人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

ブラームス交響曲第4番

2008-10-11 04:50:59 | 音楽
(もしかすると以前に書いたかもしれないが)音楽評論家の宇野功芳さんの本は初
期のものからほとんど読んでいる。


宇野さんはモーツァルトは好きだが、ブラームスは嫌いだ。氏はブラームスの交響
曲などどれも好きではないが、とくに4番などは嫌いである。嫌いな理由は、関西
弁でいわゆる「しんきくさい」ということである。すなわち気が滅入ってしまうと
いうことのようである。(ちなみにブルックナーはお好きである。)


そのブラームス、私は好きだ。タイトルのブラ4では、フルトヴェングラーもC.ク
ライバーも無論いいが、私が好んで聴くのはボールト/ロンドン・フィルの演奏で
ある。一見(一聴?)何もやってない(細工していない)ように聴こえる演奏がブ
ンダバー!である。とくにこのブラ4は何回聴いても飽きることがない。畑中先生
いわゆるフレーズが一つひとつ途切れることがない音楽である。だまされたと思っ
てぜひ聴いていただきたい。


ホルストの「惑星」の初演者として知られるサー(Sir)・A.ボールトは93歳で亡
くなったが、晩年80歳を過ぎて(イギリス国内で)大人気となった。イギリス人で
あるが、ニキシュに学んでいる。


余談であるが、ボールトの「ブラームス交響曲全集」(CD3枚組)は輸入盤の新品
が987円(税込み)だった。ブラームス全集なら6000円でもおかしくない。

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