時間

釣りの時に使う防水・ソーラーの電波時計（気合いありあり）。
仕事のあいだは、手洗いにじゃまだし、そこらの壁に掛け時計があるから、腕時計はしない。
最近の毎日は、時計を見る余裕もなく時間が過ぎていく。

けやき平幼稚園がインフルエンザで休園になったとか、飯島幼稚園は大丈夫だと思ったのに続けてインフルエンザ陽性の子がいたとか、井川町の子どもセンターで12月9日、10日、連日夜にインフルエンザワクチンの集団接種に行くのが決まったのに、センターでインフルエンザが増えているとか、基礎疾患のある子の二回目新型ワクチンの予約を入れようとか、先天性心疾患の子が肺炎になってしまってシナジス（RSウィルスのモノクローナル抗体-予防薬）注射の予約をどうしようかとか。
診察や処置をしながらそんなことが頭の中にどんどんインプットされていく。
とうに容量オーバーしている頭は、時々フリーズする（いいのか…）。

診察中に電話などが入って診察再開すると、
「あ、私、どこまで診察したんだっけ」
と、止まってしまう。これはまずい。

というわけで、昨日は9時過ぎに寝た。
途中で猫たちに3度起こされたけれど睡眠は十分。
猫たちのおかげでレム睡眠が多かったのか楽しい夢もみた。
睡眠の中で不要な情報はゴミ箱に捨てられ、必要な情報が再構築されたはず。
起きたら頭すっきり。
私の脳内時計はきちんとコチコチ動きはじめたみたい。

ひでじぃさまのご本を読みながら眠った。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

学級閉鎖の効果

昨日の秋田市医師会園医の会。
新型インフルエンザの医学的知識のおさらいと、流行阻止対策のいろいろの講演があった。

秋田市ではクラスの人数の15％が罹患すれば、5日間の学級閉鎖となる。
つまり、40人学級では6人が罹患すれば学級閉鎖になるのだ。
潜伏期にある人はその5日間の間に発症し、学級閉鎖がとけたときには感染力が強い状態の子は少なくなっている計算。

「今日まで学級閉鎖だったのにインフルエンザになっちゃって」
と、学級閉鎖4-5日目くらいで発症する子がけっこういる。
例年のインフルエンザの潜伏期は1-3日くらいだったけれど、新型は長い印象がある。
一週間近くしてから同居家族が発症という例もあった。
5日間の学級閉鎖はぜったい必要なのだ。
実際、5日間の学級閉鎖・学年閉鎖・休校できちんと流行は沈静化する。

昨日のインフルエンザA型患者さんはここ数日で最少。
ちょっと流行もひと休みかなというところ。
その代わりインフルエンザワクチンで大にぎわいだったけれど。

このまま終息してもらいたいが、そうはいかないだろう。
学級閉鎖の効果で、爆発的な流行が抑えられているだけ。
同じ学校でまた流行し、幾度か学級閉鎖になって、だんだん集団の免疫が高まって、やっと終息するのだろう。
ワクチン導入で集団の免疫力が高まると終息は早まるだろうけど、きっと12月に再流行し、冬休みでいったん沈静化し、正月明けでまた流行し、それからやっと終息していくのではないかしら。
でもそれまでの間、あっちの学校で学級閉鎖、こんどはこっちの学校、こっちの保育所、あっちの保育所と、散発的な小流行がずっと続く。

今の流行の場はほとんど学校などの集団。
もし学級閉鎖をしていなかったらどうなっていただろう。
高校や中学校から一気に小学校に流行し、保育所や職場にも大流行し。
そうなると確実に医療のキャパシティを超えていたはず。
今だっていっぱいいっぱいなのだから。

ワクチンや学級閉鎖などの措置を取ることで、流行は遷延するが、爆発的な流行は阻止できる。重症者はきちんと医療を受けられ、死亡者を減らすことができる。
5日間の学級閉鎖は絶大な効果があるのだと思う。

でも去年までは、インフルエンザの流行で校医が「2-3日学級閉鎖にしても意味ありません」と訴えても、学校現場では給食や行事とのからみで、なかなか5日間の学級閉鎖はしてくれなかった。
今回の件でその効果が証明されれば、今後文句なく5日間にしてくれるかな。
いや、それはきっと無理。
季節性インフルでもせめて4日の学級閉鎖を取ってもらいたいけれど、学習計画が破綻するからと、また元の2-3日に戻るんだろうな。

しっとりと読んで、ちょっとだけ書いた。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

集団接種

昨日、午前の新型＆季節性インフルエンザワクチン＆インフルエンザ患者さんの診療を終えてから、潟上市の保健師さんに集団接種のことを電話で相談。
クリニックの方の新型インフルエンザワクチンについては予約体勢＆覚悟ができた。
でも、クリニックで接種できる人数は限られる。
より多くの子どもたちに接種するためには、集団接種に出向するしかない。

井川町には乳幼児健診のあとに集団接種をやれないかと話してあった。集団接種の希望者ぶんのワクチンをうちで発注して、用紙やワクチンや注射器や印鑑など一式を持って行って接種する。
同じことを潟上市でもやれないかと。
「やれるようです。でも、後藤先生から追分乳児保育所の集団接種の話があったこともあって、潟上市で今中心になって動いてくれている神田医院の神田先生が、まずは保育園での集団接種をという方向で検討中です」

良かった。
25日までに発注すれば、たぶん12月7日からの早い時期に集団接種できる。
夕方の診療を終えてから、看護師さんなしで私ひとりで出かけることになる。
またいろいろ準備しなくちゃ。

ひでじぃさまのご本をしっとりと読んだ。
まだ途中。まだ楽しめる。
今日の午後は潟上市の健診なので、集団接種の話を詰める予定。
夜は秋田市医師会の園医の会。ここでも集団接種の話かも。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

フル稼働

昨日は朝7時半に職場に着き、書類やワクチン接種の準備に、各園へのお知らせに、いろいろ作業やら連絡やらをやりつつ、インフルエンザ患者さんの診療やワクチンやで、夕方7時半すぎに最後の予約確認の電話を終え、その後の予約調整を事務の方に頼んでから帰途についた。

この間、昼もパンをつまみながら予約の電話をしていたので12時間フル稼働。
仕事密度が半端じゃない。ハーフタイムなしでサッカーやってる感じ。
忙しいとはいえ、これまではどこかでちょっと息つく暇があったのに。
ま、新型ワクチンの初日だから仕方ないか。

「希望者リスト」に書いてもらった方への電話は、私の責任としてひととおり終えた。今後の新型インフルエンザワクチンの予約は、午後健診で私がいないときの電話予約と、外来に来てもらって（受診の後など）予約ノートに保護者の方から記入してもらう方式を取ることに。

ただしこれは月に2回ほど定期的に同程度のワクチンが納入されることが前提。
「ワクチンが届いてから日時の予約をしたほうがいいんじゃないか」
と旦那様に言われた。
それは正論なんだけれど、それでは限られた数しかできない。
日時を決める電話連絡には手間がかかりすぎる。
ネットやケイタイで予約するシステムもあるけれど、こっちではアナログな人の方がまだ多いのだ。
孫たちをいつも連れてきてくれるおばあちゃんにも不利がないようにしたい。
今の診療時間内でできるだけ多くの子に接種するにはこれしかないと思ったのだ。

でも、もしワクチンが届かなかったら…。
そしたらまたみんなに「ごめんなさい」の電話をするだけ。
その覚悟はできている。

そういえば途中で「下新城小学校五年生が学年閉鎖になりました」のファックスを見たような（うろ覚え）。
インフルエンザ検査陽性の子もいっぱいいたなぁ（たしかデータベースに登録したけど詳細記憶無し）。
これ以上頭と体をフル稼働すると、ぜったい壊れる。
というわけで昨日はさっさと寝た。

ひでじぃさまの「やぶ坂からの出発」をお守りのように持ち歩いている。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)

怒濤の一週間のはじまり

連日30人ほどの季節性インフルエンザワクチンの患者さんがいる（週末でたぶん打ち止め）。
今日の昼から20人に新型インフルエンザワクチンの接種を開始。
予定では、週に80人から100人ペースで新型ワクチンをやっていく。
インフルエンザ中心に風邪や喘息発作の患者さんは連休後の月曜だから100人はいるだろう。
各保育園で下痢の子が増えてきたのも気がかり。
例年この時期、ロタウィルスやノロウィルスがはやり出す。
ワクチンの問い合わせもしょっちゅうのはず。

二種類のインフルエンザワクチンが重なる今週は体力勝負。
昨日、希望者リストにあった残りの子たちに電話しまくったら、
「お兄ちゃんはA型インフルエンザになっちゃって」
などという状況にすでになっている。
小さい子たちの間で大流行する前にひとりでも多くに接種したいけれど。

読んで、ちょっとだけ書いた。
しっかり休んで、今日は早出。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)