日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

国家と国民

2006年07月13日 | インポート
安定した国家があればこそ、私たち国民の安定した生活も成り立つ。

私たちの生活の中でも、自分が普通に法を守って生活をしていても、それを騙したり脅したりして、不当な利益を得ようというような不心得者が居ないとは限らない。
そのような事柄に対しては、自分で注意して自衛するしかない。
黙っていても誰かが護ってくれるというものではない。

国家間のあり方に関しても同じような事が言えると思う。

海外にまで出向いて、危険に身をさらす必要はないと思うが、自国の国土と国民を守るための「自衛活動」には力を注いで欲しいものだ。

特に、他国へのミサイル攻撃の能力を誇示するような国に対する「自衛力」の質の向上のためには、国民から集めた税金を有効に活用していただきたいと思う。

きちんとした「防衛能力」の裏付けが無ければ、国家と国民を護る為の「自衛隊」の存在意義は薄い。

私たちがこのように自由にものを言い表現が出来るのも、独立した民主主義国家としての日本国があればこそであって、その存在に対して、軍事力を持って脅威を与えるような国に対しては、相応の対処ができるような国家であって欲しいと望む。

国連における制裁決議案に関しては、現在の日本国の主張と姿勢を貫いて頂きたい。


豊田かずき


道が川

2006年07月04日 | インポート
昼過ぎに、愛野町から有明町まで行く雲仙グリーンロード(広域農道)での様子。

急に大雨が降りだし、愛野から吾妻そして瑞穂の辺りで、広域農道より雲仙岳側の畑地帯から広域農道に繋がっている道路から、大量の雨水が広域農道に流れ込んでいた。

圃場整備された畑の中を通っている道路には、ほとんど側溝が設置されていない。
そのために、その区域に降った雨水は、その区域での低い所である道路に集まって流下することになる。

まさに「道が川」の状況になっていた所もあった。

また、広域農道の中の側溝の途中に設置してある雨水枡からは、蓋付側溝の通水断面で流下させる事ができなくなった雨水が、噴水の様に2メートル近い高さまで吹き上がっている所もあった。

そのような状況も、国見町付近では小雨模様程度に変わり、雲仙市の広がりの大きさを実感した。

一般的に、大水の影響を受けるのは標高の低い所だという認識の人が多いのかもしれないが、地面が露出している標高の高い区域においても、水の力は侮れないと思った。



豊田かずき


民営化への序章

2006年07月03日 | インポート
郵便局再編 「配達、遅くなる」 九州・山口 161局が集配停止

6月29日の毎日新聞の見出し。
以下は記事の抜粋。

民営化に伴う郵便局の集配業務再編について日本郵政公社九州支社(熊本市)は28日、「場所によっては配達が遅くなるケースもある」と説明した。
離島や山間地などではサービス低下を懸念する声が聞かれた。

集配業務が廃止される郵便局は、同支社管内で118局。
このうち普通局は5局で、残りは特定局。
時間外窓口も廃止されるため、郵便局で預かっている郵便物などは原則として受け取られなくなる。
同支社は「関係自治体の理解は得られた」と話すが、影響を受ける地域では各戸に説明文を配布し、必要に応じて住民集会も開く。

以上、毎日新聞記事より抜粋。


長崎版のページでは、以下のような記事になっていた。

郵便局の再編に伴い   県内18局無集配化に

日本郵政公社が28日発表した郵便局の集配拠点再編に伴い、県内では18局が無集配化され窓口業務のみとなる。
実施時期は対馬市内の佐須奈と小船越の2局が来年5月からで、残る16局は今年10月から。
無集配となる局は次の通り。(かっこ内は再編後の配達局)
伊王島、高島(長崎中央)▽愛野(千々石)▽有明(島原)▽深江(有家)▽北有馬(南有馬)▽大串(亀岳)▽七釜、松島(大瀬戸)▽長浦(村松)▽久賀島、五島椛島(福江)▽黒島(佐世保西)▽有川、魚目、平島(青方)▽佐須奈(比田勝)▽小船越(豊玉)

以上、毎日新聞記事より抜粋。

郵政民営化の序章であり、その実態が少しずつ現れつつある。
私が住んでいる愛野の郵便局も、今年の10月からは無集配局となる。
どのような基準で無集配局を選定したのかは分からないが、島原半島の交通の要にある愛野局が、無集配局になることは納得しがたい。

「関係自治体の理解は得られた」そうだが、雲仙市は、本当に愛野局の無集配局化に理解を示したのだろうか。
もしそうだとすれば、行政のあり方としては看過できない。
雲仙市役所本庁舎の建設場所として、合併協議会でも合意されている「愛野」である。

その「愛野」の郵便局を無集配局とする決定の裏には、「愛野」への雲仙市本庁舎建設を阻止するための政治的な力が作用しているようにも想像できる。

地方議会のほとんどが反対したにもかかわらず、強引に小泉政権が決めてしまった「郵政民営化」の悪影響が、早速、身近なところに及ぼうとしている。

改革ではなく「改悪」の典型のような「郵政民営化」だと思う。


豊田かずき