新型コロナ(COVID-19)陽性者がいつ外来を受診してもおかしくない今。
けれど、連日まだインフルエンザ・溶連菌感染症・感染性胃腸炎が出ている小児科外来。
医師会は「インフルエンザなどの感染症検査は感染防御ができるときだけに」と求めている。
うちの小児科では、3月10日から、感染予防対策を強化。
どうしているかというと、まず患者さんの密集を避けること。
小児科からのページでお知らせしている。
午前は一般外来、午後はワクチン・乳幼児健診と分けて、
できる限り、待合室ではなく自家用車の中で待ってもらっている。
体温測定は、療育センターで使っているものと同じ、医療用非接触体温計で。
そして、熱がある子や咳のある子にはこれを見せて、感染機会があったかどうかを確認。
もし感染のリスクが高い子が受診したら、このセットをつけて車の中で診察予定。
(新型インフルの時もやったっけ)
いつもはマスクをせず子どもの診察をしていたが、今は竹布のマスクを毎日洗ってつけている。
タクシーの芳香剤が苦手なので、竹布マスクは健診に出かけるタクシー内でつけていた。
あと、寝る時も呼吸が楽なので、疲れてちょっとお昼寝する時にも使っている。
看護師さんはサージカルマスクをつけているが、私はこちらが好き。
竹布は抗菌作用があることはわかっているが、抗ウイルス作用はたぶんない。
竹布マスクをつけていると、匂いはかなりブロックされる。
匂い分子はコロナウイルス分子より小さいし、かすかな効果はあるかも。
でも、マスクやゴーグルの一番の効果は「口や鼻や目に手で触らなくなること」と思っている。
そして、普段の診療ではゴーグルの代わりに、
ゴーグル型になっている白内障術後用のこの保護グラス。
手は診察椅子の隣のシンクで石けん洗い、ペーパータオルで拭く。
机や椅子などは、消毒用の次亜塩素酸スプレーで消毒するが、
やっぱり一番良かったなと思うのが、窓があること。
診察室も待合室にも窓があり、処置室は南と西に二方向の窓。
これを開けて換気できるのが、いちばんの安心要素。
家では宅配便の配達員と接触しないよう、宅配ボックスを設置した。
それでも、新型コロナは一般的には軽症ゆえに、じわじわと国中に広がるんだろう。
きっと遅くない時期に、私も診察することになるだろう。
そして1年もすれば「高齢者には危険な風邪」くらいになるのかも。
こちらは新型コロナのデータをグラフとして視覚化できるサイト。
これを見ると韓国はピークに達したが、日本はまだまだピークは先のよう。
(左下のCountryのところでJapanなどを選択するとグラフが出てくる)
やれることを早いうちからやっておく。
今できることはこれしかない。
涙が出ないよういつも動いている気がする。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)