鰐口のことを今日も調べていました。人吉球磨には(私が調べたところ)現存25個あるようです。記録的にはあと2個あるはずですが今はなくなっています、1つは淡島阿弥陀堂のものです。昭和40年から50年頃の記録には「奉納大非観音御宝前 日本延徳元年十一月廿四日」と刻まれた鰐口が確かにあったようです。ところが今は見当たらないのです。たぶん、取られたのだろうと思います。
ネットオークションで(鰐口)と検索をかけたら8個も売りに出されていました。一番安いのが5000円、一番高いのが13万5千円で出ていました。13.5万円のは杵築城主が宇佐地蔵寺に寄進したという銘があるので高くなっていると思われます。貴重なる文化財がネットで売りに出されているのを知ってビックリです。売値の違いは大きさと時代、それと無銘のものと刻名があることなようです。
~ネットで新品で6寸(18cm)で12800円のようです~
淡島阿弥陀堂のもこのような形で他所に売られてしまったのかもしれません。こんなモノを売買することを法で規制すべきです。美術品として所持していても「大非観音御宝前」とあるのです、バチかぶると思います。淡島のをもっている人もとっくにバチかぶっていると思われます。悪かったな!と思って我が家に忍ばせている人、山江村歴史民俗資料館(熊本県山江村)に返却を!
写真の鰐口は万江 西福寺にある鉄製の鰐口です。(鉄製は珍しいです、多くは銅製です)応永6年(1399年)と刻されています。
今日は孫ムスメの卒業式でした。雨で可愛そうでしたが、おかげさまで義務教育を巣立っていきました。
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