日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

偉くなりすぎた人

2009年08月31日 | インポート
衆議院議員選挙における各候補者の選挙運動状況を紹介しているテレビ番組があった。

見ていて驚いてしまった。

「手を振る所と振らない所がある。農協がしっかりせんと・・・・」ということを、同行しているその地区の支援者の代表と思しき人に候補者本人が言っていた。

まるでしかりつけるような口調のように私には聞こえた。

ちがうやろう。

あんたは自分に投票してもらうようにお願いして回っているとやろう。

そして同行している支援者は、あんたのために時間を割いて応援してくれているとやろう。

感謝の言葉を口にすることはあっても、自分の支援者に対してしかりつけるような口調でものを言っては絶対にでけん時やろう。

と思わずテレビ画面に向かって叫んでしまった。

中央で暮らしている期間が長くなると、地元の痛みも苦しみも目に入らぬらしく、自分は偉いんだと勘違いしてしまっている議員先生のそういう所も、今回の選挙結果に結びついているのだろうと感じた。

地元の代表として国会に出すべきでは無い人を、私たちの選挙区の人たちは正しく判断できた今回の選挙だったと思う。

しかし、政権交代の後の、新たな利権構造の中に群がる人たちをどのように御していくのか、新政権に対する不安は残る。

若い政治家の卵には、操り人形にだけはなってほしくはない。

無理かもしれないけれど。



測量法違反?

2009年08月29日 | インポート
測量法によれば、支店や営業所にて測量業を営むには、最低1名の測量士資格を持った職員をその支店や営業所の事務所に常勤させておかなければならないと決められている。

要するに、本店と1つの営業所なり支店なりを開設している測量業者であれば、最低2名の測量士の有資格者が必要で、それぞれの事務所に常勤していなければならないとされている。

雲仙市内の測量業者の実態はどうだろうか。

看板は、〇〇測量設計〇〇支店や、〇〇測量〇〇営業所などというのが掲げてあるが、その実態は年中シャッターが下りたままで、人(測量士)が常駐してそこで仕事をしている様子もないような事務所もある。

つい最近も、そうではないかと思われるような雲仙市内に営業所を出している会社が、測量業務としては大きな金額の業務を落札していた。

その業務は、測量業務としては特殊な設備を要する業務で、おそらくその落札した業者はそのような設備は保有してはいないのではないかと推定される。

だから、結果としてその業務の主要な部分は、そのような設備を保有していてそのような業務を処理できる技術を持っている業者に「丸投げ」のような形になるはずである。

雲仙市には入札監視委員会がある。

雲仙市が発注する業務において、指名された業者が、本当に関連法規に抵触していない営業形態かどうかというところの確認も入札監視委員会としては実施する必要があるのではなかろうか。

関連法規に抵触しているような(虚偽の申請をしているような)業者を指名すること事態が違法行為であり、虚偽の申請をしているような業者を見抜けないようでは話にならない。

ちなみに上記の落札業者は、旧町時代の自治体の要職にあった人とかかわりの強い会社であるから、出来レース的な入札だったのかもしれないと推察すると合点も出来る。

雲仙市入札監視委員会には、本来の意味での根本的で厳正な監視を望みたい。



もう一つの大切な投票権

2009年08月28日 | インポート
今朝の新聞の一面を使って、「一人一票国民会議」という団体が意見広告を出していた。

「一人一票」を実現する方法があります:最高裁裁判官に対する国民審査権を行使することです。

というタイトルになっていた。

8月30日の衆議院議員選挙と同時に、最高裁裁判官に対する国民審査の投票も実施される。

9名の最高裁裁判官に対して、私たちは国民審査権を行使できる。

その判断基準のひとつを「一人一票国民会議」が提示してくれている。

今回の国民審査の対象となる9名の裁判官の中で、2007年最高裁判決の中での「1票の不平等」についての意見では、その中の2名が1票の不平等を容認している。

要するに、同じ日本国民でありながら、選挙権の行使に対する1票の重みが違っても「よいではないか」という考えを持つ現役の最高裁裁判官が2名いるということ。

また、9名のうちの1名は「憲法の趣旨に沿うものとは言い難い」という意見で、選挙権の行使で1票の重みに差が有るのはおかしいのではないかという考えだと示している。

その他の6名は、2007年最高裁判決の「1票の不平等」に関する判決には関わっていないという。

その意見広告の中で、「投票時に名前を覚えていることは不可能です。この一覧表を投票所までお持ちください」と書いて、9名の裁判官の氏名と上記の内容を示している表が載せてある。

早速切り取ったので、8月30日にはそれを携行して、1票の格差を容認している2名の最高裁裁判官に×印をつけて投票しようと思っている。

国民審査により過去に罷免された裁判官はいないそうだが、国民審査権の行使も、国会議員を選ぶのと同様に、私たちに与えられた大切な権利だという認識を持つ必要がある。



茶わんむし号との遭遇

2009年08月11日 | インポート
最近、島原城の近くで仕事をしているので、当然の事ながら島原市内を通る。

数日前、仕事場に向かう車中から見覚えのあるお顔を見かけた。

島原市議会議員の清水宏さんだった。

見覚えのあるお顔と言っても直接の面識があるわけでもなく、清水宏さんが公開されているホームページ「凡人くらぶ」の顔写真で見かけていただけだったのだが。

そのホームページの中で、「茶わんむし号」と命名されているママチャリに乗って、かなり遠くまで、例えば鹿児島県の知覧までも自転車旅行をされることがあると書かれている。

車で通り過ぎる少しの間だったが、清水宏さんが毎月必ず更新されている島原市議会議員としての活動報告は必ず見させていただいており、その公開されている顔写真と同じだったので、瞬間に清水宏さんだと分かった。

何よりも、自転車の後方に何か文字が書かれていたので、間違いなく清水宏さんの「茶わんむし号」であることを確信した。

清水さんのホームページの記載内容によれば、彼は多様な社会経験の持ち主のようだ。

島原市出身で北海道大学を卒業し、東京都清掃局のし尿汲み取り業務を7年間経験されたり、滋賀県で学習塾を経営されたり、若くして奥様を病気で亡くされてからは、男手一つで二人の息子さんを育てられたり、老母の介護をして看取ったりと、いろいろな経験をされている。

また、ママチャリ(茶わんむし号)に乗って、かなりの距離を移動されるらしい。

詳細はここをクリックして、清水宏さんのホームページを最初からじっくり見れば分かる。

「男の子育て日記」を最初から読んでいくと、涙がにじむこともある。
お二人の息子さんの事を、「兄」と「弟」という呼び方で表現されているが、父親に従順だった「兄」という文字には、涙を誘うような要素が含まれている。

詳しくは清水宏さんのホームページで見ていただきたい。

島原市議会議員では、私の知る限りにおいては、清水宏さんと松坂昌應さんのお二人が議員活動報告の一環としてホームページを公開されている。

清水宏さんは、毎月25日ぐらいまでには必ず更新されているし、松坂昌應さんはほぼ毎日の様に「新土佐日記」というブログを更新されている。

お二方とも、市議会議員としての諸般の情報公開等を、自らのホームページで誠実に実行されている。

清水宏さんのホームページでは、自らが東京都清掃局に勤務されていた頃の自伝的小説であろうと思われる青春連載小説「出発」を最近書き始められた。

不特定多数の人に情報発信ができるインターネットを、もっと多くの地方議会議員が活用したらよいのにといつも思っている。

茶わんむし号に乗って島原市内を走っていた、実際には面識も無い清水宏さんを認識できたのも、インターネットの情報発信の力だと思う。

毎月25日頃の楽しみが1つ増えた。



お日様の下で働けるしあわせ

2009年08月05日 | インポート
最近の2週間は、お日様の下で働かせてもらっている。

普段はほとんどが部屋の中での作業をしているが、10年以上前に私のレントゲン写真を見た経験豊かな医者から、「あなたはあまり日光に当たらない仕事を長く続けているでしょう。骨がスカスカで女性のような骨になっていますよ」と言われた事がある。

当時はパンチパーマをかけていて、風体としては土木の現場作業員のように見られるものと思っていたが、上記のような事を言われて、経験豊かな医者の眼力に感心したものだった。

その時に、骨を丈夫にして健康を維持するためには、1日に20分の日光浴が必要だと教えられ、晴れた日の昼休み時間には極力お日様に当たるようにはしている。

しかし、ここ2週間の平日には強烈な日光の下での作業なので、いやというほど日光浴をさせてもらっている。

おかげで2週間前には86kgあった体重が、本日家に帰った時に測ってみたら81.7kgになっていた。

医者からは肥満は万病の元だから、体重を減らすようにといつも言われているので、しめしめと思っている。

おなかの周りの贅肉が減ってくると、しゃがみこんでする動きが非常に楽になる。

あわよくば残りの現場作業の2週間で、80kgを割る体重にまで減らせたらと期待している。

今日の昼間の日差しは強烈で、首から上の肌の色が赤褐色になっていた。

その分、お日様の光を体中に浴びる事ができたのだと思うと嬉しくもなるが、スポンジに水が浸透するように、水筒のお茶がドンドンと減っていき、現場からの帰りにはコンビニによって飲物を補給しなければ水分が足りなくなる。

強烈な日光の下でも、普通に働ける体を授けてくださった先祖からのDNAに感謝している昨今である。

仕事にありつけている現状にも感謝している。


豊田かずき