きのうの夕方は、南の空が晴れていたから、ひさびさ、というよりも今年になって初めてのことだったのかもしれないが、ほろ酔い気分で三脚かついで宮良の海岸に下りていった。
人っ子一人いない、波音もかすかにしか聞えない、この浜は、誰気兼ねなく南の星空に向き合うことのできるお気に入りの場所だが、難点といえば西側のANAホテルの明かりがやや気になるところ。
昨夜は、これに加えて5.0月の月明かりも少し邪魔をしていたが、日没から1時間後にようやく、サザンクロスの星影が肉眼でもかすかに確認できた。
Tokinaの古いマニュアルズームにソフトンAのフィルターをかざして、焦点距離35m、ISO800、23秒で撮ったら、なんとか大きく輝いたものが写っていた。
ケンタウルスの足元β星ハダルも水平線から顔を出してくれていた。ありがとう。
南の空がよく晴れていたら、これから来月までの夕刻に、夕涼みを兼ねて降りてみよう。
ケンタウルスに護られた、祈りの星が姿を現してくれているかもしれない。遠い中東の十字架のふるさとに思いを寄せて、平和を祈ろうではないか。