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HONDA CB750 STREET BOBBER に装着しているタイヤと路面について・・・
フロントは AVON の Speedmaster MKⅡ 300-19 TT 54S
リアは同じ AVON の Safety Mileage MKⅡ 500-16 TT 69S
本気の走りには全く不向きなクラシックパターンのストリートタイヤだ。
こんなドレッシーなタイヤにレーシングなグリップ力を期待しても無理。
エンジンパワーに対してプアなタイヤはコントロールのし甲斐が有るのだが・・・
フロントタイヤのパターンを見れば判るが細いトレッド面に縦溝中心。
これはドライ路面時の直進性、ウェット時の水捌けには非常に効果的だ。
しかし、轍やコーナーリングで斜め横方向に掛かるGに対してのグリップ力は
車重200キロオーバーの重量級マシーンを支えるには踏ん張る限界値が
あまりにも低過ぎる感じで思い切って車体を倒すには相当な度胸が必要だ。
リアはパワーでトラクションが掛かるがフロントはブレーキングで
故意に重心を前に移動させ斜め方向のグリップを得るしか無い。
リアの流れる挙動はカウンターステアで姿勢制御出来るが
フロントが流れたり暴れたりする挙動は高速時には恐怖そのものだ。
コンクリートやアスファルト道路の路面状態は様々だが
最もライダー泣かせはグルービング工法で縦溝が施された下りのコーナーだ。
凍結路や降雨時の水捌けはスリットで効果的なのは物理的に解る。
四輪ではグリップ力が増しドリフト走行を抑制する効果も有るが
二輪の特に接地面の細いタイヤでの走行では充分なグリップを得られず
横滑りをしてしまい不安定な挙動を発生させ極めて危険な路面だ。
グルービングタイヤにグルービング工法の路面は最低・最悪の組み合わせだ。
ライダーの事を無視し、転倒させ怪我を負わせたり
殺す為に施された様なものだぞ。(怒)
初めて走行する道路でグルービング工法の施された場所に出くわしたら
心臓が縮まる思いで青ざめるのはオレだけじゃ無い筈だ。
“ この先、グルービング路面注意 ”って示した標識でも最低限設置しろよ。
路面の縦溝も怖いですが、減速させる膨らんだ段で長野にある段は段と呼ぶより壁に近いですよ(笑)
突然の段?壁?だったので転びそうになりました。
車体がツイストし出し、法定速度の半分位に
減速しないとマジで転倒しそうです。
何より後続の車が突然のロックンローラー出現に
ビックリして恐怖のフラフラ徐行運転を嫌って
追尾して来ません。後ろから見ていて多分
曲芸運転をしているキチガイと思っている
でしょうね。当面はトレッド面の太いタイヤに
交換するしか対策は無いでしょうね。