GW明けから「学校で百日咳が流行っていて、調べてください」という患者さんが続いていた。
喘息発作のひどい子が多く、吸入器も満員御礼。
たくさんいる喘息患者さんの中に百日咳を診断するのは難しい。
特有のコンコンコンコン、ヒューッという咳をする子はいない。
百日咳では、咽頭に舌圧子を入れると咳き込むが、そんな子もいない。
けれど患者さんがいたなら、他にもいるはずと検査を行った。

何人か検査したうちの中学生のひとりで、百日咳抗体PT-IgGが100を超え、百日咳の診断がついた。
百日咳は全数報告になったので、秋田市保健所に報告書を送った。
(患者さんは潟上市だが、医療機関のある保健所に報告、報告書に患者さんの所在地を記載する)

聞くと、同じクラスに百日咳患者さんがいたらしい。
けれどこの子はGW明けに咳でクラリスを一週間処方しているし、今回ジスロマックを処方していた。

百日咳がいちばん感染しやすい時期は、咳・鼻水などのあるカタル期から第4週頃までの発症初期。
(この時期は咽頭ぬぐい液百日咳菌核酸検出/LAMPの検査が有効)
百日咳は出席停止となるが、学校に行ける目安は、特有の咳がなくなってから、
あるいは有効な抗生剤を一定期間(クラリスなら7日間、ジスロマックなら3日間)内服後、となっている。
PT-IgGの検査結果が届くまで数日かかる。
もともと百日咳特有の咳ではないから、登校は可能(クラリス内服後だし)。
血液の白血球数も少なくリンパ球優位でもなく、おそらく百日咳はすでに回復期になっていたのだろう。
でもひとりいるということは、まだまだいそうな予感。
校医をしている秋田市の小学校でも6年生で百日咳の子が出ていて、
「修学旅行大丈夫でしょうか」と養護教諭の先生から問い合わせがあった。
「そのお子さんは投薬も受けて出席停止時期を過ぎているので大丈夫です。
でもそのお子さんから感染した人には感染力がある可能性がありますから、
疑わしい人は母子手帳持参で受診してとお伝えください」とお返事した。
百日咳、大きな子は軽症だが、
四種混合ワクチン接種前の赤ちゃんにうつると肺炎や脳症を起こして重症になる。
どうか流行が小さな子まで広がりませんように。
小児科は忙しいけれど、気持ちは安定。
百日咳も流行が心配だったから説明パンフや報告書を用意してあったし。
でも気持ちが落ちつきすぎて創作の気合もっと入れねば。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
喘息発作のひどい子が多く、吸入器も満員御礼。
たくさんいる喘息患者さんの中に百日咳を診断するのは難しい。
特有のコンコンコンコン、ヒューッという咳をする子はいない。
百日咳では、咽頭に舌圧子を入れると咳き込むが、そんな子もいない。
けれど患者さんがいたなら、他にもいるはずと検査を行った。

何人か検査したうちの中学生のひとりで、百日咳抗体PT-IgGが100を超え、百日咳の診断がついた。
百日咳は全数報告になったので、秋田市保健所に報告書を送った。
(患者さんは潟上市だが、医療機関のある保健所に報告、報告書に患者さんの所在地を記載する)

聞くと、同じクラスに百日咳患者さんがいたらしい。
けれどこの子はGW明けに咳でクラリスを一週間処方しているし、今回ジスロマックを処方していた。

百日咳がいちばん感染しやすい時期は、咳・鼻水などのあるカタル期から第4週頃までの発症初期。
(この時期は咽頭ぬぐい液百日咳菌核酸検出/LAMPの検査が有効)
百日咳は出席停止となるが、学校に行ける目安は、特有の咳がなくなってから、
あるいは有効な抗生剤を一定期間(クラリスなら7日間、ジスロマックなら3日間)内服後、となっている。
PT-IgGの検査結果が届くまで数日かかる。
もともと百日咳特有の咳ではないから、登校は可能(クラリス内服後だし)。
血液の白血球数も少なくリンパ球優位でもなく、おそらく百日咳はすでに回復期になっていたのだろう。
でもひとりいるということは、まだまだいそうな予感。
校医をしている秋田市の小学校でも6年生で百日咳の子が出ていて、
「修学旅行大丈夫でしょうか」と養護教諭の先生から問い合わせがあった。
「そのお子さんは投薬も受けて出席停止時期を過ぎているので大丈夫です。
でもそのお子さんから感染した人には感染力がある可能性がありますから、
疑わしい人は母子手帳持参で受診してとお伝えください」とお返事した。
百日咳、大きな子は軽症だが、
四種混合ワクチン接種前の赤ちゃんにうつると肺炎や脳症を起こして重症になる。
どうか流行が小さな子まで広がりませんように。
小児科は忙しいけれど、気持ちは安定。
百日咳も流行が心配だったから説明パンフや報告書を用意してあったし。
でも気持ちが落ちつきすぎて創作の気合もっと入れねば。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)