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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

高岩山

2006年01月20日 | インポート
今日の午後の仕事場所は、西有家町の高岩山山頂にある国家三等三角点・高岩山でした。

駐車場に車を止めて、きれいに整備されている登山道を、測量機材を背負ってひたすら歩く事35分で高岩山山頂に到着しました。

体重85kgを、重力に逆らって、標高880m余りの場所まで移動させるには、私にとってはかなりの運動量でしたが、自分なりのペースで、なるべく立ち止まらないようにして登りました。

ずっと小雨模様の天気で、雨合羽を着ての歩行だったので、合羽の中は汗まみれでしたが、山頂部では風も無く、気温もそれほど低くなかったので、観測時間中に体が冷える事も無く、仕事を終える事ができました。

帰りは重力の助けを借りながらの下りなので、駐車場の所までの所要時間は20分でした。

楽あれば苦あり、苦あれば楽ありを地で行くような一日でした。


豊田かずき


立ち話

2006年01月18日 | インポート
夕食後に炬燵に入ってテレビを見ていたら、「こんばんは」というお客さんの声がしたので出てみると、近所の人が玄関に立っておられました。

「実は、きょうは相談があってきました」という事から切り出されて、お客さんは玄関に立ったままで、私は板張りの所に正座したままで、話し込んでしまいました。

私の方は、30分ほどしたら足がしびれてきたので、足をくずさせてもらいましたが、お客さんの方はずっと立ちっぱなしでした。

話の内容は、宗教団体の組織的な宣伝活動の一環としてのものでしたが、こちらも色々と自分なりの考え方を話させてもらいながら、長い立ち話は続きました。

その長い立ち話が終わって、お客さんが帰られた後に時計を見てみたら、話し始めてから2時間以上の時間が経過しておりました。

最近では記録に残る長い立ち話(私は座っておりましたが)でした。


豊田かずき


穏やかな日

2006年01月17日 | インポート
今日は一日、穏やかな日よりでした。

今回の測量チームの中では、私は年長の部類に入るので、若い人たちの親切さが、身にしみてありがたく思えます。

山の上の国家三角点に登る時に、重たい荷物は、極力、私に持たせないように気を使ってくれる若い人達の心遣いを、ありがたいと思うような体力になってしまいました。

今の若い人はどうのこうのと批判的な事を言う人がおりますが、私の仕事仲間に限って言えば、きちんと長幼の序をわきまえている素敵な人ばかりです。

その様な人たちに囲まれて過した、穏やかな天候の穏やかな一日でした。


豊田かずき


平成新山ネイチャーセンターその2

2006年01月16日 | インポート
島原市の平成新山ネイチャーセンターの近くの国家三角点・垂木における仕事があったので、休憩時間にその施設の中を見学しました。

平成新山誕生までの映像や、雲仙岳が生成されるまでのメカニズムを分かりやすく解説した特殊な映像を見る事が出来て、入場は無料というのがいいですね。

おみやげ品コーナーには、大河憲二さんが撮影した、噴火後の普賢岳の写真がついた絵葉書や、湯せんべいなどがあったので、記念に買って帰りました。

周囲の風景がすばらしい所なので、今度ゆっくりと仕事が休みの日に訪れてみたい場所です。


豊田かずき


昼飯食べ忘れ

2006年01月15日 | インポート
今日は仕事で、ちょうど昼飯時間にかけて、器械の移動と設置をしなければならない段取りだったので、昼飯を食べる事を忘れてしまっておりました。

午後3時半ごろになって、今日はやけに早い時間に腹が減るなと思い、良く考えてみたら昼飯を食べていなかった事に気付きました。

その時刻のすぐ後にも、その場所の器械を撤収して他の場所に移動しなければならない段取りだったので、昼飯を食べる機会を失いました。

仕事が終わって、午後7時半ごろ家に帰り着き、昼食用の弁当をぺろりと平らげ、さらに夕食の料理まで腹に収めて、やっと空腹感が無くなりました。

私の胃袋の大きさは、2食分ぐらいは収容できるように大きくなりすぎているようです。

15歳の頃に比べて、体重が丁度2倍ぐらいになり、現在85kgですが、今年の目標は体を少し軽くする事です。

でも、今日のような食生活では当分無理のようです。


豊田かずき



何のために?

2006年01月14日 | インポート
長崎県知事選挙への立候補予定者である小久保徳子氏の街頭政治活動風景の写真で、小久保氏の周りに、着物を着たりかつらをかぶったりしている人たちが写っておりましたので、何だろうと思っておりましたが、七福神の恰好をしているのだという事のようです。

せっかく、すばらしいマニフェストを発表されたと思っていたのに、私の中では、小久保氏の陣営に対するイメージが壊れてしまいました。

衣装などの奇異な恰好で人目を引こうとするようなやり方は、私は受容出来ません。

私たち庶民の視点で物を考え、県政を引っ張って行こうと考えているのであれば、何も、見た目で選挙民の関心を引くような事をしなくても、堂々と政策を訴えればよいのにと思ってしまいます。

小久保氏の選挙に向けての活動を指導し、支援している市民派選挙に精通していると言われている斉藤氏によれば、初めて使う手法だという事らしいのですが、私から見れば逆効果のように思えます。

現に、私は幻滅してしまいました。

また、マニフェストの中に、カタカナ言葉が多すぎて、幅広い年齢層の選挙民に対して、配慮が少し足りないような気がしております。

例示しますと、

民意のリサーチ・・・
フラットな県庁づくり
知事部局にクォーター制を導入し・・・
ワークシェアリングにより・・・
負担金をサンセット方式で見直します
プライマリーバランスを改善し・・・
ヒアリング調査・・・
長崎ファンド
コミュニティーファイナンス方式
資金ニーズ
地域コミュニティー
インフラは道路です
イベント立県

などなどです。


分かりやすい日本語に代えるとか、括弧書きで日本語の意味を記述するなどして、多くの人に、主張している事を確実に伝えるような親切さが必要だと私は思います。

県職員数の削減という事に関しては、私は賛同出来ません。
県職員という職業も、雇用機会の少ない長崎県内においては、安定した就職口の一つであるという観点からすれば、その人数を減らすべきではなく、その中での経費削減策を講じるとすれば、給与を少しずつ下げてでも人数は確保しておくべきであると私は思います。

災害などが発生した場合に、組織的に動いてくれるのは、地域の実情を熟知している自治体の職員の方々です。

数さえ減らせば再構築できると言う考え方は、私には容認できません。
その事によって、余剰人員としてはじき出された人達の職業や生活に関してはどのようにせよというのでしょうか。
地方自治体の職員の意識改革は必要かもしれませんが、その職員数の削減分を民営化の導入で片付けようとする考え方には賛同できません。

要するに、役所の内部で処理できる仕事量を増やしていくような努力をしていけば、職員数の削減はしなくても済むのではないのかというのが私の考え方です。

役所全体で、現有人員は確保したまま給与を少しずつ引き下げるワークシェアリング(労働の分かち合い)方式にするか、役所の内部で処理できる仕事量を増やして、現在の給与に対する費用対効果を向上させるかにするべきであるというのが私の考え方です。

市民派であるとか庶民の目線で物事を考えるとか主張しても、その政策がその様な方向性を向いていなければ、私のような一庶民の心には響いてきません。

かといって、現状を容認している訳でもありません。
難しい選択になりそうです。


豊田かずき


長崎ルート

2006年01月13日 | インポート
今日の毎日新聞の20面の半ページを使って、九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)に関する広告が掲載されておりました。

長崎県の長崎県新幹線建設推進室によって出された広告で、Q&Aの形式による新幹線長崎ルートの必要性を主張しているものでした。

それによりますと、「西九州ルート(長崎ルート)の整備によって、博多から長崎間は1時間19分で結ばれる事になります。現在の特急は、最も遅い列車で2時間14分、最も早い列車で1時間45分、平均でも1時間57分となっており、西九州ルート(長崎ルート)の時間短縮効果は明らかです」と表現されておりました。

この表現の中で、広告文を読み取る側で間違わないようにしなければならない事は、西九州ルート(長崎ルート)の整備によって、博多から長崎間は、最速で1時間19分で結ばれる事になるという事で、現在の特急での所要最速時間、1時間45分との比較をすべきであるという点です。

現在でも最速の特急では、1時間45分で博多・長崎間は結ばれており、新幹線西九州ルート(長崎ルート)の整備によれば1時間19分で結ばれる事になり、26分の短縮になるということです。

26分の時間短縮のために、逼迫した財政状況の中で、多額の費用をかけて新幹線を引っ張ってくる必要があるのかどうかという議論になろうかと思います。

九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)に対して難色を示している、佐賀県内の長崎本線沿線自治体に対して、金子長崎県知事は、それらの自治体の負担分の一部を長崎県が肩代わりして負担してでも長崎ルートの完成を目指したいというような主旨の事を言っておられました。

毎日新聞の21面(九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)に関する広告が掲載されていた隣のページ)には、長崎県知事選立候補予定者の小久保徳子氏のマニフェストの一部が紹介されている記事が載っておりました。

「新幹線より県民にお金を回す!」 「地元負担が310億円という以外に情報が与えられていない。調査、議論をし直し、是非を見つめ直す必要がある」。というのがその内容の一部です。

私は、窓の外の風景を26分間余分に眺めている方が性に合っています。


豊田かずき



選択の構図

2006年01月12日 | インポート
2月に行われる長崎県知事選挙に立候補を表明されていた3名の内の1名が、立候補を断念されたという事を、知人からの話で知りました。

現在の所、2名の立候補予定者になっているという事になり、長崎県知事選挙は一騎打ちになる可能性が大きいと言えます。

選挙権の行使に際しては、現職を支持するのか、新人を支持するのかの選択になり、とても分かりやすい構図になっていると思います。

政策面で分かりやすい事柄としては、佐賀県などの沿線自治体が難色を示している長崎新幹線の誘致に関して、推進している現職を選ぶのか、あるいは白紙に戻して再検討するべきだと言っている新人を選ぶのかという判断になるかと思います。

諫早湾干拓に関しては、調整池の中長期開門調査はする必要はないと主張している現職を選ぶのか、中長期開門調査をするべきであると主張している新人を選ぶのかという判断になるかと思います。

情報公開に関しては、旧来の形態での事後報告型の現職を選ぶのか、豊富な情報技術関連の知識を有しているであろう新人の、政策決定過程における同時進行型の情報公開様式に期待して選ぶのかの判断になろうかと思います。

別の見方をするとすれば、今までの行政実績を評価して現職を選ぶのか、あるいは、新しい可能性に期待して新人を選ぶのかということになろうかと思います。

いずれにしましても、選挙権は個々に与えられた権利ですので、それぞれの判断で、より良いと思える人を選ばなければなりませんが、2名の立候補予定者という事になれば、選択の構図が明確になってきたのではないでしょうか。


豊田かずき



紹介文の長さ

2006年01月11日 | インポート
雲仙市のホームページの中に雲仙市の紹介というのが有り、その中に各地区の紹介というページが有ります。

合併前の各町名を、地区名に置き換えて紹介してあり、各地区の紹介が簡潔にまとめられていて、雲仙市の概観を知るには有益な情報だと思います。

ただ、少しだけ配慮が足りないのではないかと感じる所があります。

それは、各地区に関する紹介文の長さがバラバラで、紹介文の行数が少ない所と多い所では5倍も違います。

具体的な各地区の紹介文の行数は、国見地区19行、瑞穂地区11行、吾妻地区5行、愛野地区6行、千々石地区10行、小浜地区27行、南串山地区24行となっております。

奥村市長は「7つの風を集めて」という事を言われておりますので、対等合併した7つの地区の紹介文の長さとしては、ある程度の枠内に統一するのが各地区に対する常識的配慮ではないでしょうか。

また、私の住んでいる愛野地区の紹介文の左側の風景写真は、愛野展望台付近から撮影したと思われる、旧千々石町の海水浴場を中心とした写真で、愛野地区の紹介文とは何の脈絡も無い写真であると思われます。
要するに、愛野地区とは関係の無い風景写真を、編集者が誤って使用したのではないのかと私は思います。

紹介文の編集が、どのような経緯でなされたのかは分かりませんが、これだけ紹介文の長さが不揃いの所を見ると、おそらく各総合支所に、各地区の紹介文の原稿作成を依頼されたのではないかと推定されます。

仮にそうだとすれば、原稿作成の依頼をする時に、ある程度の文字数を指定して依頼するべきであろうと私は思います。

もし、編集者の一存でバラバラの長さの紹介文にしたのであれば、奥村市長の「7つの風を集めて」という意志を認識できていないように思います。

お役所仕事としては、配慮に欠けた紹介文の長さだと私は感じております。


豊田かずき


空と山

2006年01月10日 | インポート
島原市の垂木台地にある、平成新山ネイチャーセンターの近くに仕事で行ってきました。

平成新山ネイチャーセンターは火曜日が閉館日になっていて、私達以外の訪問者はおりませんでした。

昼休み時間に弁当を食べた後に、敷地内に設置してある屋外のベンチに寝転び、空を眺めてみました。

青空の手前を、綿のような白い雲がゆっくりと流れ、横の方に目を転ずると、薄く雪化粧した平成新山の山肌と頂上が望めて、すばらしい眺めでした。

普段の生活の中では、地面と平行方向の視点でしか風景を見る事はありませんが、地面に対して垂直方向の視点で風景を眺めてみるのも趣があって良いものだと気付きました。

いろいろな物事に対しても、視点を変えて眺めてみる事も必要だろうということを認識しました。

昼休み時間に得をした気分になれた日でした。


豊田かずき



厳守すべき事

2006年01月09日 | インポート
雲仙市の事務所の位置については、合併前の協定項目の中で決められており、合併直後の雲仙市職務執行者(松浦末利氏)により専決処分されて条例化されているはずです。

雲仙市の事務所の位置に関して条例化されている条文は、下記の通りのはずです。

雲仙市の事務所の位置を定める条例
地方自治法(昭和22年法律第67号)第4条第1項の規定に基づき、雲仙市の事務所の位置を次のとおり定める。
雲仙市愛野町小無田下526番地1
附則
(施行期日)
1 この条例は、平成17年10月11日から施行する。
(暫定の事務所の位置)
2 本則の規定にかかわらず、本市の事務所の位置は、庁舎の建設に要する期間を考慮して、この条例の施行の日から規則で定める日までの間は、次のとおりとする。?
 雲仙市吾妻町牛口名714番地


以上が雲仙市の事務所の位置に関する条例文であるはずです。
条例を直接読んだ訳ではありませんので、一言一句正しいのかどうかは分かりませんが、合併前の協定の中では、そのような文言にするというようになっておりました。

また、事務所の位置に関する合併前の協定合意内容の文言は、以下の様になっておりました。

「新市の事務所の位置は、愛野町小無田下526番地1外(現在の愛野町公民館の場所)とする。
ただし新市の新たな事務所の建設に要する期間にあっては、暫定的に吾妻町牛口名714番地(現在の吾妻町役場の場所)とする。

 本庁舎所在地以外の国見町、瑞穂町、愛野町、千々石町、小浜町及び南串山町のそれぞれの役場の位置に総合支所を、現雲仙支所に出張所を置く。

 なお新市の財政状況を勘案しつつ新たな事務所の建設に資する基金を積み立てることとし、合併特例債が活用できる期間内において新たな事務所を建設することを新市の基本的な理念とする。

事務所の構造、規模及び建設時期等については、新たな事務所の建設財源として合併特例債の活用を図る観点から、新市において早期に具体的な検討スケジュールを策定するものとする。

以上が、事務所の位置に関する協定合意内容の文言です。

これらの条例文や協定合意内容の文言によれば、雲仙市の事務所(庁舎)は、合併特例債が活用できる期間内において新たな事務所を建設することを雲仙市の基本的な理念とし、暫定的な事務所は旧吾妻町役場とするが、事務所を建設するとすれば、旧愛野町の特定の場所に建設することになるというように解釈できます。

また、事務所の構造、規模及び建設時期等については、新市において早期に具体的な検討スケジュールを策定するものとするとなっておりますので、早急にそのようにしていただきたいものです。

雲仙市の新庁舎に関しては、2名の市会議員の方が今回の議会定例会で一般質問のテーマとして通告されておりますが、奥村市長には、合併前に合意した協定内容は厳守して実行していただきたいものです。

雲仙市の財政力は、新庁舎を建設するだけの力があるという説明で、「雲仙市の事務所(庁舎)は、合併特例債が活用できる期間内において新たな事務所を建設することを雲仙市の基本的な理念とする」という文言が合併協定合意内容に盛り込まれておりますので、新庁舎を旧愛野町の特定の場所に建設するという事は粛々と進めなければならない事柄であると私は思います。

事務所の位置に関する合併協議会の小委員会において、何度も協議されて合意した文言ですので、7町の合併に賛成して雲仙市議会議員になられた方は、間違ってもその事に反するような考え方を主張される人はいないとは思います。

合併前に決めた約束事は、厳守する雲仙市政であるべきだと私は思います。

豊田かずき