5月5日深夜、あと少しで6日に日付が変わってしまう直前、空っぽになったマッハ号の
フューエルタンクに油を注ぎ込み名古屋港を出発・・・
先月の車検後、ビシッと仕上がったマッハ号はスロットルのピックアップが心地良い。
夜中に行動を共にするし疲れた心身を癒してくれる何の不服も言わない頼もしい相棒だ。
また今シーズンも街道でのBGMは子守唄代わりの Lennon-McCartney
飛騨には午前三時過ぎに到着したが夜が明ける迄に数時間しか無い。
最近特に寝不足で眠い眠い症候群を発症している。
50を過ぎた身体に睡眠不足は相当堪える。
そして・・・
早朝の外気温は2~3度しか無いのでゆっくりと入渓。
様子を覗う感じで男波をEHC#12でトレースしてみるが全く無反応・・・
色んなドリフトを試してみてやっと1尾掛ってくれ撮影に没頭していると
何処からかチリンチリンと微かにクマ鈴の音色が聴こえてくるではないか。
上流側を凝視してみると何とテンカラ竿を振っている人が・・・
「エッ!」林道のここ迄に車は一台も止まっていなかった筈だ。
彼は一体何処から現れたのだろう・・・
未だ気温も低い事だし暖かくなる迄少し時間を取る事にした。
二時間後、再び同じポイントから入渓。先程のテンカラさんが何処まで
攻め立てているか・・・それによっては渓を変えなければ・・・
ところがどっこい!
暖かくなって来たのに連動しハッチも盛んになって来た。
イタリアおやじを歓迎するかの様な好反応でおまけに何処でもライズの狂宴状態だ。
飛騨山岳部は未だ冬を引き摺り不調・・・何て言うのはウソだ!
GWも終わったしもう皐月ですぞ。今、釣らなかったら一体何時釣るの?
CDCウィングのコカゲロウパターンで数十尾・・・
16~18番サイズならどんなパターンでも咥えてくれる・・・
ピンピンの胸ビレでプリプリのエロかわ系の娘ばかり・・・
午後からはやっぱり、大きなEHCが最高のご馳走の様だ・・・
要は、アプローチ、プレゼンテーション、ドリフト・・・
撮影も飽きてしまう程・・・
二時間もあれば退渓してしまう渓なのに
途中から大型のイワナも混じる様になり・・・
釣れて釣れてが・・・止められず短い区間で五時間余りも遊んでしまった。
震災影響で釣りも自粛気味なのか余り抜かれていないのは事実だな。
7~9寸が三ケタに届きそうだったから。
お持ち帰り組が少なければサカナは一杯居残るに決まっている。
ヘロヘロになってしまい帰路途中で爆睡。
飛騨のアマゴ嬢・・・実にアッパレ!