人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

キュッヒル真知子『青い目のヴァイオリニストとの結婚』(新潮文庫)★★★★★

2016-05-11 05:00:00 | 読書

定年退職前は5時起床だった。定年後は何時起き?という質問をよく受け
る。現在は6時から6時半の間だ。

中1の時、夏休みの計画で8時起床と書いて、O先生から笑われたのは50
年以上前の話だ。

閑話休題。

ウィーン・フィルのコンサートマスターである(今や、だった、という方
が正確か)ライナー・キュッヒルの奥さんが日本人だとは、何かで読んで
知っていた。

1カ月ほど前、近所のKaBos(勝木書店)をウロウロしていたら、本
書に目が留まり、買い求めた。

「文章を書くということは、恥をかくことだ」と言われるが、本書は音
大を卒業した日本人の「お転婆娘」が60歳を前にして、恥も外聞も
なく書いた「キュッヒル氏との結婚と生活」である。

キュッヒル氏は、私と同い年であり、奥様の真知子さんは昭和28(1953)
年生まれだ。

繰り返しになるが、通り一遍ではなく、思いつくままにと言ったらいい
のかしらん、「恥も外聞もなく」、こんなことまで?、と書き綴ったところ
に本書のおもしろさがある。私は2回読み直した。

<目次>
第1章 姑
第2章 世界一のコンサートマスター
第3章 私の暮らすオーストリア・ウィーン
第4章 オーストリアと日本人
第5章 出会い
第6章 家庭の運営
第7章 私の生い立ち
第8章 ビジネスの世界

なお、この本の出版に際して、真知子さんがキュッヒル氏にこんなこ
とを書いていいかと打診したところ、キュッヒル氏の答えは、君が歩
んできた人生だから好きなようにしたら、ファンに何か訊かれたらノ
ーコメントにするよ、というものだったという。わが家も同じ?



キュッヒル真知子『青い目のヴァイオリニストとの結婚』(新潮文庫)


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