河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

科研費申請書修正

2009-10-30 | 研究・講演
学内では既に締切を過ぎているが、共同研究者の既に申請した科研費申請書を修正して再度電子申請を行った。
あらかじめ事務担当者に連絡して、登録の解除をしてもらった。

大幅に修正を行ったため、かなり時間がかかり、全て終了した時には午後8時を過ぎていた。
研究予算に修正が及ぶと、私の申請書も修正しなければならなくなるからだ。

科研費の申請書は年を追う毎に複雑になり、記入の仕方も微妙に変化する。
今年の申請書からは、研究費の応募状況の覧で、来年度の研究予算を書く欄で期間全体の予算額を書くところが、昨年までは研究総予算を書けば良かったのが、今回からは申請する研究者本人だけの予算総額を書くようになった。
これはどういうことかというと、例えば3人で共同研究を行うとすると、総予算を研究期間3年間なら各年度毎にどのように分配するかあらかじめきちんと計画を立てなければならないと言うことである。
学外に共同研究者がいる場合は、科研費の申請は例年以上に込み入った手続きをとる必要がある。
当然ながら申請に合わせて同意書も必要である。

もう一つ困ったことは、Wordの書式が微妙に崩れてしまうことである。
それでもあの手この手で何とか枠に収まったと思って、PDFに書き出すとまた崩れてしまう。

泣きたくなるような気持ちになる。

夜になって、申請作業が大詰めを迎えたころ、自宅から電話がかかってきて子どもが熱を出しているから早く帰ってこいという。

疲れ果てて自分自身発熱しそうなほどだ。
それでも何とか研究課題4つ全部修正提出が完了した。

もう科研費の書類など見たくもない。

電子申請になってから楽になったこともあるが、面倒になったことも多い。
毎年こういうことを繰り返していると、次第に感動もなくなり、だんだん研究自体が億劫になってくる。
科研費の申請そのものをやめてしまう先生の気持ちも分からないではない。
科研費を申請しなくても、別に何事もなく過ぎていくからだ。

来年になって不採択なら、これまでの努力は全て無駄になる。
いっそ研究などやめてしまえば今の数倍楽ができる。

疲れてくるとだんだんネガティブな思考しか出てこない。

それにしても、今年は例年以上に頑張った。
忙しすぎて肝心の中身を推敲することが十分できなかったのが心残りだが、まずまずの仕上がりだと思う。
来年に良い結果が返ってくることを期待している。
コメント
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