勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ペントハウス / Tower Heist

2012年02月05日 | 洋画(アメリカ系)
超高級マンション“THE TOWER”を舞台に、その“THE TOWER”のペントハウスに住む大金持ち?にお金を騙し取られた人々が、その騙し取られたお金を取り戻そうとする物語。ペントハウスに住むのが1%の人で、お金を盗もう(取り戻そう)とする人々が99%の人と言う事だとすると、まるでoccupy wall streetの主張を地で行っている見たいです。

大金持ちから、様々な仕掛けを張り巡らしてお金を盗もうとする点から言って、基本テイストはオーシャンズ11的。もっとも、オーシャンズ11は、盗む側はすべて盗みのプロであったのに対し、この作品では、基本的に盗む側は市井の人々。そういう意味では、オーシャンズ11で見られた様な美しい手口はあまり期待できません。あ、でも、最後のシーンはキレイに決まってオーシャンズ11的でしたけどね:-p

この映画のコピーが『このペントハウスに隠されたトリックを見破れるか?』とかなっていますが、ちょっとどうかな。そのコピーだと、本当に謎解きがメインの物語と思ってしまいますが、そうではありません。この物語のメインは、ズバリ盗むこと。そういう意味では、コピーは頂けません。

映画にはエディー・マーフィーも出ています。ビバリーヒルズ・コップで見られた様なマシンガントークの片鱗は見えますが、ちょっと地味? このところのコメディー映画ではベン・スティーラーが幅をきかせていますが、その力関係そのままと言ったら言い過ぎでしょうか?

“THE TOWER”で働く人々の国籍が、非常に多岐に渡るということも注目。マイケル・ペーニャ演じるエンリケ・デヴローが、劇中で「ここに住むのは白人(の金持ち)ばかり」と言う意味合いのことを言っていますが、それが、アメリカ、NewYorkの現実かもしれませんね。

この手の映画は、最後はハッピーエンドと言う事とが定番。これも、ハッピーエンドかもしれませんが、やっぱり素人泥棒は、ダニー・オーシャンorルパン三世の様には行かないようです。

タイトル ペントハウス / 原題 Tower Heist
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2011年/アメリカ
監督 ブレット・ラトナー
出演 ベン・スティーラー(ジョシュ・コヴァックス)、エディー・マーフィー(スライド)、ケイシー・アフレック(チャーリー)、アラン・アルダ(アーサー・ショウ)、マシュー・ブロデリック(Mr.フィッツヒュー)、スティーブン・ヘンダーソン(レスター)、ティア・レオーニ(クレア・デナム/FBI特別捜査官)、ジャド・ハーシュ(Mr.サイモン)、マイケル・ペーニャ(エンリケ・デヴロー)、ガボレイ・シディベ(オデッサ)

[2012/02/05]鑑賞・投稿


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。