人生ブンダバー

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12/10 緑フラウエンコール第12回演奏会(やや長文)

2020-12-21 05:00:00 | 音楽

12月10日(木)、妹が参加している緑フラウエンコール第12回演
奏会(14:30開演。於やまと芸術文化ホール)を聴く。

コロナ禍による延期、中断もあったが、それにもめげず、しっか
り練習を積み重ねて迎えた、2年に一度の演奏会だ。

私も合唱の演奏会は何カ月ぶりかしらん。今回はマスクを着けて
歌うという(--東混製?カワイ製?)。


ちなみに緑フラウエンコールは、昭和61(1986)年、神奈川大学
附属中高のPTAコーラスから出発。平成7(1995)年からPTAを離
れ、一般合唱団として活躍している。永年にわたって松村努先生
が指導されている。


「やまと芸術文化ホール」は大和市のシリウスにあって、訪れる
のは初めてだ。

シリウスとマスクに惹かれて、子供のようにウキウキと出掛ける。


開演前にシリウス図書館を見学。本好きの者にはたまらない。

なお大和市文化創造拠点シリウスは平成28(2016)年11月に完成
している。


<プログラム>
1.無伴奏女声合唱のための「フォルテは歩む」より
 短歌:永井陽子 短歌:信長貴富
2.Nr.3 Salve Regina etc.
 作曲:J.G.Rheinberger
3.《ミュージカル曲》
 「CATS」より
 ミュージカルメドレー 
 「美女と野獣」~「トゥナイト」~「アメリカ」
 編曲:金井 信
--休憩--
4.女声合唱組曲「ケルトの祈り」(委嘱作品初演)
 なかにしあかね 日本語詞/曲

指揮:松村努
ピアノ:織田祥代
オルガン:浅尾直子


以下、いつもながらつたないコメントを・・・・・・。

以前書いたと思うが、木下保先生のお弟子さんが三林輝夫さんで、
三林さんのお弟子さんが松村努先生だ。
やはり合唱の先生は、「声」を知っている声楽家がいい?

この日のメンバーは、Sop.13、Mez.14、Alt.11人の38人。
Alt.がやや少ないのではと思ったが、声のバランスはよかった。

1.無伴奏女声合唱のための「フォルテは歩む」より
 短歌:永井陽子 短歌:信長貴富
14時30分ジャストに一列縦隊で入場。皆さん入場の姿勢がとても
よく、見習いたいものだ。黒の衣装に黒の合唱用マスク。暗譜の
ステージ。
2曲目「アンダルシアのひまはり」はやや難しい曲?
全体的によく声も出て、「言葉」が聴こえ、目をつぶって聴く
とマスクをしているとは思えなかった。


2.Nr.3 Salve Regina etc.
 作曲:J.G.Rheinberger
下手寄りにピアノ、中央にオルガンという配置。このステージだ
け譜面持ちだった。
(1)明るく美しい「Salve Rejina」で、まさに女声合唱にピッタリ!
だ。
(2)「なんと素晴らしいのでしょう」と歌う2曲目はややゆったり
したポリフォニーでAlt.が見事に存在感を放っていた。
(3)「Hymne」ピアノとオルガンの伴奏がからむ。楽譜を見ていな
いが、やや高音がきつかった?趣味的にはもう少しだけ子音を立
てるのが好きなのだが・・・・・・(前2曲はラテン語、この曲はドイ
ツ語だった)。


3.《ミュージカル曲》
 「CATS」より
 ミュージカルメドレー 
 「美女と野獣」~「トゥナイト」~「アメリカ」
 編曲:金井 信
知る人ぞ知る(?)金井信さん(慶應大学を卒業して藝大へ)に
よる編曲--オーソドックスな編曲でとてもよかった。
松村先生は客席最前列からステージを見上げる指揮。
伴奏に乗って、皆さん「猫」のジェスチャーで登場。動きのある
ステージ。身体を動かしながら歌うのはとても難しいだろうが、
歌も動きも徹底されている。
余談だが、先生は指示を「徹底」させるために、声を荒げること
はないのかしらん。

「メモリー」は有名な曲で、感情移入しやすいこともあるのかし
らん。Alt.が主旋律を歌う部分ではしっかり、きっちりと、とて
もよく、ジ~ンと来た。
「スキンブルシャンクス」は一転して速い曲。最後に先生は駅長
の帽子をかぶってフィーネとなる。

後半のメドレーはどの曲もオナジミだ。「トゥナイト」では二人
がソーシャルディスタンスを取って踊る。
最後は、「アメリカ」に手拍子も登場で盛り上がり、会場からは
大拍手となった。


4.女声合唱組曲「ケルトの祈り」(委嘱作品初演)
 なかにしあかね 日本語詞/曲
5曲ともケルト・キリスト教から取った「祈り」の曲。
(1)Sop.はいきなり高音の出だし。英語から日本語に移る歌詞。言
葉が激しく飛んでくる。
(2)穏やかな曲から「心」(--日本語の「言葉」)が伝わってく
る。ここでもAlt.がしっかり。最後は腹筋に支えられたdim.がすば
らしかった。
(3)は間奏曲的といえばいいかしらん。しばしの安息?
(4)前曲からすぐに。これも日本語と英語による曲。
(5)終曲は英語と日本語によるゆったりした仕上げの曲だ。「あな
たと共にいられたことが私の幸せでした」を繰り返す、女声合唱
でなくては聴けない合唱だった。

カーテンコールでは、松村先生から客席で聴いておられた作曲者
の紹介があった(全員で大拍手)。


アンコールはステージに広がっての「メモリー」。
ピアノ伴奏にも力が入り、一人ひとりの、コロナには負けない
「熱い想い」がガンガン伝わってきて、先ほどにも増して「ジ~
ン」となった。

最後は全員のおじぎで、お開きとなった。


最初から最後までマスクを着けての合唱だったが、全然といって
いいほど気にならなかった。

1,000人収容の会場に300人ほどに観客を絞っての開催。--いつ
にも増して一人ひとりが精いっぱいの拍手を送った演奏会だった。



プログラム表紙



11:56 あざみ野


12:28 小田急線中央林間


12:34 大和着


12:36 大和駅南口へ


12:36 案内に従って、シリウスは左へ


12:39 「シリウス」への楽しい通り道 大和銀座


12:42 正面に見ゆるはシリウス?


12:44 こちらが大和市ご自慢の「シリウス」


12:44


12:45 1階のスターバックス


12:46 1階から図書館になっている。

「全国一」と名高い図書館。


12:58 時間までシリウスを見学。


12:59


13:03 2階


13:05 3階 大和こどもの国


4階 健康都市図書館


13:09 たくさんの本を見ると、いかに読んでいないかを痛感(笑)。


13:13


13:21 岩波文庫が並ぶ。


13:35 新聞コーナー


13:36


13:39


13:45


13:47


13:50 ちょっとだけ手に取る。


13:51 ぼちぼち入場開始


13:57 入口できっちり検温中。手指の消毒も。


13:59


14:01


14:19 座席は一人置きではなかった。


14:21


14:22



15:21 休憩中


15:24


15:24


15:57 無事に終演


16:00


16:23 皆さん楽屋も引き払って


16:24


16:26


16:29 ベルベ(パン屋さん)があった。


16:30


16:31 昼に来た道、帰りゃんせ~。


16:33


16:37


16:39 久しぶりにヴィドフランスでパンを買う。


16:44


17:03 あざみ野に戻る。


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