高校時代、国語のF先生は、「毎日、朝日新聞の社説を400字(800字だっ
たかな?)にまとめなさい。それが一番勉強になります」と言っておられた。
今から考えると、朝日新聞の社説は、内容は別にして、起承転結など、論理
がしっかりしている、ということなのかも知れない。
2月5日付朝日新聞の社説「代表監督解任 経緯を検証し教訓に」を要約すると
○日本サッカー協会が、アギーレ監督を解任した。
○アギーレ氏には八百長疑惑が出ていた。検察当局の告発が受理されたことを受
けての決断である。
○6月からは次のワールドカップのアジア予選が始まる。
○監督の不在によって、チーム作りなどに支障が出かねないことを考えれば、妥
当な判断だ。
○昨年8月の契約時に八百長疑惑を把握することなどは難しかったかもしれない。
○八百長疑惑がスペインで報じられたのは9月末にさかのぼる。協会は、その後
の4カ月間、調査や情報収集に手を尽くしたとは思えない。
○グローバル化が進む中、情報を集める態勢やネットワークづくりが不可欠だ。
今回のようなリスクがあることを、協会は常に想定しておく必要がある。
○そもそも昨夏のW杯ブラジル大会で惨敗した検証も十分にされないまま、監督
に迎えられたのがアギーレ氏だった。
○いったんそこまで立ち返って、後任監督の人選や契約交渉を進めるべきだろう。
先輩大仁会長には失礼だが、はたしてサッカー協会は、フラットな検証をしてい
るのだろうか?しているに違いない?
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