勝手に映画評

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マンデラ 自由への長い道 / Mandela: Long Walk to Freedom

2014年05月24日 | 洋画(アメリカ系)
昨年(2013年)12月5日死去した、ノーベル平和賞受賞者であるネルソン・マンデラ氏の自伝『自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝』の映画化。

自伝という割に、意外に前半は、すぐに女性と恋に落ちたり、不倫したりという、自由な(?)マンデラ氏の姿が描かれます。まぁ、マンデラ氏が3回結婚したのは事実として知られていることなので、隠すようなことではないという事と、映画と言う劇作品なので、そう言う物語性も必要だったからということが有るのかもしれません。それがないと、ひたすら反アパルトヘイト運動が描かれ、後半は、ただ刑務所にいる姿しか無くなりますからね。

自伝が下なので仕方ないのかもしれませんが、客観性には欠けるかもしれません。それと、マンデラ氏がロベン島に収容されていた時期については、もちろんロベン島の事しか映画では描かれていません。ANCやウィニーを通じて、若干の外部の情報も得ていたでしょうが、収監中なので仕方ないですね。

物語終盤の、デクラーク大統領とのやりとりに関しては、36年も抑留されていたにも関わらず、その闘志は失われていないことがハッキリと判りました。特に、釈放に関わる彼の言葉。すごい人ですね。

非常に素晴らしいテーマの映画なんですが、個人的には、もう少しアパルトヘイトの事を掘り下げて欲しかったです。

タイトル マンデラ 自由への長い道 / 原題 Mandela: Long Walk to Freedom
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ジャスティン・チャドウィック
出演 イドリス・エルバ(ネルソン・マンデラ)、ナオミ・ハリス(ウィニー・マンデラ)、トニー・キゴロギ(ウォルター・シスル)、リアード・ムーサ(アーメド・カトラダ)

[2014/05/24]鑑賞・投稿


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