前にも述べた‘嗣誠獨集覧’のなかの相良長続と為続親子の部分だけ、現代訳をしていますが、ヒマヒマなのと相変わらず興味がアチコチするせいで遅々として前に進みません。
これまで‘嗣誠獨集覧’などを訳している人を見出しましたが、読まないことにしています。いちおう、自分で終えてから読み比べようと思っています。長続のところは済んで、いま為続のところです。今日、訳?したところをサワリだけ。
文明4年(1472年)は雨が降らなかったようで旱魃だったようです。(七月中旬ニ至ル迄雨一滴モ不降)と書かれてあります。そこで領主である為続は(万民の疾苦ヲ御嘆キ)して、井口八幡宮、青井社、願成寺、矢黒社に命じて祈祷などを行わせています。それも効き目がなかったのか、自ら雨乞いとして相良村の雨宮神社に参詣したとあります。そして一首
「名も高き 木末の松も 枯つべし 猶にあさましき 雨の宮哉」
と詠って帰るときに念力が通じたのか、雨が降り出したというのです。大雨になったので、木末蓑野原(現在の簑原 梢山)のところまで願成寺僧(勢秀)が雨具をもって迎えに行き、その夜は願成寺に泊まったとあるのです。
このように面白い話題があります、ところが‘わからない文字’をが出てくるのです。「炎旱」(えんかん)=日照りが強く、暑気のはなはだしいこと、「転読」(てんどく)=経典を読誦すること、など私にはわからない言葉が出てくるので、いちいち辞書をくっています。これも遅々として進まない理由なようです。慌てることはなくボチボチと、です。
人に頼まれると断る勇気がないのです(お金は持っていないので 即 断れるのですが・・・その前に持っていないことを皆が知っていますが)・・・困りましたが引き受けてしまいました。まあ、どうにかなるでしょう、と思っています。
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