人生ブンダバー

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ウクライナ問題--社説読み比べ

2022-02-27 05:00:00 | 近現代史

ロシアのウクライナ侵攻について、産経、朝日、日経新聞の社説
読み比べをする。

「ロシアのウクライナ侵攻(侵略)」問題については、珍しく各
紙の論調が一致している。
読売、毎日も読んだが、新聞名をマスクすると、どの社説がどの
新聞なのか分からない(いつもは大体分かるのだが)。

朝日新聞社説(2/25)いわく
 第2次大戦は1939年、ナチスドイツがポーランドを侵攻して始まった。域内
 の『ドイツ人の保護』が理由の一つとさ
れらが、今回も共通点がある。
 ・・・・・・この侵攻は結果として、秩
序の守り手としての米国の力が衰えたこと
 を印象づけた。



<産経新聞>
2/25 ロシア軍の侵攻 冷戦後最大の秩序破壊だ 厳しい制裁を
 即座に断行せよ
・冷戦終結後の世界秩序を破壊する歴史的な暴挙だ。プーチン政権は「ウクラ
 イナ政府に虐げられた人々を保護するためで、非軍事化による自衛が目的だ」
 としているが、これほどのウソは聞いたことがない。


<朝日新聞>
2/25 ロシアのウクライナ侵攻 秩序と民主を侵す暴挙だ
・国の主権を侵す明白な侵略だ。第2次大戦後の世界秩序を根底から揺るがす行
 為で、断じて容認できない。

・ウクライナ国内のロシア人を守るために「非武装化」をすると、プーチン大
 統領は演説した。だが、真の狙いは親米欧の政権つぶしにほかならない。


<日経新聞>
2/24 世界はロシアの暴挙を許さない
・国際秩序への無謀な挑戦だ。
・世界はいま、冷戦後最大の危機の淵に立たされている。国連を含め、国際社会
 はロシアを止めるために団結すべきだ。




昨日も書いたが、「戦争は反対だ」と言っていれば、戦争が防止できるわけでは
ないし、「非武装中立」、「憲法9条」なら侵略されないというホショウはない。






1930年代のヨーロッパを知る必読書
野田宣雄『ヒトラーの時代』(講談社学術文庫~文春学藝ライブラリー)
A.J.P.テイラー『第二次世界大戦の起源』(講談社学術文庫)
どちらも★×5である。


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