日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

全会一致と賛成多数による議決

2006年03月31日 | インポート
読んで字の如く、全会一致とは、誰もその件に関して反対者がおらず、提案されたとおりに決したという事です。

賛成多数とは、その件に関して反対者もいたが、過半数の賛成によって提案されたとおりに決したということです。

結果としては、どちらも提案されたとおりの方針で決する事に変わりはありませんが、大きく違う所があります。

それは、賛成多数による決定の場合には、反対した者の意思をその議決行為の中に記録として残すことができるということです。

さらに、その件に関して反対者もいたのだという事を、最終的な議決結果だけを知らされた側(一般的にその会議の場にいなかった人達・・・議会の場合には一般住民)においても理解する事が出来ます。

今回の雲仙市の珍事に対する全議員の報酬のカットに関して、全会一致で決した事に、私は大きな疑問を持っております。
女性議員までもが反対しなかった事が、異常に思えます。

物事に対する捉え方や感想は人それぞれでしょうが。

私は、少数派であっても、反対しただろうと思います。
(卵にもなれなかった者が、このような事を書いても無意味なことでしょうし、批判をする側から見れば恰好の攻撃材料の提供になるのかもしれませんが)

私の考え方やこのブログで表現している事柄を、卵にもなれなかった者のひがみやたわ言と受け取りたい人は受け取れば良いと思いますし、それは各人が決めれば良い事です。

主張しなければ伝わらないのです。


豊田かずき



秋でもないのに

2006年03月30日 | インポート
秋でもないのに、耳当りのよい虫の音が聞こえるらしい。

某市役所庁舎三階の一室から。

学名:保身虫(ホシン中)

通称:反省猿的舌振り虫(ハンセイザルテキシタフリ中)

好物:野球拳風味付スーパーコンパニオン

鳴き声:「リンリー、リンリー」

習性:好物を食べた後には、リーダーの指揮棒を見て、「ホーシュカットー、ホーシュカットー」と合唱しながらサナギになり、三ヵ月後には「センセー虫」になって羽化するらしい。

座右の銘:赤信号みんなで渡れば怪我人なし。

特技:集団的自衛権の行使。

教訓:好物は、万歳三唱で一次会の終了後に、口の堅い者だけで二次会以降に食すべし。


出典:豊田かずき的思考回路事典


豊田かずき


終結宣言のようです

2006年03月27日 | インポート
西日本新聞の3月25日の記事より以下に転記。

議員報酬5%減 正副議長は20% 雲仙市議会「野球拳」
 長崎県雲仙市の一部市議が、市議会の視察旅行先の懇親会で野球拳をして衣服を脱いだ問題で、同市議会は二十四日の定例議会最終本会議で、「制止しなかった議員全員に責任がある」(酒井八洲仁議長)として、四月分の議員報酬を正副議長は20%減、議員は各5%減とする議員提案の条例一部改正案を全会一致で可決した。
 また「市民の非難を受けないよう行動しなければならない」などとする「政治倫理に関する決議」も採択した。しかし、条例一部改正案の提案理由で「野球拳」問題は一切触れられておらず、野球拳に参加した議員の特定もしなかった。酒井議長は「各議員から『全員の責任だ』との意見が多く、個々人の責任を追及するつもりはない。この問題はこれで終わりとし、市民の信頼回復に努めたい」としている。
以上、西日本新聞3月25日の記事より転記。

例の雲仙市議会の珍事に関する終結宣言を、議会議長がされたようですが、この問題をこれで終わりにしたとして、本当に市民からの信頼回復に努める事ができるのでしょうか。

個々人の責任を追及される立場にある人にとっては、都合のいい落としどころだと思われているのでしょうが、長崎新聞の3月4日の記事の内容が事実とすれば、本来その責任を追及される必要のないような議員までが足並みを揃えるような形で、懲罰的議員報酬のカットを全会一致で可決したことが不思議に思えます。

また、四月分の議員報酬を正副議長は20%減、議員は各5%減とする議員提案の条例一部改正案の提案理由で「野球拳」問題は一切触れられていなかったという事ですので、それが事実とすれば、何のための議員報酬カットなのかが明確に記録に残らないようにしているように思えてしまいます。

一貫して、議会全体の責任ということを主張してきた人たちにとっては、珍事の発覚当初から想定していた決着なのでしょうね。

このような決着により、一番得をする人は誰でしょうか?
自分の立場を守り、野球拳に興じた人達の名前を表に出すこともなく守ってあげたという様な形での決着で、当事者からは感謝されながら、事の発端をうやむやにしようとしている人が誰なのか。

珍事の順序の最初を企画した人が誰なのかが、ぼんやりと見えてきたように思えます。

いずれ、良識ある人の口から事実が語られる事を期待しておくことにします。


豊田かずき


一件落着?

2006年03月26日 | インポート
雲仙市のホームページで、雲仙市の紹介>雲仙市議会を開くと「議会からのお詫び」という文章が新しく記載されております。

これで例の雲仙市議会の珍事は、一件落着という事にするのでしょうか。

「議会運営研修時の議員の不適切な行為に関するお詫び」という題での文章で、長崎県雲仙市議会の総意として、誓いの言葉が綴られておりますが、「深く反省しております」という表現があるだけで、「申し訳ありませんでした」という表現がどこにも見当たりません。

一般的に、お詫びをする時には、「・・・したことは深く反省しております。申し訳ありませんでした」というような文章構成になるはずだと私は思うのですが。

反省という言葉を辞書で引くと、「自分の言動をかえりみること」と出ておりますので、例の件に関して、雲仙市議会は、自分たちの言葉と行いをかえりみましたよという事ですが、お詫びの言葉が表明されておりません。

反省はしたけれども、申し訳なかったとは思っていないという意味合いにも受け取れます。
私は、これが議会の総意の本質であろうと解釈しておりますし、それで良いと思います。

要するに、議会の総意として謝る必要は無く、謝らなければならないのはスーパーコンパニオンを手配する事を企画した人と、議員としての自覚を失い野球拳に興じた人であるはずですから。

結局、事実の開示をしないままに、3月議会が終わり、おそらく罰則規定などないような議員の倫理義務を謳った文書を作って、一件落着としようとしているような姿勢を感じます。

先日、「この件で一番悪いのは誰だと思いますか」という匿名のメールをいただきましたが、私は、私宛のメールは封書による手紙と同列に解釈していますので、匿名でのメールには返答をしないことにしております。
どこの誰だか判らない人から手紙が来ても、通常の場合、返事は書かないですよね。

しかし、その事については私なりに考えてみました。
見方を少し変えて、このような決着の付け方で、一番得をするのは誰かという事が分かれば、その答えは出るのではないかと思います。

議会議員全員に責任を負わせ、その責任の所在を薄める事によって得をする人は、その地域への研修を最初に企画し、宿泊先の懇親会にスーパーコンパニオンを呼ぶ事を企画した人ならびに懇親会の席で野球拳に興じた人だと思います。

また、もっと穿った見方をすれば、その様な事をした当事者たちの中に、議会全体を動かすような勢力の人物がいて多数派を形成しており、少数派の意見が抹殺されているような状況を想像する事も出来ます。
お詫びの文章の中にありますように「この反省に立って、これまで全議員で、多くの協議を重ねて参りました。」ということですので、おそらくこの件に関する対応について、各議員から、いろいろな意見が出されたのだろうと思います。

何回もこのブログで同じような事を書きますが、今回の事は、雲仙市議会全体で責任を取るべき内容ではなかったと私は思っております。
議員全員の報酬カットということを容認したという事は、あたかも議員全員での不祥事であるかのごとき印象を対外的に与え、結果的に雲仙市のイメージを失墜させたと考えられ、議会の総意としての選択肢としては誤りだったと私は思っております。

ただひとつだけ、今回の事で雲仙市議会の功績としてたたえたい事があります。

それは、全国の自治体議会議員の研修旅行や懇親会のあり方についての教訓を全国的に広めて、警鐘を鳴らしたという事です。

その情報が正しいのかどうかは議会側からの事実の開示が無いので分かりませんが、野球拳に興じたのは、議員二名と、同行した議会事務局職員一名の合計三名だったらしいというような情報もネット上で流れております。
もし仮に、それが事実とすれば、この件の幕引きの流れとしては、その議会事務局職員にも何等かの処分を課さなければならないはずだと私は思います。
そうなれば当然の事ながら、雲仙市職員(議会事務局職員は、市職員の中から議会への出向のような形になっており、給与の出所も議会費の中から出ていて、市の職員とは異なりますが)の不祥事でもあるわけですので、そのような事の諸々を隠蔽するための今回の決着のつけ方なのかなとも受け取れます。

議会議員の中からは、事実をなかなか聞き出せないというようなニュアンスのネット上での書き込みもあるようですが、自分たち内部の出来事すら開示できないような議会に、果たして執行機関の諸事を調査して監視していく事ができるのだろうかという事を感じてしまいます。

議員全員の報酬カットとお詫びの文章により一件落着とするのでは、今回の件に関しては議会の責任を果たしたとは言えないのではないかと私は思います。

以下に、このようなものを目にする機会は一生のうちに何回もあることではないと思いますので、雲仙市のホームページ上に記載された「議会からのお詫び」の全文を転記して、記録として残しておきます。

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議会からのお詫び

■議会運営研修時の議員の不適切な行為に関するお詫び

 新聞やテレビなどで報道された「議会運営研修時の不適切な行為」は、雲仙市民ならびに雲仙市出身の皆さまを始め多くの方々に大きな驚きと失望を与えてしまいました。
 また、これまで各方面から多くの疑問や批判的な意見をいただきました。
 私たちも、今回の不適切な行為は、これまで私たち議員に託していただいた期待や希望を打ち砕いた行為であったとして深く反省をいたしております。

 この反省に立って、これまで全議員で、多くの協議を重ねてまいりました。
 その結果として、今回の不適切な行為は、この研修に参加した全議員が、事の重大さを改めて認識するとともに、謙虚に反省すべきであるとの結論に至りました。

 言うまでもなく、私たち議員は常に公人としての立場を忘れることなく、責任ある行動を取らなければなりません。
 私たち議員は、今回の事を多くの雲仙市民ならびに雲仙市出身の皆さまをはじめ多くの方々にお詫びするとともに、一刻も早い信頼回復に努めて参ります。
 更に、雲仙市民の信頼に値する高い倫理義務に徹し、政治不信を招く公私混同を絶ち、雲仙市民の非難を受けないよう常に良心に従い行動することを誓うものであります。

 これまで、ご指摘ご叱正をいただいた多くの雲仙市民ならびに雲仙市出身の皆さまをはじめ多くの方々のご意見は、全議員が真しに受け止め、今後の指針といたす覚悟であります。
 ここに改めて、議会の総意として誓うものであります。


長崎県雲仙市議会
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以上、雲仙市のホームページより転記。

雲仙市民の多くが本当に望んでいる事は、このような責任の所在をぼかしてしまうような反省文を公表することではなく、事の経緯に関する「事実の開示」なのではないでしょうか。


豊田かずき


雲仙市の情報公開

2006年03月23日 | インポート
雲仙市ホームページで、行政情報>各部署からのお知らせを開くと「平成18年度当初予算(案)の概要について」というのがあります。

・ 各会計別当初予算款別内訳
・ 各会計別当初予算要求の状況
・ 基金残高および地方債残高
・ 主要事業の概要

という分類により、PDFファイルで公開されております。
奥村市長が公約とされていた情報公開の一環として、本気で取り組まれている事をうかがい知ることが出来る内容だと思います。

本来ならば、このような行政情報の公開は、旧自治体においても、当然の事としてなされているべき事柄だと思うのですが、残念ながら、役場職員や議会議員などの一部の人しか知り得ない情報として扱われていたようです。

市民に対して、当然公開すべき情報を、当たり前に、しかも迅速に公開していける環境が、インターネットの普及により、構築可能な時代になってきました。

電子情報の形にすれば、不特定多数の閲覧者に対して、同時に多くの情報発信をする事が出来ます。

雲仙市においては、執行機関側からの情報発信は、奥村市長の公約どおりに、ホームページを通して実践されているようですが、議決機関としての市議会からの情報発信が、非常に遅れていると思います。

今回の雲仙市議会の珍事は、3月4日の長崎新聞での報道以降における議会の対処の仕方に、少し問題があったように私は思います。

議会全員での報酬カットとなれば、議員が全員で不祥事を起こしたような印象を外部に対して与えるので、適切な対処法ではないと思い、このブログでも何回か指摘しておりました。
議会全員の報酬カットというところから、結果として、雲仙市議会全体が週刊誌の標的にまでされたような状況だと思います。

雲仙市議会議員が、犯罪に関わったわけではありません。
一部の、市議会議員としての自覚を一時的になくした議員のせいで、雲仙市議会全体が非難されるのは、筋違いではないでしょうか。

事の経緯を明確に示し、陳謝すべき人は公式に陳謝するのが筋であると私は思います。

市議会のホームページを使えば、詳細な状況の説明や陳謝は、簡単に出来るのではないでしょうか。
時が過ぎるのをじっと待つというのもひとつの方法かもしれませんが、それでは雲仙市議会全体の汚点として残ってしまうと思います。

誰がというような事実の開示が無いために、色々な憶測や情報が創出されているのではないでしょうか。
議会情報の詳細についてのホームページ上での公開を急いで欲しいと思っております。


豊田かずき



日本水仙とラッパ水仙

2006年03月19日 | インポート
庭のあちこちで、日本水仙とラッパ水仙の花が開花しております。

日本水仙は、白い花びら(花冠)の中央部に黄色い丸い花びら(副花冠)が配置されており、一本の茎の先端が複数に分岐して、5~6個の花を咲かせています。
学名は、Narcissus(ナルシッサス)と言い、水に映る自分の姿に恋したギリシャ神話のナルシス(ナルシストの語源)からきているそうです。
花言葉は、「自己愛」「自尊」「神秘」。

ラッパ水仙は、黄色い花びら(花冠)の中央部に、さらに濃いラッパ状の黄色の花びら(副花冠)があり、一本の茎の先端に一個の花を咲かせています。
西洋水仙の代表種なのだそうです。
花言葉は、「自己愛」「尊敬」。

今の雲仙市議会の、例の珍事に対する全議員の報酬カットという対応は、例えれば、日本水仙の様に思えます。

雲仙市議会という一本の茎の上に、複数の雲仙市議会議員(花)が存在し、発覚した不祥事の責任を皆で(一本の茎で)連帯して取ると言う対処法が最適だと考えて、そのように決着しようとしている水に映った自分たちの姿に満足しているナルシスの様に思えてしまいます。

日本水仙もラッパ水仙も、どちらもそれぞれにきれいな花ですが、私は、一本の茎に一輪の花を咲かせて、個性を主張して凛としているラッパ水仙の方が好きです。


豊田かずき


地方議員に政策募る

2006年03月18日 | インポート
昨日の毎日新聞記事の見出しのひとつです。

以下に記事の内容を転記します。

 住民本位の政策を提言した地方議会の会派や議員を表彰する「マニフェスト大賞―地方議員の政策コンテスト」が創設され、4月から全国の地方議員を対象に政策の募集を開始する。ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟が主催し、早稲田大学マニフェスト研究所が共催、毎日新聞社が後援する。
 募集期間は4月3日から7月14日まで。グランプリにあたる「マニフェスト大賞」は、選挙時にマニフェストなどで発表された政策を実現した会派のうち、最も優れた会派に贈られる。そのほか「最優秀成果・会派賞」「同・議会賞」「最優秀アイデア賞」も設けられる。第1回の各賞は、11月10日に東京都千代田区の毎日ホールで行われる授賞式で発表される。 
 問い合わせは早大マニフェスト研究所(03・5292・4381)、同賞ホームページ(http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward)まで。

以上、毎日新聞の3月17日の記事より転記。

雲仙市議会の議員で、例の珍事の企画と実行(スーパーコンパニオンを呼ぶ事の企画と野球拳を実行した行為)に関わっていなかった方々は、このような事への応募ができるようなマニフェストなどを考えて見られたら如何でしょうか。

おかしな事で有名になってしまった雲仙市議会ですが、ほとんどの議員が、その珍事には直接的な関与はされていなかったはずでしょうから。

例の珍事に関わった議員には、特別職の公務員である市議会議員としての自覚の欠如があるようですので、住民の側に立った何かを期待する事の方が元々無理でしょう。

一部の議員がしたことの責任を、議会全員でかぶる必要は全く無いですし、誰がという事を隠蔽して、議会全員で責任を取ったような形の決着方法の方が、むしろ市議会に対する住民の不信感を大きくしてしまうのではないかと思います。

ほとんどの議員が、一部の議員がやった事の責任転嫁をされようとしている事に対して、きちんと声を出すべきだと私は思うのですが。

議員本来の職務である、住民の側に立った政策の提案などにより、汚名返上していただきたいものです。


豊田かずき


春雷

2006年03月16日 | インポート
雨が降り、時折強い風も吹き、一時は雷も鳴り響いた一日でしたが、夜になって落ち着いたようです。

安穏な日常のありがたさは、強烈な自然現象が治まった後に、しみじみと感じる事が私の場合は多いようです。

ある宗教を広めている人が、苦しみも悲しみも無い、神様が支配するこの世の楽園が、大規模な天変地異の後に訪れるという意味の事が聖書の記述にあるのだと説明してくれました。

私はとっさに思いました。
苦しみや悲しみの感情があればこそ、喜びや楽しみの感情があり、そのようなことを通して人は幸福感を得ているのではないのだろうかということを。

毎日が苦しみも悲しみも無いような日常であれば、それが当たり前になり、そのような日常に対して感謝する心も薄れていくのではなかろうかと思うのです。

強い風雨と春雷が去った後の夜の静寂な時間の中で、平穏な空間の中にいることのできる幸福を感じています。


豊田かずき


有名になった雲仙市議会

2006年03月15日 | インポート
一昨日は、雲仙市議会の研修旅行懇親会での出来事が、テレビや新聞の全国版で報じられておりました。

それらの報道の中から、2つの新しい事を知る事が出来ました。
1つ目は、従来の新聞記事では「一部の議員」という表現をされていた野球拳をした議員が、2名だったらしいという事、2つ目は、スーパーコンパニオンと呼ばれるコンパニオンがいるという事です。

そのテレビ報道(13日午前6時過ぎの「やじうまプラス」)によれば、スーパーコンパニオンと呼ばれる人たちは、露出度の高い接客サービスをすることもあるようで、料金設定も、通常のコンパニオンさんよりも高めになっているようです。

そのテレビ報道の中で、コメンテーターが「雲仙市といえば火山災害があって、その復興の途上にあるのに、とんでもない事だ。住民は議会のリコールを考えるべきだ」というような主旨の事を言っておりました。

少し的外れなコメントだったと私は思いましたが、他の地域に住んでいる人たちから見れば、雲仙=火山災害に遭った地域で、現在はその災害からの復興途上にある地域というイメージが定着しているのだろうなと思いました。
また、リコールを考える事すら馬鹿げているような、他愛も無いレベルの出来事であるのにと私は思いました。

唐突ですが、スーパーコンパニオンと呼ばれる人達の、需要と供給について考えてみます。
当然の事ながら、需要があるから供給があるのです。

市議会議員の懇親会の場に、そのようなスーパーコンパニオンと呼ばれる人を呼んだのがこの珍事の発端であり、どのような経緯でその様なコンパニオンさんを呼ぶ事になったのかという事を明確にする必要があると思います。

要するに、誰がそのようなコンパニオンさんを呼ぶように手配したのかという事です。
もっと突き詰めれば、そのようなスーパーコンパニオンがいるところを選んで宿泊先を決めたのではなかろうかという疑念が生まれます。

物事の流れには、必ずその順序がありますので、その一番最初を明確にするべきでしょう。

そうすれば、おのずと、この珍事の本質的な背景が分かるのではないでしょうか。

でも、この珍事を通して、その事の良し悪しは別として、観光産業のあり方に対して、考えさせられました。

再訪問者(リピーター)の獲得のための需要と供給を考慮しているかいないかで、その地域の観光産業の盛衰は決まってくるのではなかろうかということです。

私たちの雲仙市においても、観光地として生き残っていくためには、スーパーコンパニオンに匹敵するような(誤解があるといけないので断っておきますが、あくまでも集客に結びつくような、魅力のある何かと言う意味です)、山と温泉と海を満喫できて、再訪問者を獲得できるような特徴のある何かを創出すべきであると思いました。

良識ある雲仙市議会議員の方々は、今回の珍事において、全員で連帯責任を取るということで一件落着させるのではなく、関わっていないのであれば関わっていない旨を明言し、報酬のカットを拒否する姿勢で臨んで欲しいと思います。

そうすることが、各議員に対して投票し、市議会に送り込んでくださった支持者に対する誠意ではないかと私は思います。

自分が支持した議員は、その様なことをするような人ではないと、誰もが思いたいはずでしょうから。

今のままでは、雲仙市議会議員全員が懲罰を甘受したことになり、何等かの意識を持ってその珍事に関与した事を認めた事になろうかと思います。


豊田かずき


雲仙市議会の珍事

2006年03月12日 | インポート
雲仙市議会の研修旅行懇親会での出来事報道以降の、長崎新聞ホームページ上の関連記事を以下に転記して、記録に残しておきます。

(3月7日の記事より)
雲仙市議会が陳謝 懇親会で「野球拳」
 雲仙市議会が二月に実施した議員研修旅行の懇親会で一部議員と「野球拳」をしたコンパニオンの女性が全裸になった問題で、酒井八洲仁同市議会議長は六日の定例会で議会を代表し一連の行為について陳謝した。

 議長は「議会議員として適切な行為でなく、これを見過ごし制止しなかった全議員が反省すべき行い。議員自らの責任を明確にするため、今後協議を重ね具体的な方法を示し、一刻も早い信頼回復に努めたい」と述べた。

 研修旅行は熊本県の宇城、山鹿両市議会の議会運営などを視察する内容で二月九、十の両日実施。雲仙市議三十人全員と議会事務局職員二人が参加した。

(3月11日の記事より)
全議員の報酬カット 雲仙市議会野球拳問題
 雲仙市議会が二月に実施した議員研修旅行の懇親会で一部議員と「野球拳」をしたコンパニオンの女性が全裸になった問題で、同市議会は十日、全員協議会を開き、責任を明確にするため全議員三十人の報酬カットや政治倫理条例制定など綱紀粛正策を決めた。

 報酬カットの内訳は、酒井八洲仁議長と井上武久副議長が20%(一カ月)、ほかの議員が5%(同)。市議会の信頼回復を図る決意文を二十四日開催の定例会最終本会議で決議し、市議の責務、倫理を高める政治倫理条例を早期に制定する。

 酒井議長は「今回の行為を深く反省し、市議としての信頼回復に努めたい」としている。

 研修旅行は熊本県の宇城、山鹿両市議会の議会運営などを視察する内容で二月九、十の両日実施。雲仙市議全員と議会事務局職員二人が参加した。

以上、長崎新聞の記事より転記。


一連の記事から読み取れる事は、酒井議長が、今回の出来事は雲仙市議会全体の責任という表現を一貫していて、それを雲仙市議会議員が全員肯定し、連帯責任を取るために全議員の報酬カットをして、反省の意思を表わし、事件の具体的収拾策とするという事のようです。

30名の市議会議員の中には女性議員も1名おられるので、今回の珍事に積極的に関わっておられたという事は一般的に考えにくく、連帯責任を取る必要はないと私は思います。

その他にも、一緒に研修旅行に行き、その場にいたというだけで報酬カットに足並みを揃えなければならない事を不本意に思っている市会議員もおられるのではないかと思います。

非公開の議会全員協議会で、全員の議員報酬をカットするという事に全会一致で賛成したのであれば、全議員がその珍事に対して関与した事を認めた事になります。

自分は絶対に潔白だと主張して、報酬のカット案に反対した議員はいなかったのでしょうか。

責任の所在を分散させて、一件落着の形で市議としての信頼回復に努めるということよりも、誰がどのような経緯でそのコンパニオンを派遣させたのか、どの議員が野球拳をしたのかというような具体的事実を公表する事の方が、誠意ある議会としてのとるべき態度ではなかろうかと私は思います。

全員からカットされる報酬分は、全員の同意で、私たちに分からないような他の名目で回収する事も可能ではないでしょうか。

選挙違反で逮捕され、公民権停止になった人がいたかと思えば、今回のような雲仙市民としては恥ずべき珍事が起こり、それを全体責任にしてしまって責任の所在を薄めてしまうような市議会の集団で、果たして合併協議で協議されて合意に達した新庁舎建設の件などが正等に実現されていくのか、不安感と不信感が増幅されていくようです。


豊田かずき



違うんじゃない?

2006年03月07日 | インポート
「懇親会で不適切行為 雲仙市議会の研修旅行」という見出しの長崎新聞の記事を、長崎新聞のホームページの中で読みました。

私の家は毎日新聞しか取っていないので、その記事については知らなかったのですが、一時閉鎖されていた「雲仙島原半島会議室」の情報から知りました。

以下に、その新聞記事を転記します。

懇親会で不適切行為 雲仙市議会の研修旅行

 雲仙市議会が二月に実施した議員研修旅行の夜の懇親会で、一部議員とコンパニオンの女性が「野球拳」をして、女性が全裸になるなど不適切な行為があった事が三日、分かった。

 研修旅行は熊本県の宇城、山鹿両市議会の議会運営などを視察する目的で、二月九、十の両日実施。市議三十人全員と議会事務局職員二人が参加した。九日夜に山鹿市内のホテルで開かれた懇親会には参加者全員と、接待役として依頼した二十~三十代前後のコンパニオン三人もいた。

 議会事務局と議員らの話を総合すると、懇親会が始まって約一時間半後、舞台で野球拳が始まり一部の議員が参加。その後、コンパニオン一人が全裸になり、舞台を降りて議員に酌などをし始めたため、慌てて懇親会を終了したという。

 ただ、こうした行為に関わった議員は一部で、大半の市議は仲間同士で車座で話をしたり、宴会の途中で退席した。女性に服を着るよう注意した議員もいたという。研修旅行は宿泊費や交通費は公費、懇親会とコンパニオン代は私費だった。

 野球拳をした議員は「野球拳は女性側の提案だった。促されて舞台に上がったが、酒を飲んでおり詳しく覚えていない」と話した。酒井八州仁議長は「コンパニオンは単に酌のためだけに呼んだ。酒の席とはいえ、一部で不適切な行為があったとすれば、それを止められなかった議会全体の責任でもある。今後、こうした事は絶対にないようにしたい」としている。

以上、長崎新聞ホームページの3月4日の記事より転記。


この記事から、いろいろと考えさせられました。

まず、どうしてこのような内容の記事が1ヵ月近くも経ってから新聞紙上で発表されたのだろうかという事です。

元々の情報源としては、懇親会に参加していた市会議員・議会事務局の人・ホテル関係者・その場にいたコンパニオンの中の誰かであろうという事が想像できます。
それ以外の人は知りえない事なのですから。

私の想像では、それらの内の誰かが、その人の関係者に話し、その話が人ずてに伝わっていくうちに、新聞記者の知り合いを持つ人に伝わり、そこから取材がされて記事になったのではなかろうかということです。

以前から、そのような過激なサービスをする所があるという事は、知人から聞いてはおりましたが、雲仙市議会議員の懇親会でそのような所に行き当たったという事は、お気の毒にと言うしかないですね。

これがもし、気の合った仲間同士の旅行の懇親会での出来事であったのならば「おもしろかったせん、また次もあすけ行こで」という思い出話で終わっていたはずだろうと思います。
新聞記事になどならなかったでしょう。

次に、市議会議員の研修旅行に、議会事務局職員が二人も同行しなければならないのだろうかという事を思いました。
子どもの旅行を引率するのとは訳が違いますから、本当に経費節減を考えるのならば、同行する議会事務局職員は一名で十分ではなかろうかと思います。
同行する議会事務局職員の旅費も宿泊費も、公費から支出されるのですから。

それからコンパニオンの事について。
基本的に、宴会場でのコンパニオンの仕事は、酒席での場を和ませるために、お酌をしたり会話をしたりというのが通常ですが、今回の場合にはそのサービス精神が旺盛すぎるコンパニオンに当ったという事ではないでしょうか。

そのサービス精神が旺盛すぎるコンパニオンを、雲仙市議会関係者が、特別に指名して派遣してもらったのであれば、そのようになる事を最初から想定していたのであろうという事は推測できますが、そうではなかったものと信じたいですね。

何の業界でもそうでしょうが、生き残っていくためには、それぞれにいろいろな努力をしているものです。
コンパニオンをやっている人と、宴会の席で話をする機会が過去に何度かありましたが、昼間は他の仕事をしているという人や、子どもの学費を捻出するために夜だけコンパニオンをやっているという家庭の主婦の人などもおられました。
当然の事ながら、生活のために働いているわけで、働く機会(呼んでもらえる機会)が多いほど収入も増える事になります。

今回のサービス精神が旺盛すぎるコンパニオンさんの、そのような意識の表現の仕方が、市議会議員の懇親会の場では不適切であったという事になるのでしょうね。

野球拳をした議員は「野球拳は女性側の提案だった。促されて舞台に上がったが、酒を飲んでおり詳しく覚えていない」と話したということですので、それが事実でしょう。
ただし「酒を飲んでおり詳しく覚えていない」というのは余りにも都合が良すぎます。

それから、酒井八州仁議長が「それを止められなかった議会全体の責任でもある。」とコメントされているようですが、これについては、私は違うのではないかと思います。

「こうした行為に関わった議員は一部で、大半の市議は仲間同士で車座で話をしたり、宴会の途中で退席した。女性に服を着るよう注意した議員もいたという。」のですから、一部の議員がした事を「議会全体の責任でもある」という表現をされたのでは、関与していない議員にとっては濡れ衣を着せられた事になるのではないかと思います。

一部の議員のせいで、それと同列に思われたとすれば、関与していない議員にとっては、非常に迷惑な話ではないかと思います。

一住民としては、新聞記事の事を知らなければ「議会だより」で報告されていた議員研修があったのだなという事で済んでいたのですが、知った以上は「住民を愚弄した、とんでもない事だ」という表現になってしまいます。

しかし、どのような経路で新聞記事になったのかは知りませんが、結果として、議会内部のある意味、情報公開の一端だと考えれば、「開かれた雲仙市議会」という事にもなろうかと思います。

本来ならば、このような情報ではなく、本質的な、詳細な議論の議会情報の公開を急いで欲しいと思います。

でも、野球拳をして宴会の場を盛り上げる楽しい「特技」を持っておられる人が、29名の男性議員の中のどなたであったのかは知りたいものですね。

まさか、旧愛野町から選出された議員ではないでしょうね。


豊田かずき


雲仙市の「議会だより」を読んで

2006年03月05日 | インポート
3月1日付け発行の雲仙市の「議会だより」が配られて来たので、興味深く読んでみました。

12月議会の一般質問内容の要約と、提案された議案の審議結果などを中心に編集されておりました。

私にとっては、待ちに待った雲仙市議会の情報でした。

と言いますのも、私のうちにはケーブルテレビを引いていないので、市議会の中継を見ることは出来ませんでしたから、各議員がどのような内容の一般質問をされたのか、またそれに対して市長や教育長がどのような答弁をされたのか、わかりませんでした。

わかっていた事は、雲仙市のホームページ上で案内されていた、各議員の一般質問の通告内容と議会の日程だけでした。

雲仙市の「議会だより」を読んで、まず率直に感じた事は、一般質問の所で、写真のスペースを少なくしてでも質問並びに答弁の内容ををもっと多く載せるべきではないかという事です。

各議員に付き1ページが割り当てられているようですが、中には議員の質問内容として提起されていない内容が、答弁の所で答えられている所もありました。

これは、実際は詳細な質問をされているのだけれども、編集上の処置により質問部分を省略してそのようになったものであろうという事は推察できるのですが、せめて質問内容と答弁内容の整合性は配慮して要約編集していただきたいと思います。

そのページには、必要以上に広いスペースの関連写真が載っておりましたので、その写真のスペースを4分の1程度に縮めれば、質問内容の詳細を述べた文字を配置するスペースは十分確保できたはずです。

一般的に最近の印刷物は、視覚的に見せるという事に重点を置いているような編集が主流のようですが、議会情報に関しては、読みたい人のために主眼を置いて編集するべきだと私は思います。

私は、愛野町議会議員をやらせていただいていた時に、「あいの町議会だより」の広報編集委員をやっておりましたが、その編集委員会の中で一致していた見解は、質問内容と答弁内容の整合性だけはきちんと取っておこうということでした。

また、一人の議員に割り当てられているページ数が1ページでは少ないように思います。
紙の質を落としてでも、質問の内容によっては2ページ程度までは確保するべきではないかと思いました。

予算の範囲内で、1回当りに使用できるページ数に制約があることは理解できるのですが、「議会だより」が、今のところ雲仙市議会の内容に関する唯一の文字化された、住民と議会を結ぶ情報源なのですから、その充実のための予算の確保はしておくべきではないかと思います。

従来は旧7町でそれぞれ別々に支出していた議会広報誌の発行費用が、1つにまとまった事により、単純に考えれば従来の議会広報誌の発行費用総額の7分の1で済む事になります。

しかし、議員の数が合併前の旧各町の議員数の2倍程度になったのですから、その事を加味しても、旧各町で支出していた議会広報誌の発行費用総額の7分の2程度の費用をかけたとしても十分に経費節減になるはずです。

市内の全世帯に配布される唯一の文字化された議会情報源なのですから、議会議員の研修費用名目の公費からの助成額を減らしてでも、議会広報誌の内容の充実を図った方が、私達住民にとっては有益であると思います。

研修先での懇親会で野球拳をやり、全裸になった女性が酌をするような研修旅行への公費からの支出となれば、住民を愚弄したことであり、とんでもないことです。

本来ならば議員の研修旅行は、議員の資質の向上を図るためになされるべきものであるはずですから、その費用は議員報酬の中から全額積み立てて実行されるべきものではないかと私は考えております。
議員報酬と別枠で予算化すべきものではないというのが私の考え方です。

旧愛野町の場合には、議員1人当たり1年間で5万円の議員研修費が予算化されておりました。
近隣の旧町では、議員1人当たり1年間で10数万円の議員研修費が予算化されていたという事を聞いております。

雲仙市ではどのくらいの金額が予算化されるのでしょうか。

不必要なところは削減して、必要な所に公費を投入するような、平成18年度の雲仙市当初予算であって欲しいと思います。

特に雲仙市の「議会だより」に掲載する一般質問の内容は、もう少し詳細な所まで記載できるような予算の確保をしてもらいたいものです。

質問をした議員は、詳細なデータなどを調査して、その一般質問に臨んでいるはずですし、答弁した側も同様に、質問に関連するデータなどを準備して議会一般質問に臨んでいるはずです。
一例を挙げますと、元村康一議員の、職員給与格差や市職員の役職に関する一般質問の記載内容は、きちんとしたデータを挙げておられて分かりやすく、特に興味深く読ませていただきました。

その様な詳細を伝達するための雲仙市の「議会だより」であって欲しいと思いました。


豊田かずき


一般質問をしない議員4名

2006年03月02日 | インポート
本日より、平成18年第1回雲仙市議会定例会が開催されるそうです。

3日間の休会を挟んで、6日の月曜日からは市政一般質問が6日間にわたって行われる予定が雲仙市のホームページ上で案内されております。

30名の雲仙市議会議員のうち26名の議員が一般質問をすることになっていて、一般質問をしない議員の数は4名だそうです。

議長の酒井八州仁議員、副議長の井上武久議員、坂本弘議員、大久保信一議員の4名のお名前が一般質問予定表の中に出ておりません。

お名前が出ていない4名の議員は、一般質問をするための通告書を提出期限までに出されなかったということです。
言い方を変えれば、3月議会で一般質問をする権利を放棄されたとも言えるでしょう。

30名中の26名もが一般質問をするのだと認識すべきか、30名中の4名もが一般質問をしないのだと認識すべきか、見解はいろいろあると思いますが、私は4名も一般質問をしない議員がいるという認識です。
昨年の12月議会定例会では、10名も一般質問をしなかった議員がいたという認識です。

年間で4回開かれる議会定例会において、議員は与えられた持ち時間の中で、市政に関する一般質問をする事が許されております。
要するに、1年間で4回だけ、市政に関する一般質問をする権利が与えられていると言えます。

そのわずかしかない一般質問をする権利を放棄するという事は、市政に対して全面的に肯定して納得しておられるのか、市政に対して関心がないか、病気による体調不良などによるのか、議員以外の職業の方が忙しくて一般質問の準備にまで手が廻らなかったのかなどという理由が考えられると思います。

以上に考えられる理由の中で、病気による体調不良などによるもの以外の理由であれば、住民の代表としての議員としての存在価値は薄いのではないかと私は思います。

提出された議案に対する賛否のための意見を述べて、議決権を行使するという事は、とても重要な事ですが、市政全般に関して問題意識を持ち、公開の場で一般質問をする権利を行使するという事も、同じくらいに重要な事ではないでしょうか。

ケーブルテレビによる市議会中継が実行されているという事も、一般質問をする議員の数が多くなっている要因のひとつだとは思いますが、議会の情報を詳細に公開していく事を推進する事が、議会の活性化につながり、ひいては私達住民の生活のために寄与する施策が樹立されていく事に繋がっていくのではないかと思います。


豊田かずき


雲仙市議会に望む事

2006年03月01日 | インポート
3月2日から、雲仙市議会平成18年第1回定例会(3月議会定例会)が開かれるという事が、雲仙市のホームページで案内されておりました。

雲仙市議会の、ホームページ上への議案の公開や議事録の公開などは、今後においてはなされていくのでしょうか。

隣の島原市議会では、既にずいぶん前から、市議会議事録のホームページ上への公開がなされております。
ここをクリックすれば、島原市議会の議事録が閲覧できます。

本来、議会情報というのは、秘密会以外の情報に関しては、全面的に公開していくべきものであると私は思います。

ケーブルテレビで放送するから、議会情報を公開しているという考え方であるならば、それは大きな間違いであると思います。

ケーブルテレビを見る事が出来る環境にある人は、時間的な理由や経済的な理由により、あまり多い数ではないのではないかと思います。

文字化した議会情報の、即時性のある公開を強く望みます。


豊田かずき