図書館がある。


10:02
本日はホールにおいて催事が開催されますので混雑が予想されま
す。ゆずり合ってお使いください。


10:04 調律が終了。続いてリハーサル。


10:04

10:00~13:00 ステージリハーサル


10:12 「淳ちゃん」のリハーサル 客席後方からピアノとのバラン
スもチェック。


11:54 「佳(よ)っちゃん」のリハーサル


12:44 
スタッフ用のお弁当をいただく。お米がおいしい(--おかずも)。


13:12 スタンバイOK お花がきれい。


13:13 カメラマンさんが客席からテスト中。

その後全員で記念撮影。しかし、それに若干間に合わない方々がお
られた。

13:30 開場


13:39 開場後のホールロビー


13:39 お客様が入場中。最終的に200人を超えたかな?
大体、開演15分前を目標に来られるもの?


13:40 受付風景


13:44 開演前の楽屋 意外とのんびり


<演奏会本番>
14:00 開演


14:05 トップバッター 「淳ちゃん」が熱唱中 姿勢がいいですね~。


14:12 
私のつたない司会、お恥ずかしい。團さんや黛さんのようにはいかな
い。小さなミスは想定内?
いずれにしても、(司会は)これっきり~、これっきり~♪?


司会用の取材メモ(カード)


14:57 堂々たる「佳っちゃん」のステージ

舞台裏ではお客様の数と進行状況から休憩時間を何分にするか打
ち合わせ中。


15:07 休憩中 花束受付 持ちきれないほどの花束


15:08 休憩中 遠路、ご夫婦で名古屋から来られたお客様も。

ちなみに出演者の中には、4時半起き、大阪から飛行機で来られた
方も。


15:15 下手そでで出番待ち 直前まで楽譜を見る。

Yさんの息子さんも、ステージの扉を開けたり、譜面立てを出したり、
大活躍(お小遣いはもらった?)。


15:20 下手そで
進行に沿って、ちょっとした段取りを詰めながら、進めていく。


15:42 モニターより 「佳っちゃん」の後半ステージ


16:09 YTさんが閉めの挨拶

YTさんから皆様へ仙台に2000席の音楽ホールを、のお願い。

楽都・仙台に復興祈念『2000席規模の音楽ホール』を!
HPより「賛同登録」ができます。よろしくお願いします。→こちら

16:15 <終演>(ほぼ予定どおり)



16:38 終演後のロビー


16:39 お隣は「仙女プロレスリング会場」


16:51 陸前原ノ町改札口 仙台の懇親会場へ向かう。


16:58


17:06 仙台駅着


17:11 仙台駅構内 「Newインプレッサ誕生」


17:12


17:14 仙台駅東口


17:19


17:22 懇親会場のホテルレオパレス仙台

<懇親会>18:00~20:00


17:46 こういう案内を作るのも一仕事?


17:47 懇親会受付風景


17:58


18:04 まずは「淳ちゃん」のご挨拶


18:06 清水明子先生のスピーチ
「淳ちゃん、佳っちゃん、お二人とも成長しました」(拍手)。


18:15 さっそく歓談中 出席者は90名以上か。


18:18 銘酒がずらり


18:40 おもしろい大泉勉先生のスピーチ 
後ろは、この日大活躍のピアニストの方々


19:49 慶應出身者でカレッジソング・・・・・・指揮はIKさん


19:57 最後は皆さん一緒に「故郷」(文部省唱歌)の大合唱。


19:57


19:58 「佳っちゃん」のご挨拶


20:02 最後はみんなで「フレ、フレ、仙台」。


21:03 二次会はかの有名な国分町へ繰り出す。


21:17 ワインバー ERMITAGE にて 
ワインは何杯飲んでも4500円ぽっきり?

Yさん十八番のお話に皆さんゲラゲラ。
私はぐったり~、目を開けて寝ていた(笑)。Yさんはタフですね~。


22:43 これにて二次会終了。雨が降り始めていた。

皆さんは、驚くべきや、さらに餃子、ラーメンを食べに向かう。

私は、丁重に「ナイン、ダンケ」。ひとり歩いてホテルへ戻る。
あとで聞いたら、最後まで付き合った I さんは食べ過ぎでお腹をこわ
したらしい。


22:52 スマイルホテル到着。長い一日だった~。


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