どこの地域の自治会にもあるかもしれないが、わが自治会にも高齢
者の集まりがある。昔の言葉で言えば老人会、今の言葉で言えばシ
ニアクラブということになるかしらん。。今年、3月末で退職し、ぼちぼ
ちシニアクラブに参加しようと、6月22日(水)、そのクラブの「ラウン
ジ懇話会」に出席した。
定年後のTo Doリストのうちの一つだ。
この会は、言ってみれば、シニアクラブの会員の発表会だ。原則とし
て毎週水曜の午前中、10時~12時に開催されている。例えば、6/1
は「皆で語ろう、ジャズこの1曲への想い入れ」というテーマだった。
今回のテーマは「晩年のモーツァルト~歌劇「魔笛」とレクイエム~」
で、発表者はKさんだ。
定刻15分前に、
「こんにちは~、初めてなんですが・・・・・・」
と集会所を訪ねると、幹事さんが
「回覧をご覧になって来られたんですか。これを書いて、登録いただ
けますか?あ、けっしてカコイコミはしませんから」
と言われ、氏名、住所、生年月日、メールアドレスなどを記入して提
出する。
発表者のKさんからは
「音楽がご専門ですか?」
と訊かれ、
「いえいえ、とんでもございません(笑)」。
出席者は10人くらいかしらんと勝手に想像していたが、雨の中、20
人以上が集まった。
晩年のモーツァルト~最後の一年~
1/5 ピアノ協奏曲第27番完成
3/4 同初演
3月 『魔笛』作曲依頼
6月 『アヴェ・ヴェルム・コルプス』作曲
7月 『魔笛』ほぼ完成。レクイエム 作曲依頼。
9/5 歌劇『行程ティートの慈悲』完成
9/30『魔笛』初演
10月 クラリネット協奏曲K622作曲
12/5 逝去
小雨の中、集会所(兼管理事務所)へ
集会所
自治会掲示板
Kさん作成のパワーポイントとDVDによる説明、鑑賞
1.『魔笛』ザルツブルク音楽祭1991(8/8)よりKさん編集の抜粋
パミーナ;ルース・ツィーサク
夜の女王;ルチアーナ・セーラ
タミーノ;デオン・ファン・デア・ヴァルト
パパゲーノ;アントン・シャリンガー
ザラストロ;ルネ・パーペ
パパゲーナ;エディット・シュミット・リーンバッハ 他
ウィーン国立歌劇場合唱団
G.ショルティ指揮
ウィーン・フィル
Kさんの説明は、素人目線でおもしろい。
「『魔笛』は何回聴いても、筋が分かりにくいんですね~(笑)。台本
は破天荒で、神秘劇と道化芝居、厳粛と滑稽、崇高と素朴、聖と俗
が混じり合ったものですね~」(以下同じ)
大変勉強になる。
夜の女王のルチアーナ・セーラがすばらしく、ザルツブルク祝祭大
劇場が拍手に包まれる。
シュルティが自らピアノフォルテ??(→鍵盤付きグロッケンシュピ
ール)を奏するところも興味深い。
2.モーツァルト没後200年記念ミサ&レクイエムより抜粋
(1)入祭唱
(2)怒りの日
(3)呪われし者は
(4)ラクリモサ
アーリーン・オジェー
チェチーリ・バルトリ
ヴィンソン・コール
ルネ・パーペ
ウィーン国立歌劇場合唱団
G.ショルティ指揮
ウィーン・フィル
(於ウィーン、シュテファン大聖堂。1991/12/5)
Kさんいわく、
「レクイエムのいうのも分かりにくいですね。『死者のためのミサ曲』
と言われても、よけい分からなくなっちゃう(笑)。じゃ、ミサ曲は何か
というと、ミサの各種典礼文すなわち定まった儀式の文につけられ
た曲ということになります。さらにミサとは・・・・・・」
知識の整理に役立つのでありがたい。
3.モーツァルト レクイエム抜粋
アンナ・トモア・シントウ
ヘルガー・ミュラー・モリナーリ
ヴォンソン・コール
パータ・ブルシュラーゼ
ウィーン国立歌劇場合唱団
カラヤン指揮
ウィーン・フィル
(1986/6 於ウィーン楽友会ホール)
「カラヤンの左手にご注目ください」
「アーメンは、『そうなりますように』という意味ですね~」
(祈り、讃美歌などの最後に唱える言葉。確かに、そうなりますように、
の意)。
Kさんより
「今後のテーマとしては『《カラヤンの世界》に遊ぶ』を考えております」
タイトルを聴いただけで、楽しみだ。
15分ほど余った時間に、「おまけの曲」として、
シュテファン大聖堂におけるサラ・ブライトマンのコンサート
(2008/1/16)を紹介いただいた。
Kさんが作成された立派なレジュメ
帰り道
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