川天使空間

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季節風107号

2011年07月15日 05時29分01秒 | 創作・本の紹介
ペパーミントグリーンの季節風107号。
さすがのお仲間たちの作品が勢揃い。

森くま堂さまの「バーバー・ソルト」。
男の子になりきって書いてる。すごい。
犬のリキの気持ちまで伝わってくるみたいだった。
シシュンキって?と聞いたら父さんが「盗んだバイクで走り…」。
思わず吹きだしてしまった。
同じ床屋で散髪した、前髪そろえた髪型の小学生がずらっといる場面を想像したら、ほんわかした。
マナエと仁(JIN!)のやりとりが、なんか、いいなぁ。

森川成美さまの「三・三・七拍子」。
川瀬のキャラがどうにも気になって気になって。
好きなところ(saffiさま風)。
「和音の上がり下がりにぞくっとするほど好きなところがある」
うんうん、それある。この表現に、こっちもぞくっとさせられた。
「ぐるっと教室をみまわしたが、動かない黒い髪とつむじの白い点しか見えない」
女子高生のきちんとゆわえた髪のつややかさや匂いまで伝わってくるみたいだった。
「路津子の芯が、私は行けると言っている」
お話ぜんたいに「主人公の芯」が、すっと、通っているのだなぁ。

おおぎやなぎちかさまの「やすみがふたつかさなる日」。
好きなところ。
「山がたのしいって、しってるもん……もしもクマがでても、へっちゃらだもん……
……でも、ダメ。きょうはいきたくない」
きっぱりしてて、いいなぁ。
「おれは、きょうはきげんがわるい」
「あたしも、きょうはきげんがわるい」
これこれ。いいなぁ。
「カニがあわぶく、おこっている。
ハサミをふりあげ、おこっている」
おおぎやなぎさまが紡ぐ言葉は、なんてリズミカルで気持ちいいんだろう。

……と、ここまでしかまだ読めてませんが、すごいです、季節風。
私の創作は、すごく楽しく書けたので、ボツでもよしとしよう。

みんなに触発されて続編を少し考えた。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)

コメント (6)
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