川天使空間

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児童文芸2015 10・11月号

2015年10月10日 05時11分57秒 | 創作・本の紹介
ひろすけ童話賞、「わたしちゃん」石井睦美はさすがです。
なんとも自然な自分描写が好きで、次の療育センターで読むつもり。
そして、今号の特集は「出版社さん、こんなアンソロジーはいかが?」

これ、すごいです。
作家団体機関誌が出版社に具体的な提案をする特集なんて。
新編集長の高橋うららさまのご手腕でしょうか。

そしてその内容もとても濃い。
『企画案1タイムトラベル短編歴史物語集』
『企画案2おもしろ♪ほんわか♡ペット物語集』
『企画案3未来の宇宙物語集』
『企画案4おとぎ話その後』
それぞれに『読者対象』『内容』『例』『アピールポイント』が挙げられている企画案一覧だけでもすごいのですが、
『サンプル作品』が圧巻なのです。
みんなすてきなのですが、お仲間の作家さんはさすが。

『虹の橋』越水利江子 
 りえ子さまが描く五稜郭と土方と沖田総司-世界が完璧にできあがってます。
『ママンを追いかけて』光丘真理
 画家である母親と男の子、パリと日本と過去と現在が交錯し胸がきゅんとして。
『子犬の気持ち』沢田俊子
 足に障害がある奈々子とやはり足に障害がある子犬のモモ、心がつながっていく展開に。
『うちのアイドルはプチトマト』深山さくら
 金魚にも便秘ってあるんだ!と衝撃でした。
『浦島太郎、山へ行く』新井悦子
 浦島太郎のその後が面白く、玉手箱を開けなかった二郎に拍手!

連載、大塚篤子さまの『香時計』、ひいなと本郷さん、いいなあ。
近江屋一朗さまの『クラスダイアリー』、鳳育馬が帰ってくるとどうなるのかとわくわく。

開隆人さまと土山優さまのブックプラザは、読みたい本が増えてこまります。
『if』エッセイの佐々木ひとみさま『言ってみるもの』、私も勇気を出して『言ってみよう』かな。
同人誌評は、うたかいずみさまとかとうけいこさま。
ありがたいようさまの『児童文学散歩』は原田マハさんの作品に出てくる岡山の市電。

ささきありさまの創作童話『サバイバル・フィットネス』、これ、近い将来にほんとうにありそう。

童話塾in東北の報告文も載せていただき、一冊しっかり楽しませてもらいました。

そして、88ページの高橋うららさまの文章にびっくり。
『児童文芸』の販売数が、昨年度は前年度の2倍になったとのこと!
編集作業もエクセルで「台割」を作成して等々、編集の効率化を図っている。
編集部の方々のパワーがひしひしと感じられました。
これからもよろしくお願い致します!

いい作品を読むことはいい作品を書くために必須のことだなあと痛感。
今日は新潟で次男の結婚式。
ちょっと緊張。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント (3)
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