3月14日(土)、Hさんから頂戴したチケットで紐育男声の第22回定演
へ。数えれば分かることだが、紐育男声の定演に足を運ぶのは何回目か
しらん、4、5回にはなるだろうか。
そもそもはニューヨークにおられた方々が集まって始められた、異業種
交流(?)、家族ぐるみのおつきあい(?)の合唱団である。お客様もそ
の関係者が多いのだろうか、「温かな雰囲気」の演奏会。皆さん、日本人
代表としてニューヨークにおられたので、きっと個々人のIQも高いだろう。
<プログラム>
1.男声合唱組曲「沙羅」(木下保編曲)
指揮;澤口雅昭
ピアノ;田中理史
2.多田武彦自選集「白秋、東京から三浦三崎へ」
指揮;三木宏成
3.前田勝則ピアノコレクション
4.ブロードウェイ・ミュージカル「RENT」より
編曲;前田勝則
指揮;佐藤正浩
Sop;蒔田優香
Ten.峰岸世羽武
ピアノ;前田勝則、小野村季恵
以下、つたないひと言コメントを
1.男声合唱組曲「沙羅」(木下保編曲)
よく知った曲だけに、このステージは、どんな曲なのだろう?というよりも
どんな演奏をしてくれるのだろう?という楽しみがある。もっとも知って
いる曲はどうしても辛くなる。
16時10分、下手より一列ずつの入場。温かい拍手で迎えられる。合唱
団は譜面持ちだが、指揮の澤口(雅昭)さんは暗譜の指揮。
いつも思うことだが、第1曲「丹澤」は、組曲の出だしに置かれていると
いうこともあり、大変難しい。という調子で書くときりがないが、中では
「行々子(よしきり)」、「占ふと」などがすばらしかった。個人的趣味の
問題かもしれないが、あえて言えば澤口さんのロマン性といささか合わ
ない曲が1、2曲あったのではないかしらん(澤口さんご自身どう思われ
たかしらん)。
2.多田武彦自選集「白秋、東京から三浦三崎へ」
三木さんは立教グリーのご出身。プログラムに「指揮法を北村協一氏
に」習われたとあるが、指揮法といい、音楽の鳴らし方といい、北村
先生そっくりだった(もしかして生まれ変わり?)。
テナー・ソロはお二人とも若々しい美声だった。個人的には、中でも
自然なアゴーギクとデュナミークでゆったりした情感を歌い上げた、
大人の合唱「後朝(きぬぎぬ)三曲」がすばらしかった。
終曲「鰤網(ぶりあみ)」が終わるや、三木さんは指揮台から上手(か
みて)に大きく飛び降りた。これまた北村先生のごとし。
3.前田勝則ピアノコレクション
急緩急のピアノ曲。間に前田先生のオシャベリをはさんだ楽しい
ステージ。
「急」な曲は前田先生の超絶技巧。2曲目、コープランドの「ピアノ・
ブルース」は当時の「時代性」を味わうことができた。
~休憩~
4.ブロードウェイ・ミュージカル「RENT」より
ブロードウェイで12年4か月のロングランを記録したミュージカル
「RENT」を、前田先生が初の男声合唱編曲にチャレンジしたという
作品。指揮には、ニューヨークにもおられた佐藤先生を招いて、熱の
入った演奏を聴かせてくれた。先生もふくめ、皆さんカラフルなカジュ
アルルック(ニューヨーク帰りのセンス!)。
最初は下手より登場の澤口侑平さん(最年少メンバー24歳)の「解説」
から始まり、三々五々に登場。全員、譜面台を前に置いての演奏。
ソリストはミミ役の蒔田さんはプロとしても、男性数人も立派に歌って
いた。
6曲目は、前田先生、小野村さんに佐藤先生もピアノに加わり、見事な
連弾に、場内大拍手。最後は、全員フルボイスで「未来も過去もない。
今日を精一杯生きよう」と歌い上げ、フィーネとなった。
先生方への花束贈呈後、第7曲「Seasons of love」を再度歌い、
男声合唱編曲版に幕をおろした。
最後は、恒例により(?)澤口さんの指揮で「You'll never walk alone」
を出演者全員で歌い、お開きとなった。
打ち上げのビールはさぞやうまかったことでしょう。
自宅近所の公園工事中
カリタス短大付近の桜はまだまだつぼみ
ゼラニウム
JR快速 新宿から10分足らず
JR荻窪駅改札口
JR荻窪駅
時間があったのでブックオフへ。
ブックオフで1冊購入。三島由紀夫『私の遍歴時代』(360円)
荻窪駅前を走る東京・埼玉4号所沢線
杉並公会堂
(希望の)座席券交換に長蛇の列。15分かかった。
・座席券交換方式がよかったのか?
・指定席方式ではなぜいけなかったのか?
・交換開始は開演1時間前でよかったか?もう少し前にすべきか?
・現状なら「最後尾から○○分です」という案内をすべきではなかったか?
(これがあるだけで違う。皆さん、どれくらいかかるのか、イライラ)。
・案内係は、権限もなく、何を訊いても「アルバイトですから・・・・・・」
(フロント・マネージャーが必要か?)
来年はきっとカイゼンされるでしょう。
座席券交換後は、駅方向に戻り、ベローチェで一服。
プログラムを予習
1Fロビーで私の前を中年女性が二人、話に夢中で男性用トイレに
入って行く。
「こちらは男性用ですよ~」と後ろから大きな声で教えてあげたら、
「ギャハハ」とあわてて出ていった。
杉並公会堂大ホール
大ホールといっても1190席。日本フィルのホームグランドである。
音響は大変よかった。
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