勝手に映画評

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The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 / The Lady

2012年08月26日 | 洋画(フランス系)
ビルマ(現ミャンマー)民主化の指導者アウンサンスーチー氏の半生を描いた作品。主に、1988年のアウンサンスーチー氏がビルマ(現ミャンマー)に戻る事になった出来事から、1999年夫マイケル・アリス氏の死の辺りまでを描いている。(その後の、二回目の自宅軟禁以降はあまり描かれていない)

アウンサンスーチーと言う、あまりにも有名な存命する実在の人物をミシェル・ヨーが演じたわけですが、似てますねぇ。“完コピ”です。もちろん彼女は、元々ビルマ語は出来ないのだと思いますが、練習してビルマ語のセリフもこなしていました。

でもこれは、アウンサンスーチー氏の映画というより、彼女を遠くから支えた夫のマイケル・アリス氏(と、アレクサンダーとキムの二人の息子の)物語と言うべきだと思います。それほどまでに、これまで日本ではあまり知られていなかったマイケル氏の献身的な彼女への支持が描かれています。マイケル氏の支えがなかったら、アウンサンスーチー氏も、途中で心が折れていたと思います。

感動とか、感銘とか、そう言う言葉だけでは表しきれません。マイケル氏の『愛』に強く心打たれましたが、不思議と涙は湧きませんでした。いやぁ、本当にアウンサンスーチー氏、そしてマイケル氏は強い人ですね。

※アウンサンスーチー氏が、ビルマのミャンマーへの改称を認めていないことから、このPOSTでの表記もそれに合わせ“ビルマ(現ミャンマー)”と表記しました。



タイトル The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 / 原題 The Lady
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2011年/フランス・イギリス
監督 リュック・ベッソン
出演 ミシェル・ヨー(アウンサンスーチー)、デイヴィッド・シューリス(マイケル・アリス、アンソニー・アリス)

[2012/08/26]鑑賞・投稿