日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

大津波警報

2010年03月01日 | インポート
昨日は朝から終日、NHKは津波に関する情報を流し続けていた。

日本という国家のすばらしさを感じた。

繰り返し繰り返し、日本の沿岸に津波が到達する事を伝え、海岸や海に近い川岸に近づかないようにと警告をしていた。

そして各地の自治体職員や消防・警察などが海岸沿いを巡回して、海岸等に近付かないように触れて回ったり、防潮扉や河口の水門を閉めるなどの処置をしていた。

日本中の海岸のいたるところで。

1メートルから3メートル程度の高さの津波が襲来する可能性があると気象庁は予測していた。

第1波が小さいからといって安心してはいけない、第2波や第3波が大きい事が50年前の大津波の経験から予測できると、東大の准教授氏は教えてくれていた。

現実に1メートルを超える高さの津波が、第2波や第3波で日本の沿岸の何箇所かで観測され、被害も出ている。

有明海でも、満潮位よりも50cm程度高い水位になったと長崎県の専門家は言っておられた。

気象庁は結果として、予測値の精度が悪かったとか、警報等を解除できるまでの時間が長くて迷惑をかけたとかいって謝罪していたが、私は謝罪する必要など微塵もない、非常に適切な判断だったと思う。

結果として、人的被害がなかったことはすばらしいことだと思う。

予測できる災害に対しては、大きめに予測し、災害に引き込まれないように万全を尽くすぐらいで丁度良いのではなかろうか。



でも、きっとアホな評論家やマスコミなどが「気象庁の対応がどうのこうの」と言い出すかもしれない。

そのようなアホ評論家やマスコミの話に耳を傾ける必要はない。

今回の津波情報に関しては、気象庁とNHKに大拍手を送り感謝したい。

政権を握っているのが民主党であろうが自民党であろうが、日本という国家のすばらしさの一面を見せてくれたように思う。

ただ、あれだけの情報を流したにもかかわらず、避難指示などに従わなかった住民がかなりの数いたらしい。

アホにつける薬はないと思ってしまう。