勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ジョジョ・ラビット / Jojo Rabbit

2020年01月18日 | 洋画(アメリカ系)
第二次大戦末期のドイツで生きる10歳の少年の姿を描いた作品。

コメディなのか、マジなのか。ぶっちゃけ、ふざけているのかと思う程ナチスを茶化している訳ですが、実は、茶化すことでナチスの愚かさを示しているというような気がします。特に、作品の取っ掛かりは、完全にナチスをバカにしています。

物語にシリアスさ?が加わってくるのは、物語中盤から。それでも、どこかコメディタッチで話の深刻さを緩和している様な気がします。

実は、物凄く深刻で、悲しい話を描いているはずなのですが、物語のタッチで救われている気がします。

タイトル ジョジョ・ラビット / 原題 Jojo Rabbit

日本公開年 2020年
製作年/製作国 2019年/アメリカ
監督 タイカ・ワイティティ
時間 109分
出演 ローマン・グリフィン・デイヴィス(ジョジョ・“ラビット”・ベッツラー)、トーマシン・マッケンジー(エルサ・コール/隠れていたユダヤ人少女)、タイカ・ワイティティ(アドルフ・ヒトラー/ジョジョの空想上の友達)、レベル・ウィルソン(フロイライン・ラーム)、サム・ロックウェル(クレンツェンドルフ大尉)、アルフィー・アレン(フィンケル准尉/クレンツェンドルフの部下)、スティーブン・マーチャント(ディエルツ大尉/ゲシュタポ))、スカーレット・ヨハンソン(ロージー・ベッツラー/ジョジョの母)、アーチー・イェーツ(ヨーキー/ジョジョの親友)

リチャード・ジュエル / Richard Jewell

2020年01月18日 | 洋画(アメリカ系)
1996年のアトランタ五輪で発生した爆発事件で、爆発物を発見して、多くの人々を救ったのにも関わらず、容疑者として捜査された実在の警備員リチャード・ジュエルを描いた作品。

アトランタオリンピックでの爆発事件、覚えています。ただ、その後、こんな騒動になっていたとは知りませんでした。典型的な不必要なメディアの報道による、善良な人に対する被害ですね。

日本でも少なからず、これと同じ出来事はありますね。記憶にあるのは、松本サリン事件。これも、第一通報者が疑われ、メディア被害と捜査機関による人権蹂躙を受けた出来事でした。全く同じです。

1996年は、SNSなどがあまり発達していなかった時代ですが、今はSNSが(必要以上に)発達してメディアのみならず、SNSによる被害が発生する時代になってしまいました。いま発生したら、これ以上に酷い事になりそうですね。

タイトル リチャード・ジュエル / 原題 Richard Jewell

日本公開年 2020年
製作年/製作国 2019年/アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
時間 131分
出演 ポール・ウォルター・ハウザー(リチャード・ジュエル)、サム・ロックウェル(ワトソン・ブライアント/弁護士)、キャシー・ベイツ(バーバラ・"ボビ"・ジュエル/リチャードの母)、オリヴィア・ワイルド(キャシー・スクラッグス/新聞記者)、ジョン・ハム(トム・ショウFBI捜査官)、イアン・ゴメス(ダン・ベネットFBI捜査官)、ディラン・カスマン(ブルース・ヒューズFBI捜査官)、ウェイン・デュヴァル(ポリグラフの検査官)