勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ローマ法王の休日 / Habemus Papam

2012年07月22日 | 洋画(その他)
ローマ法王死去を受けて行われたコンクラーベで新しいローマ法王が選出された。しかし新法王は、就任の演説をすっぽかして、ローマの街へ逃げてしまう・・・。

原題の『Habemus Papam』とはラテン語のようで、「法王が決まった」見たいな意味らしいです。で、邦題の『ローマ法王の休日』は、大方の他人が想像するように「ローマの休日」からインスパイアされたタイトルのようです。確かに、ローマ法王の職務遂行に纏わる話なので、言い得て妙とも思いますが・・・。

冒頭のコンクラーベで、みんな「私が当選しないように」と祈っているんですが、これってそうなんですかね?法王になりたい人って、いないのかな?これは、聖職者の謙虚さを表現しているんでしょうか?

それとラストがね。「えっ!そういう終わり?」と思ったのは私だけではないはず。ああ言う終わりでいいんですかね? そこから始まる物語も有るのではないかと思いますが・・・。

プロモーションや、タイトルから受けるコミカルで楽しい内容というより、意外に真面目な内容なのではないでしょうか? 確かに所々コミカルですが、映画のトーンや結末を見る限り、必ずしもコミカル路線を狙った作品ではないと思いました。なんか、中途半端かな。

タイトル ローマ法王の休日 / 原題 Habemus Papam(WE HAVE A POPE)
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2011年/イタリア・フランス
監督 ナンニ・モレッティ
出演 ミシェル・ピッコリ(ローマ法王・メルヴィル)、イエルジー・スチュエル(ヴァチカン報道官)、レナート・スカルパ(グレゴリー枢機卿)マルゲリータ・ブイ(精神科医)

[2012/07/22]鑑賞・投稿