勝手に映画評

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GODZILLA / GODZILLA

2014年07月27日 | 洋画(アメリカ系)
1954年の日本映画『ゴジラ』のリメイク。

う~ん、これは何とも・・・。間違いなく、ゴジラ映画です。かつて、1998年に、マシュー・ブロデリックとジャン・レノの出演により作成された『GODZILLA ゴジラ』は、“ゴジラ”と言うよりも、巨大なトカゲと言って良いような姿形だったわけですが、今回の“ゴジラ”は、まさしくゴジラ。その意味では、リメイク成功だと思います。

ただ、変な言い方ですが、ストーリーもゴジラ映画なんですよねぇ。街を、破壊しつくします。って言うか、破壊したのはMUTOであって、ゴジラではないのかもしれませんが。でも、ゴジラやMUTOへの(何ともいえない、無駄な)攻撃シーンは、ウルトラマンなどにも共通して見られる、ある意味、言葉を選ばずに言えば、滑稽な攻撃シーンなんですよねぇ。ハリウッドで、こんな滑稽な攻撃シーンを描き出すとは思いませんでした。

それと、1998年ゴジラは、口から放射能を噴きませんでしたが、今回のゴジラは違います。って言うか、目を疑いました。そこまでするかと。今回のゴジラは、口から噴きます。ビックリです!いやぁ、こんな日本的な描写をハリウッドでするんだと。

ぶっちゃけ、突っ込みどころ満載です。海軍のEODが、そんなに都合よくHALOの訓練を受けているのか?とか、空母サラトガって、どういう事?とか。あまりにもいっぱいあって、突っ込みきれませんでした。

ところで、冒頭の、日本における原発事故の件は、これは、福島第一原発事故を下にした話ですよね?たぶん。1954年の最初のゴジラは、当時の核(兵器)開発競争への警鐘という意味合いもあったと思いますが、今回のゴジラは、同じ核関連でも原発事故を描いているとは、時代を感じます。もっとも、1950年代・1060年代の核実験の事もきちんと説明はしていますが。

渡辺謙演じる芹沢猪四郎は、1954年の作品の芹沢大助博士と監督であった本多猪四郎の名前の合成。初代のゴジラ作品へのへのオマージュだそうです。

ギャレス・エドワーズ監督が「これは怪獣映画でもモンスター映画でもない。ゴジラ映画だ。」と評したらしいですが、まさにそのとおりだと思います。突っ込みどころは満載ですが。

タイトル GODZILLA / 原題 GODZILLA
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ギャレス・エドワーズ
出演 アーロン・テイラー=ジョンソン(フォード・ブロディ)、渡辺謙(芹沢猪四郎)、エリザベス・オルセン(エル・ブロディ/フォードの妻)、ブライアン・クランストン(ジョー・ブロディ/フォードの父)、ジュリエット・ビノシュ(サンドラ・ブロディ/フォードの母)、サリー・ホーキンス(ヴィヴィアン・グレアム)、デビッド・ストラザーン(ウィリアム・ステンツ)

[2014/07/27]鑑賞・投稿


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