勝手に映画評

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ヴィンセントが教えてくれたこと / St. Vincent

2015年09月06日 | 洋画(アメリカ系)
酒飲みでギャンブラーなダメおやじと、隣に引っ越してきた気弱な少年との友情を描いた作品。2014年にアメリカで公開された時は、僅か4館での公開だったが、徐々に観客の共感を得て最終的には2500館での公開まで至ったと言う。

ビル・マーレイのダメおやじぶりがサイコー!『私が愛した大統領(Hyde Park on Hudson)』では、アメリカ犬生史上唯一4選を果たしているフランクリン・デラノ・ルーズベルトを演じていますが、それとはひと味も、ふた味も異なる演技。見事です。

って言うか、ナオミ・ワッツがロシア系の女性を演じていますが、そのロシア風な英語が見事。まぁ、英語の苦手な日本人の耳での聞き取りの限りではありますが(苦笑)。

物語上の設定では、オリバーは(eiga.comによれば)12歳と言う事のようです。画面から見ると、日本の同じ12歳と較べて、ちょっと幼すぎる様な気がするのですがどうでしょうか?アメリカでは、13歳未満位までは一人で出歩くことが出来ないとか、日本よりも厳格に子どもを扱っているのはよく聞く話。そう言う背景のある国なので、オリバーの面倒を見るためにヴィンセントが必要だったという事ですよね。これが日本だったら、「もう大きいんだから、大丈夫でしょ!」とか言われていわゆる鍵っ子になるわけですが。どちらが良いというわけではないですが、日本とアメリカの違いですね。って言うか、10歳は超えているのに“ベビー”シッターと言うのか。

2015年の第72回ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル部門)及び最優秀主演男優賞(ビル・マーレイ)(コメディ/ミュージカル部門)ノミネート。

4館->2500館に上映館数が伸びたのはよくわかります。心が温かくなりました。

タイトル ヴィンセントが教えてくれたこと / 原題 St. Vincent
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/アメリカ
監督 セオドア・メルフィ
出演 ビル・マーレイ(ヴィンセント)、ジェイデン・リーベラー(オリバー)、メリッサ・マッカーシー(マギー/オリバーの母)、ナオミ・ワッツ(ダカ/ヴィンセントの恋人?)、クリス・オダウド(ジェラティ神父/オリバーの担任)、テレンス・ハワード(ズッコ)


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1 コメント

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TBありがとうございます。 (ミス・マープル)
2015-09-06 20:21:45
劇場にて鑑賞しました。
客層がかなり年齢層が高かったです。
オリバー役の少年がよかったですね。ナオミ・ワッツのロシア訛りの英語は全然気がつきませんでした。(笑)
ビル・マーレイがもっとダメっぷりを見せてくれると印象に残りました。結構みんなに好かれていたな。
お気に入りリンクに入れさせてくださいね。もし不快ならご連絡ください。
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