勝手に映画評

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キングスマン / Kingsman: The Secret Service

2015年09月13日 | 洋画(イギリス系)
どこの国にも属さない独立した秘密情報機関『キングスマン』の活躍を描く映画。マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズによる『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』と言う漫画が原作。

独立情報機関という発想がいいですね。その発想が、この作品の後の設定に活きてきます。「そうか、そう来るんだ」と言う事で、この組織が独立組織であることが活きるんですねぇ。

劇中に「映画ならあり得ない設定で助かるが、現実にはそうではない」と言う趣旨のセリフが出てきますが、正にそう。「えっ!マヂで?」と言う設定が途中にあります。いやぁ、だってねぇ。あんまり書くとネタバレになってしまいますが、ちょっとビックリな設定です。

ビックリするのは他にもあります。今回は、人類抹殺をイカれたIT長者が相手なんですが、これも「えっ!マヂで?」と言う程、めっちゃ人が死んでいきますって言うか、人が殺されます。そこのところは、マンガ的です。あんまり簡単に人が死ぬし、その死に方も茶化したようなところもあるので、批判も有るようです。

マンガ的なのは、キングスマンの戦い方も。いやぁー、全盛期のジャッキー・チェンも真っ青のアクションの連続。どうやってあそこまで鍛えるのかと(笑)。でも、あそこまで戦えるんだとすると無敵だよな。

今回の悪役は、サミュエル・L・ジャクソン。ワルです。イカれたワルを上手く演じています。って言うか、サミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインの部下のガゼルが怖い。殆ど斬鉄剣だし。あんなん居たら、勝てないよ。

これまでにない、最強のスパイアクション映画です。でも上記の通り、人の死に方に異論があるんで、+R15指定。うーん、そうか。仕方ないかな。

タイトル キングスマン / 原題 Kingsman: The Secret Service
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/イギリス
監督 マシュー・ボーン
出演 コリン・ファース(ハリー・ハート/ガラハッド)、タロン・エガートン(ゲイリー・“エグジー”・アンウィン)、マイケル・ケイン(アーサー)、マーク・ストロング(マーリン)、ソフィー・クックソン(ロキシー)、サミュエル・L・ジャクソン(リッチモンド・ヴァレンタイン)、ソフィア・ブテラ(ガゼル)、マーク・ハミル(アーノルド教授)、エドワード・ホルクロフト(チャーリー)、サマンサ・ウォーマック(ミシェル)、ジェフ・ベル(ディーン)、ビョルン・フローバルグ(スウェーデン首相)、ハンナ・アルストロム(スウェーデン王女)、ジャック・ダベンポート(ランスロット)


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