かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

2024年のゴジラ襲来

2024-01-03 20:04:57 | 日記

年が明けて、目の前に信じられない光景が続く。

まずは、元日の夕刻

能登半島を揺るがした巨大地震。朝市の拠点を中心とした輪島の市街地の消失についてインタビューを受けた住民の老婦は、「まるで空襲を受けた後のようだ」と茫然としていた。古い家並の多くが押しつぶされていて、それは正月の午後の親族を交えた団欒を一気に消し去ったのではないかと想像され、まだ多くの人々が取り残されているのではないかと危惧する。まだ、三日現在、被害の全容は明らかではない。

能登半島の惨事があって気づいたのだが、幾本の活断層がズレたといわれるこの地質帯のどまんなかに「志賀原子力発電所」がシレッと存在していたことである。能登半島や伊豆半島はその形を見れば、地球創成以来、どんな力が加わってあのような形になったのか、素人でも分かりそうなものである。まあ、日本列島のかたちそのものが、そこがプレート同士のせめぎあいで生じたような歪(いびつ)な形をしているのであって、この地形上に原子力発電所は不向きである(というよりあってはならない)ことを示しているのではないか。

次に、正月二日の夕刻

羽田空港の滑走路で起きたJAL機と海保輸送機の接触による両機の炎上事故。瞬く間に火の手が上がったJAL機の乗員・乗客が全員助かったことは奇跡であるといっていいが、北陸の被災地に救援物資を届けようとした海保の職員五名の命はあっと今に炎上したしたようだ。能登の震災と決して無関係ではない惨事だった。原因がヒューマンエラーとしてかたずけられようが、航空機が燃料のかたまりであり、AI時代であってもいまだ機械が事故を防いでくれないことを思い知らされた。

 

どうなっているのだ、2024年の年の始まり。

本日、正月三日、今度は北九州の飲食街が炎上している。これは大規模に発展しなければいいが。

 

能登震災の遭難者の捜索と救出はまだ終わっておらず、余震も引き続き起こっており、被災地のことを慮れば、マスコミとくに公共放送たるNHK総合TVは正月番組に浮かれている場合ではないと思うのだが、もう三日目に「新春生放送!東西笑いの殿堂」などという4時間のお笑い番組をシレッと放送している。

さらにこの番組の内容を見れば、年末に報道された「吉本興業メイン芸人の性加害疑惑」が今後どのように発展するのか不明であり、民放では当事者出演番組からスポンサーが次々撤退を始めているというのに、公共放送NHKは、上記番組の半分を吉本芸人にゆだねシレッとクソ面白くもない芸を垂れ流しさせているではないか。

どうなっているのだ、2024年、辰年のはじまり。

明日以降は、自民党の「裏金疑獄事件」もさらなる展開をみせよう。戦後の政界を牛耳ってきた政党がじつは犯罪者集団だったとは(内心見当はついていたが)。昨年のジャニーズ問題と同様吉本興業と芸人たちの闇にも光が当てられようとしているのか。反省したとしているマスコミは、これにいかに向き合うのか。

・・・と話は能登震災から思わぬ方向に拡がり始め、視点の定まらぬ年のはじまりの日記となってしまったのでやめよう、酔っている。

じつは内心押し隠していた見たくもない事実が、自然災害も含め「想定外の事実」として次々と現れてきそうな年である予感がしてならない。イヤな幕開け。

 

 

 

 

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