STY落伍以来、オイラは、夢遊病者のごとくふるさとの野山を歩きに歩いた。そこには、雪解けの花々や若葉に寄り添う木々の花々が時めいていた。名前を思い出したもの、どうしても出てこないもの、日当たりのいい場所でおにぎりを頬張っていると、シジュウカラの一団も近づいてきて、「おれにもよこせ」と言わんばかりだった。花鳥風月とは、よく言ったもんだ。これで愉快になり安まるのだから。
再生するには、おいらの場合、これしかないのかも。花鳥風月に還る、あるいは、に生かされる。
再生するには、おいらの場合、これしかないのかも。花鳥風月に還る、あるいは、に生かされる。